第14話 堕ちた女

最近のやつは苦労を知らない。


生きることは苦しいんだ。


男も男らしくないし、女も女らしくない。


退化を進化と間違えるのは原始的な社会の特徴だ。


ちょっと悟りの話をしようか。


真実を知ったと思ってるうちはまだ知ってない。


狭い真実にこだわってるうちは、まだ悟ってない。


川ではなく海でありなさい。


愛と慈悲を知ったと思ってるうちは、愛を知らない。


思考が残ってるうちは叡智は、真の叡智ではなく、


偉大さは偉大さが消えたところにある。



現代社会の愛することが苦手になった女たち、


金や権力に心奪われ本当の天職を知らない男たち。


愛するということは、エゴの不在であり、それは相手の奴隷になることです。


女性解放や女性の経済的自立は、女を女でないものにしてしまった。


こんな腐った世の中でも、自己実現と悟りの道を行く勇者は多い。


正しい行為をし続けなさい。


あなたらしくあり続けなさい。


失敗しても結果が得られなくても、自分を賭け続けなさい。


賢者は一人、憎しみではない真の愛を知る。


凡俗共は、一生の9割を憎しみと嫉妬にのた打ち回っているのだが。


現代社会は愛の氷河期だ。


少子化、未婚者の増加・・ 


いたずらに過ぎていく時間を憎む女たち


貴方が真の天職を知ってるなら、


貴女が真の恋愛を知ってるなら、


悟ってる。


悟りの証は、事実をありのままに受容する力と、偏見の欠如によって確かめられる。


悟りとは自分らしさからはなれないことだ。


他をうらやまないこと。


自分の本来の姿を輝かせること。


愛ある理解という子宮の中に投擲された意志という男根。


蓮華の中の宝珠 


個人的無意識と普遍的無意識が溶け合う!


子宮は魂の愛であり、男根は魂の意志である。


オーム マニ パドメー フーム


絶対の自由とは絶対の不自由だ。


すべての義務を捨てて、楽になりなさい。


あなたが心から望むことをしなさい。


私はいかなる義務もなく、すべての義務を果たし終わっているのだから。


至福や陶酔のなかでは死ねない。


私は死ぬ! 涅槃の安らぎの中で死ぬ!


死ぬ力さえ失って! ただ、守ることもできず!


悪魔の不意打ち! 


梅の花が匂ってくる。


雪解けが始まった!


家に帰りたい。


すべてが我が家だ。


もう家に帰ってきたんだよ。


空は夕焼けで真っ赤だった。


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