293話 高月マコトは、再会できない

「はは、ゴメンね高月くん。少し取り乱してしまって」

「久しぶり、桜井くん。帰ってきたよ」

「……太陽の女神アルテナ様ですら現代に戻るのは難しいと言っていたのに。本当に、本当によかった……」

 爽やかに言う桜井くんの目元は赤い。

 それを茶化すのは野暮だな、と思った。


「マコトさん……、嬉しいです。またお会いできて……」

「レオナード王子、ご無沙汰してました。見違えました」

 以前は美少女のようにしか見えなかったレオナード王子。

 一年ぶりに会う彼は、背が伸びて中性的な美青年となっていた。


「いえ、僕なんてまだまだです。でも、聖剣の扱いは上達しました! 今度見てください」

「ええ、是非見せてください」

「最近はレオくんと剣の稽古をすることが多いんだ」

「剣が上達したのは、リョウスケさんのおかげです」

 どうやら二人は親しいらしい。

 美形な二人が並ぶとそういうアイドルグループかな? と思ってしまう。

 

「高月くん! おかえり!」

 パン、と軽く肩を叩かれた。

 振り返るとすらりとした女騎士が立っていた。


「横山さん、久しぶり」

 桜井くんの数多いる嫁の一人、横山サキさんだ。

 クラス一の美人に拍車がかかっている。


「ねぇ、アヤとは会った!? あの子、会う度に高月くんのことで泣いてたんだから!」  

「もう会ったよ、うん。泣かれた」

「でしょ! もう離れちゃ駄目だよ!」

「あぁ、そうするよ」

 横山さんの勢いにタジタジになる。


「横山さんは、元気そうだね」

 俺が言うと、彼女は嬉しそうにニコッと笑顔になった。 


「ふふふー、これ見てよ。綺麗でしょ? リョウスケに買ってもらったの」

 と左手の薬指には大きな婚約指輪エンゲージリングが光っていた。

 以前より少し大人びて見えた。 

 これが人妻の色気か……。


「似合ってるね」

「ありがとう。高月くんもアヤに買ってあげなさいよ!」

「う、うん、そうするよ」

 横山さんからの会話が止まらない。


「サキ、高月くんは戻ってきたばかりで疲れているからさ」

「はーい、わかったわよ、リョウスケ」

 桜井くんの助け舟が入った。

 助かった。


 にしても婚約指輪ってどこで売ってるんだろう?

 防具屋や道具屋には無さそうだし。

 ふじやんに頼めば取り寄せてもらえるかな?


(あんた……、婚約指輪くらいちょっとは自分の足で探しなさいよ)

 呆れた口調が頭内で響く。

 駄目ですか? 運命の女神イラ様。


(駄目駄目よ。いい? そーいうのは一生に一度のことなんだから女の子にとってはとっても特別な行事イベントで……)

 イラ様からお小言を賜った。

 そーいえば、運命の女神様は恋愛の女神様でもあるんだっけ?

 

 俺がその小言を聞き流している時。


(おい、聞き流すんじゃないわよ)

 キイテマスヨー。



「おや、あそこにいるのは勇者マコト殿ではないか?」

「む……、水の国の勇者殿は獣の王まおうとの戦いで重傷を負われたのでは?」

「いや、聞いた話では手足を失われたとか」

「私はすでにお亡くなりになられたと聞きましたよ」

「どう見ても元気そうですよ?」

「他人の空似か?」

「しかし、光の勇者桜井様があのように親しげに……間違いないのでは?」



 わらわらと人が集まってきた。

 俺を見て、というよりは『光の勇者』である桜井くんとやけに親しげに話しているのは何者だ? ということで興味を集めたらしい。

 にしても、重傷はともかく『手足欠損』とか『死んだ』とか、噂話に尾ひれがついている。

 勇者が表舞台から姿を消すことは、いろいろな憶測を呼ぶようだ。


 その後、城では沢山の人達に囲まれ質問攻めにあった。

 どう答えたらいいものか悩んでいると、途中からソフィア王女が代わりに対応してくれた。

 多くの人に囲まれるのは苦手だから、助かった。

 

 二時間ほどかけてハイランド城の有力者へ挨拶回りをした。

 これが目的だったらしい。

 もっとも現役の勇者復帰の手続きは、まだまだ時間がかかるそうだ。

 今の俺は魔王との戦いで負傷して、引退した『名誉勇者』である。


 現在のソフィア王女は、少し離れた場所で宰相らしき人と会話している。


「ノエル様は多忙のため、本日の謁見は許可できない」という声が聞こえてきた。

 どうやら、ノエル王女とは会えないらしい。

 立場ある御方だ。

 仕方ないだろう。


(ノエル王女か……)

