124話 マッカレンの危機 後編

 一万匹の魔物の群れは、全て居なくなった。

 俺はルーシーとの同調を解く。


「はぁ~、マジしんどかった……」

 今回は焦った……本当に。


「あはは、お疲れ、高月くん」

「私の騎士、……やるわね」

「ありがとう、二人とも」

 さーさんと、フリアエさんがやや疲れた笑顔を向けてきた。

 二人には、本当に助けられた。


 でも、何といっても一番の功労者は、

「ルーシー、ありがとう。怪我を治さないと……、回復魔法使えるやつ呼ぼう」

「う、うん……。ねぇ、まこと。あなたって、火魔法スキルは持っていないわよね? なんで、あんな風に火魔法が使えるの?」

「ん?」

 俺はルーシーの怪我が心配なのだが、ルーシーはさっきの魔法が気になるらしい。


「えっと、水魔法と同じ要領で使えるよ。ルーシーと同調している時は、一時的に『火魔法』スキルが使えるんじゃないかな?」

 理屈は、はっきりわかってないけど。

 今度、ノア様に聞いてみようかな。


「何よそれ、反則じゃない」

 なぜか、フリアエさんにツッコまれた。


「でも、水魔法よりは操作が難しかったよ。感覚的には、熟練度が100くらい下がった印象かなー」

「ちなみに、まことの魔法熟練度っていくつだっけ?」

「260強? もうちょい、あったかな」

「「……」」

 何だよ、ルーシーにフリアエさん。その目は。



「まことくん! ルーシー!」

 エミリーが来た。いいタイミングだ。

「エミリー! ルーシーが怪我をしてるんだ。回復魔法を頼む」

 顔見知りの僧侶が来てくれた。

「任せて!」

 エミリーが呪文を唱え、ルーシーの傷が癒えていく。

 よし、これでルーシーは大丈夫だ。

 あとは、古竜のところに向かうだけだ。


「さーさん、一緒にニナさんのところに……」

(待って! まこと)

「待ちなさい! 私の騎士!」

「ん?」

 ノア様とフリアエさんに、同時に声をかけられた。


(古竜はダメ! 今来てるやつは二千年は生きてる古竜の中でも古株よ。まことじゃ、勝てないわ)

「古竜と戦っちゃダメ。そっちには破滅の未来が……、でも私の騎士なら大丈夫なのかしら……」

 ノア様は真剣な声。

 フリアエさんは、途中で意見がブレたらしい。どしたの?

 

(ノア様。では、質問ですがルーカスさんたちは、古竜に勝てますか?)

(……まこと。辛いと思うけど、世の中には諦めないといけないことが……)

「よし! さーさん、行こう!」

(ちょっとぉ!)

 諦めるのは、却下で。


「うん。ニナさんのところ?」

「ああ、古竜を倒す!」

(だから、倒せないって!)

「まぁ、まぁ、やってみないとわかりませんよ?」

「高月くん、誰と話してるの?」

「女神様。姫は、ここで残っていてくれ」

「う、うん……」

「まこと! 気を付けて!」

 心配そうなフリアエさんと、辛そうだけど笑顔のルーシーに見送られながら、森の奥を目指した。

 俺とさーさんは、魔物たちの死体のわきを抜け、森の中を走る。

 ……訂正、焼け野原の中を走る。 


「ルーカスさんたち無事だといいけど」

「みんなベテランさんたちなんだよね? きっと大丈夫だよ」

 さーさんと会話しながら、古竜のもとへ急ぐ。

 心配だ、ニナさんや他のみんなが。


(……まこと、聞きなさい)

 ノア様の冷たい声が響いた。


「何でしょう? ノア様」

(今のまこととあやちゃんじゃ、古竜に絶対に勝てないわ。引き返しなさい)

