第3話 メルトダウン
あれは電車の中でのある夜の話だった。
あの女は美しかった。
誰にでも罪はあるものだ。
乱れた長い黒髪、控えめだが繊細な目、
君だよ。僕という怪物を作ったのは。
男の理想を形にしたような性奴隷を創造せずに、
いびつな女達を、集合的無意識から創造してきた。
誘惑に負けて、パンツの中に手を入れた。
彼女の秘所はぬれていた。
「だめ、ぬれちゃった。あっ、いく。」
極度の官能の悦楽で全身の毛が逆立つかのようだ。
彼女の膣は締りがよく、私のペニスは大きかったので、少し入りにくく、
入れる前に、手を入れたり、舐めたりしてやっと入った。
生きてるって感じる。
美に心が震える。
いつも死んでいた心が復活する。
空気が悦楽のあまり白くかすんで見える。
白い炎にかすんで・・・
彼女は、私の男根を夢中でほおばった。
太陽の周りを惑星が回るように、
私の生活はあなたを中心に回っています。
あなたなしの一日は無気力に過ごします。
一滴の覚醒のネクタルがあったなら・・・
それは愛、
人を復活させるのは愛。
解脱とは、不変の愛に目覚めること、
永遠の愛を知ることなのだ。
永遠に愛の中にいつづけ、荘厳に寿がれ・・
うっ、永遠がこんなに短いとは。
久遠の夕日は、ただ永遠の今という明日を指し示すだけ。
俺は昔に比べて、ずいぶん穢れた。
しかし、この穢れはなんて清浄なんだ。
権力や比較や競争の人生なら生まれてこないほうがよかった。
しかし、そこから脱出したならば人生はなんて豊かで生きるに値するのだろう。
流行歌手の歌声と睡眠薬に己を麻痺させた哲学青年。
道ならぬ不倫に溺れた恋愛自殺の少女。
権力で他社から尊敬をもぎ取れるという幻想を信じてる葬儀会社の社長。
ぶすに生まればっかりに、生涯の半分をフェミニストとして過ごしまわりに不快感を与えたおばちゃん。
自我のぶつかり合いにしのぎを削るサラリーマン一家の日常。
みんな精一杯煩悩を生きてる。
八百屋のおっちゃんも、悩みなんかないように見えて悩んでる。
彼女の口の中に射精した。
好きな人とやったら、射精量が多い。
人生の苦しさを精一杯味わうこと。
人生というのを本当に悲しんで喜んで生きる。それが真に生きるってことだ。
おっぱいを強くもみすぎて、彼女はちょっと痛そうだった。
夕日は焼けるように赤く、シヴァの眼差しをそこに感じた。
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