 煌めく金髪に宝石のような青い瞳。

 その顔を思い出した時。


 

 ーーマコトさん、もう少し一緒に……



 ふと、千年前に会話したアンナさんの顔が浮かんだ。

 つい先日のように思ってしまうが、彼女が居たのは『千年前』

 遠い過去の時代だ。


 モモとは再会できた。 

 でも、アンナさんとは……もう……。


 どうしても感傷的になる。

 いかん、心を落ち着けないと。

 明鏡止水、明鏡止水。 


 会話していたソフィア王女が戻ってきた。

 ノエル王女とのアポイントは取り付けてきたらしい。


「お待たせしました。藤原商会へ戻りましょうか」

「お疲れ様、ソフィア」

「大したことはありませんよ」

 やや疲れたように微笑む。

 何だか申し訳ないな、という気持ちが顔に出たのかもしれない。


「気遣いしてくれるなら、いっぱい構ってください」

 誰にも聞こえないように、耳元で囁かれた。


 帰りの馬車でも、たっぷりと甘えられた。




 ◇




 藤原商会に戻ったあと、ソフィア王女は用事があると言ってでかけていった。

 本当にハードワーカーだなぁ。

 祝賀会までには戻ってくるそうだ。



「ねぇねぇ、マコト。フーリに会いに行きましょうよ!」

「そうだよ、ふーちゃんは高月くんにすっごく会いたがってたよ!」

 戻った俺に開口一番、ルーシーとさーさんからの言葉だ。


「よし行こうか」

 ふじやんが開いてくれるという俺の帰還祝賀会パーティーは夜なので、まだ時間がある。

 なによりフリアエさんには、一言挨拶をしておきたい。

 過去への旅立ち前には心配かけたし。



「じゃ、私の手を握って」

 ルーシーが俺に右手を差し出す。


「うん?」

 よくわからないままその手を掴む。

 ルーシーの反対側の手を慣れた様子でさーさんが握っている。


「ほい、空間転移テレポート


「え?」

 目の前の視界がぼやけ、真っ白になった。


 次の瞬間、目の前には美しい街並みが広がっていた。


「る、ルーシー……」

「えへへ、空間転移テレポート、上手くなったでしょ?」

 素直に心から凄いと思える。

 俺は感動しつつ、回りの景色を観察した。


 太陽の国ハイランドの王都では見覚えのない建物群だ。

 そして、道行く人々は皆ローブを着ている。

 魔法使いの多い街なのだろうか?

 

「ここは?」

 俺の疑問にルーシーが答えた。

 

「九区……え? ここがあの貧民街?」

 前見た時と全然違う。


 犯罪者とマフィアと魔人族が暮らしていた街。

 スラムのようにボロボロだった建物。

 路上で寝転がっていた浮浪者の人々の姿などどこにもない。


「凄いわよね、たった一年でこんなに変わっちゃうんだから」

「九区街に居る『魔人族』が住みやすいようにって、ふーちゃんが頑張ったんだよ」

「へぇ~」

 俺はキョロキョロと、新しくなった九区街を見渡す。


 これをフリアエさんが……。

 流石は月の巫女……いや、今は聖女か。

 ただ気になることが一点。

 

「なぁ、ルーシー。どうして姫は月の国ラフィロイグじゃなくて、太陽の国ハイランドに居るんだ?」

 てっきり地元で国の復興を目指していると思ったんだけど。


「えっと、それはね……」

 ルーシーが俺に何かを言おうとした時。


「あ! ルーシーさんだ!」

「アヤちゃんだー!」

「紅蓮の牙だ、かっけー!」

「一緒にいるのって誰だ?」

「荷物持ちだろ」

「ひょろくて、何も持てなさそうだけどなー」

 子どもたちが、ルーシーとさーさんの所に集まってきた。

 そして、ナチュラルにディスられる俺。


「ちょっと、私の彼氏を荷物持ちとかいわないでくれる?」

「高月くんは、私の旦那さんだからねー」

 二人が擁護してくれた。

 その言葉に、子どもたちが「「「え?」」」という顔になる。


「ルーシーさんとアヤちゃんの男ってすげーやつなんだろ?」

「めちゃ強い勇者だって聞いたけど」

「こいつ全然魔力マナ無いよ?」

「本当に強いの~?」

 疑いの目を向けられた。 


「む、マコト。ちょっと本気を見せてあげなさいよ」

「高月くん、いつもの水魔法を使ってよ。超派手なやつ!」

 ルーシーとさーさんが煽ってくる。

 しかし……。


「こんな街中で精霊魔法なんて使ったら大変なことになるからぁ」

 さて、どうしたものか。

 うーむ、と思い悩んでいたら。

 



