「魂」を考察する

梅練り

魂。

肉体の内にある物とされる。

肉体がrx78-2だとしたら魂はアムロ・レイなのだ。

下らない例えはさておき、

魂とは器に過ぎない。

と僕はそう考える。

本質としての魂は記憶の方だ。

「記憶」という液体の様な不完全な物を「魂」という容器に入れ、人間は持ち運んでいるのではないだろうか。

人格が入れ替わる描写を多く見るが、それは人格でなく、双方の記憶を上書きしているのではないだろうか。

結局、魂は無い様で有る。有る様で無いのだ。

記憶だけが、絶対的「魂」として己の中に鎮座しているのだ。

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「魂」を考察する 梅練り @umeneri_gohan

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