「でも、ルーカスさんやニナさんたちが戦ってくれているのに、俺だけ逃げるわけにいきませんよ」

「高月くん、女神様は何て言ってるの?」

「俺やさーさんじゃ、古竜に勝てないって。……さーさん、ここまで来てくれて悪いんだけど、さーさんは先に戻って……むぐ」

 さーさんに、いきなり頬をつねられた。

 ちょっと、痛い。


「バカなことを言うのは、この口ですか~?」

「ごめん、もう言わない」

 ここまで来て引き返してくれ、ってのは無しか。 

 ……最悪、さーさんは『残機』スキルがある。

 俺と違って、生き延びる可能性は、はるかに高い。


(ねぇ、まこと。もしかしたら、冒険者たちはすでに全滅してるかもしれないわ……)

「って、ことはまだ全滅してないんですね」

 本当に全滅してたら、ノア様の性格ならそれを教えてくれるはずだ。


(私の性格を読んでくるのヤメテくれる!?)

「ノア様がわかりやすいんですよ」

 それにしても今回は、ノア様の引き留めが粘り強い。

 そんなに、危険なのだろうか?


「高月くん、何か手はあるの?」

 さーさんも、不安げに聞いてきた。

 引き返す気は無いみたいだけど、女神様が勝てないと言ってれば不安になるか。


 まあ、こういうときはアレだ。

 俺は、信者ゼロの女神様に入会した特典を得ないと。


「ノア様。助けてください」

(………………え?)


「たった一人の信者がこのままだと死んでしまいます。助けてください」

 THE・神頼み。

(ストレートに来たわね……)

 たまには、真正面から頼ってみようかと。

 で、どうでしょう?


(………………)

 まぁ、手が無いなら、自力で考えます。

 もう一回、『RPGプレイヤー』スキルさんに選択肢を依頼するか。

 改めて、水の大精霊……、これは正直あてにならんな。

 他は、……うーむ。


(………………無くはないわ)

 お?


(……あぁ、まことに『これ』教えたくなかったんだけど……)

「何か、手があるんですね!?」

(……危険な手段よ? 使うのはこれっきりに、しなさいよ)

「前向きに検討します」

(ちょっと!)

「冗談ですよ。 で、その方法とは?」

(……うぅ)

 頭をかかえるノア様。


 ――不承不承、ノア様はその『手段』を語ってくれた。



 ◇



 古竜の姿が見えてきた。

 古竜と向かい合っているのは、見慣れたベテラン冒険者たち。

 その中心に居るのはルーカスさん。


 古竜以外にも、竜が何体かいる。

 取り巻きの竜まで、居るのかよ!

 ニナさんや、何名かでその竜の相手をしている。

 苦戦してるな。


「ルーカスさん!」

「まこと!? バカ野郎! 何で来たんだ!」

 ルーカスさんに怒鳴られたが、俺は無視した。

 放っておけるわけないでしょうが!


「さーさん、ニナさんたちの手伝いを頼む!」

「うん、わかった! 高月くんも気を付けて!」

 古竜もだが、普通の竜の相手をしている冒険者たちの負担が大きい。

 何名かは、流血して倒れているものもいる。

 さーさんが、そこにツッコんでいって手近な竜の頭を『鬼神の大槌』でぶっ飛ばした!

 ドガン、と竜の脳天に大槌が直撃して、竜が目を回している。

 すげぇな。


 っと、俺は古竜を倒さないと。

 ルーカスさんに近づく。

 彼らもまた、満身創痍だ。

 鎧も武器もボロボロになり、身体中から血と泥に汚れている。


「……まこと、言っておくが奴には、俺を含めほとんど攻撃が通らない。状況は、絶望的だぞ」

 ルーカスさんが、疲労した表情で苦々しげに言った。

 他の冒険者を見ても、諦めている様子は無いが表情に明るさが無い。

 俺は、ノア様の短剣を古竜に向けて構えた。


「……愚カナ虫ケラガ。ゾロゾロト現レオル」

 うお、古竜が喋ったー!

 

「高月くん! あの魔物喋ってるよ!」

 さーさん、そっちのバトルも忙しいのにいちいち反応してくれるんだね!