「我が王、お困りですか?」




 ズシン、と濃密な魔力が空中に満ちる。

 街中に居るのに、水中に放り込まれたような息苦しさ。

 魔人族の子どもたちはぱたりと口を閉じ、道行く人々がぎょっとした表情をこちらに向けた。

 そして、ルーシーとさーさんまで真顔になっている。

 子供のひとりが、やっとという感じで口を開いた。


「に、にーちゃん……、こ、この女の人は……?」

水の大精霊ウンディーネだよ」

「「「「!?」」」」

 子供たちの顔が、豆鉄砲をくらったハトのようになる。

 可愛い。

 

「ふふふ、私は我が王の言うことなら何でも聞きますからね。何なら、この街を数分で水の底に沈めることだってできます。我が王の素晴らしさは理解できましたか?」

 水の大精霊ディーアの口調は優しいが、子どもたちは水の大精霊ウンディーネの馬鹿げた魔力に当てられて呼吸すら忘れたようにほうけている。

 あと物騒なことを言うな。

 子供たちが青くなっている。


「ディーア、魔力マナを抑えろ」

「はい、我が王」

 俺の言葉に、水の大精霊はすぅっと魔力を薄めた。

 ようやく子供たちが、緊張感から開放され表情が和らいだ。


「すげーな、にーちゃん」

「やっぱルーシーさんやアヤちゃんの仲間は違うな」

「おねーさんは、どうして肌が青いの?」

「どうやって大精霊を仲間にしたんですか!?」

 結果、質問攻めにあった。

 何とかルーシーとさーさんの面目を保つことができたか。


「…………ねぇ、マコト?」


「たーかーつーきーくーん?」


 ん?

 ゾクリと寒気がする。

「どーしたの?」と振り返ると。




「「そのおんな、誰?」」




 ルーシーとさーさんの声がそろった。

 あれ? 二人はディーアと面識は……無かったか。


「彼女は千年前に仲間になった水の大精霊ウンディーネで……」

「また、マコトが女を作ってる!」

「高月くんのバカーーー!!!」

「ちょ、違っ」

「我が王、私は待つのは苦じゃありませんが、呼び出したからには構ってくださいまし……」

 空気を読まずか、あるいは故意か、ディーアが抱きついてくる。

 いや、お前勝手に出てきたんだろう。


 ルーシーとさーさんに説明をするのに、随分時間を取られてしまった。




 ◇



 九区街を進み、俺たちは大きな屋敷の前にやってきた。

 屋敷は月の国ラフィロイグの大使館だそうだ。

 ここにフリアエさんが滞在しているらしい。


「おお! ルーシー様、アヤ様! ようこそお越しくださいました」

 門番の魔人族は、ルーシーとさーさんの姿を見るや顔をほころばす。

 顔見知りらしい。


「こんにちは」

「ふーちゃんに会いに来ましたー」

「どうぞどうぞ、……おや、そちらの男性は?」

 ルーシーとさーさんは顔パスのようだが、見知らぬ俺は同じようにはいかなかった。


水の国ローゼスの国定勇者のマコトよ」

「ふーちゃんの守護騎士の高月くんだよ」

「!? あなた様が!!」

 俺の名前をきくや、門番の人の顔色が変わった。


「少々お待ち下さい! 上の者を呼んできます!」

 あっという間に建物の中に消えてしまった。

 門番は二名いて、残った一人は俺を興味深そうに見ている。


「何か?」

 話したそうにしていると感じたので、こちらから話しかけた。 


「失礼しました! …………まさか本物の高月マコト様にお会いできると思わなかったので」

 本物て。

 ずいぶんと過大な印象を持たれているようだ。


「誰から俺の話を聞いたんです?」

 てっきりルーシーかさーさんあたりが、大げさに語ったのと予想していた。



「それはもちろんにです!」



 ん?

 その言葉に、一瞬思考が止まる。


 月の国の女王。

 千年前の厄災の魔女の顔が浮かんだ。

 が、そんなわけがない。


 ここは千年後。

 月の国に王族は居ない。

 そもそも国として存在してなかった。

 それを率いているのは、つまり。


「あーあ、バレちゃった」

「会ったときに驚かせようー、って思ってたのに」

 ルーシーとさーさんの口ぶりから、ある仮説が浮かび上がった。

 

