3話 約束の場所には

学校が終わり、彼女との約束を思い出した。

そして、俺は奈々から教えてもらった公園へと急いで向かった。

公園につくと、そこには、ホームレスに囲まれた奈々がいた。

奈々はホームレス達と話していた。

俺は、ホームレス達と話している奈々の方へと向かった。

すると1人のホームレスが、俺に気づいて、こっちを振り向いてきた。

そして、そのホームレスは聞いてきた。

「君が、さとしくん?」

「はい」

「奈々ちゃん!来たみたいだよ」

と、ホームレスの1人が奈々を呼んだ。

「さとしさん。来てくれたんですね!ありがとうございます!」と笑顔で言ってくれた。

笑顔の彼女もとても可愛かった。

ホームレス達はみんな、俺のことをじっと、見ていた。

そして奈々が俺に近づいてきた。

彼女は1枚の手紙を渡してきた。

俺は、「奈々。これは何?」と訪ねたが、奈々は答えることがなかった。

手紙の内容を見ると、それは…

「「告白」」だった。

今まで、自分には中々、彼女が出来ず、奈々が初めての彼女だった。

俺の初恋は「14歳のホームレス」だった。

「奈々、本当にいいのか?」

「うん」と笑顔で彼女は答えた。

それから数ヶ月が経ち、季節は夏になり、毎日のように暑い日々が続き、俺は奈々のことがとても心配だった。

そして、俺は、決断した。

母親と相談をして、奈々と一緒に住むということを。

これが1番の問題だった。家のない、奈々をどうにかするためにも、一緒に生活する方法以外、考えつかなかった。

そして、母親も奈々のことを理解してくれ、しばらくの間だか、一緒に生活することになった。

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