「もしかして、今のフリアエさんひめって月の国の女王様になってる?」

「そ。びっくりした?」

「ふーちゃんは、月の国の王様なのです!」

「ぉぉ……」

 びっくりした。


 そうか。

 フリアエさんが、女王様か……。

 何か似合うな。


「でも、女王様にアポ無しで会えるのかな? それに挨拶の仕方とか……」

「何言ってるのよ。同じパーティーの仲間でしょ」

「ふーちゃんは、細かいこと気にしないよ」

 俺の心配をルーシーとさーさんは笑い飛ばした。


 それもそうだ。

 まずは、戻ってこれたことを報告して、フリアエさんの近況を本人から教えてもらおう。


 ――数分後。


 身分の高そうな服装の男が、両脇に護衛を従え早足でやってきた。


 フリアエさんの姿は見えない。


「お待たせした。水の国ローゼスの『名誉勇者』高月マコト殿が訪ねてきたとか」

 硬い口調と鋭い視線。

 友好的では無い態度だった。


「久しぶりね、ハヴェル。フーリは元気?」

「ハヴェルくん、ふーちゃんは留守?」

 ルーシーとさーさんは顔見知りなのかフランクに話しかけている。


 ハヴェル……。

 その名前に聞き覚えがあった。

 確か月の国の廃墟で出会ったフリアエさんの友人の一人だった気がする。

 ただ、その時とは服装が全く異なっており、受ける印象は全然違った。


「ルーシー様、アヤ様。ご無沙汰しております。本日はご足労いただきありがとうございます」

 二人に対しては口調が柔らかい。

 演技でなく、心からルーシーとさーさんに敬意を払っているように見える。


 それゆえに、俺への態度は露骨だった。


 俺を見る目は――どこまでも冷たい。


「あなたが水の国の名誉勇者殿ですか?」

 一度は会っているはずだが、俺のことなど覚えていないという口調。


 ルーシーとさーさんは怪訝な顔をしている。

 俺にだけ態度が違うことを、不思議に思っているようだ。

 俺も不思議です。


「はい、高月マコトです」

「して、ご用件は?」

「姫……、じゃなくてフリアエさんに会いに来ました」

 俺が目的を告げると、男の眉に皺が刻まれた。


「女王陛下のことを、そのように呼ぶのは控えていただきたい。それで会う目的はなんですか?」 

 どこまでも事務的に尋ねられる。

 

 会う目的か。

 説明が難しいな。

 千年前に行くよう俺が神託を受けた話は、一部の人しかしらない。

 彼がフリアエさんから事情を聞いていない可能性もある。


「実は危険な神託にんむでしばらく旅に出ていたんですが、無事に戻ってこれたのでその連絡に来ました」

 間違ってないはずだ。


「わかりました。それでは無事に帰還されたことをフリアエ陛下にお伝えします。それだけでしたら、どうぞお引取りを」

 返事は面談拒否だった。

 どうやら俺をフリアエさんに会わせたくないらしい。

 

「……会って直接話したいんですけど?」

「フリアエ様はお忙しい。割ける時間など無い」

 会話が平行線だ。


 そこからルーシーやさーさんも会話に加わり、事情を説明した。

 しばらく粘ってみたが、結局俺たちは大使館に入れず、退散するはめになった。


  


 ◇



「どーいうこと! あの男!」

「今日のハヴェルくん、おかしかったよね! るーちゃん!」

「いつもは私たちにペコペコしてるくせに!」

「月の国で竜に襲われてるところを助けてあげたのに!」

「私だってあいつの仲間がキメラに食べられそうになってるのを助けたら泣いて感謝してたくせに!」

「恩知らずだよね、るーちゃん!」

「アヤ! 今後あいつの依頼は受けないわ!」

「うん! 賛成だよ。もう頼まれたって、引き受けないから!」


 ルーシーとさーさんが烈火のごとく怒っている。

 おかげで俺は怒りそこねた。


 ちなみに彼――ハヴェルは新生した月の国では高い地位についている。

 が、月の国ラフィロイグ復興では高ランクの冒険者であるルーシーやさーさんが相当手助けしたらしく頭が上がらないんだとか。

 だから、今日の態度はおかしいらしい。


「ふん、まぁいいわ。マコト、次の作戦よ!」

「そうだね、正直ふーちゃんに会うだけならいつでもできるしね」

 ルーシーとさーさんは言いたいことを言い尽くしたのか、怒りモードが弱まった。


「どーいうこと?」

 俺が尋ねるとルーシーとさーさんの顔が、イタズラめいたものに変わる。


「いざとなったら『空間転移テレポート』で、あの子フーリの部屋に侵入しちゃえばいいのよ!」

「よっ! るーちゃん、かっこいいー!」

 どや顔するルーシーと、煽るさーさん。


「……」

 大丈夫だろうか?

 ルーシーの思考回路がロザリーさんははおやそっくりになってる。

 そして、さーさんはルーシーの止め役ストッパーではないらしい。

 二人ともイケイケだ。


(でもまぁ、いっか)

 確かに、フリアエさんに会うだけなら何とかなりそうだ。  

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