「ああ……うん」

 てゆーか。さーさんもカテゴリー的には魔物じゃん?

 別に喋る魔物は珍しくないよ?


 黒い古竜の鱗は、多少の傷はあれど、元気そうに見える。

 比べて、こちらの冒険者たちは皆ボロボロ。

 わかりやすく劣勢だ


「まこと、何か手はあるのか?」

「……一応『裏技』を持ってきました」

「それで、俺たちどれくらい時間を稼げはいい?」

「何か聞かないんですか?」

 俺は少し驚いてルーカスさんの顔を見る。


「まことが勝算がある、って言うなら信じるさ」

 にやりと笑って、言い切られた。

 他のベテランさんたちも、同じみたいだ。


「なんせ『クエスト成功率100%』のまことだからな」 

「なんです、それ?」

「知らないのか? お前の二つ名だよ。マリーのやつが、クエストの棚卸しをしてて気づいたらしくてな。マッカレン冒険者ギルドで、唯一のクエスト失敗なしの冒険者がまことだ」

「ま、その九割以上がゴブリン狩りだけどな」

「ああ、そういえばゴブリンの掃除屋って二つ名もあったな」

「俺は、そっちしか知らないですよ」

 俺の知らない間に、そんな二つ名が。

 マリーさん、もっと早く気づいてくださいよ。



 ――グォオオオオオオオオオオ!



 古竜が、唸り声と共に大きく羽ばたく。

 突風が巻き起こり、木々の葉が吹き飛んでいった。

 ……待っててくれた?

 いや、違うな。

 やつは、自分で回復魔法が使える。

 見ると、ルーカスさんがつけた傷がすべて癒えている。

 まったく、厄介な敵だ。


「行くぞ! まことの援護だ」

「「「「「おう!」」」」」

 冒険者たちが古竜に一斉に向かっていった。

 ルーカスさんの闘気を纏った剣技が。

 上級魔法が、古竜を襲う


(ダメージになってないな……)

 このままじゃ、倒せないだろう。

 唯一、古竜に傷を与えているのはルーカスさんの剣技だけだ。

 古竜もルーカスさんだけには、注意しているように見える。

 それ以外の冒険者の攻撃は、ほとんど効果が見えない。



 俺は、火の精霊の魔力を充電した短剣を握り直した。

 ルーシーと同調した時に、充電した最後の魔力だからやり直しはきかない。

 一発勝負だ。


(……よし)


 俺はノア様に教えてもらった方法を試す。


 自分の短剣の刃を、手に押し当てた。

 ……痛い。

 でも、痛みは我慢だ。

 刃が皮膚を切り裂き、血が滴る。

 ノア様の短剣が血を吸い、鈍く輝く。



 ――捧げます、ノア様。



 その瞬間、身体からごっそり『何かが』奪われる感覚に襲われた。

 身体が怠い。

 右手の短剣は、禍々しく輝き始める。

 これが、『神気』か……。

 

 俺はいつもノア様に祈りを捧げるように、短剣を両手で掴む。

 そして、祈る。

 信じる女神様への奇跡を。 


 

 ◇



(まこと……神器で自分を切って、血を刃に含ませて『捧げる』と言って私に祈りなさい)

「……えっと、するとどうなるんです?)

 なんか怖い儀式みたいなんですけど。


(生贄術……、最近の人族は自爆魔法って呼んでるんだっけ? それが使えるわ)

「自爆魔法!」

 太陽の国で、蛇の教団が使ってたあれか!

 魔力が無くても、寿命を使って魔法が使える……って。


「俺、死んでしまうんじゃ?」

(古竜とまともに戦ったら、どのみち死ぬわ)

「自爆魔法を使わなくても、火の精霊の魔法で勝てませんか?」

 俺はちらりと、ノア様の短剣を見て聞く。


(無理ね。まことは魔法剣技スキルを持っていないから、群れに居た雑魚共ならともかく古竜は倒せないわ)

「自爆魔……生贄術を使うとどうなるんです?」

(私が力を貸すわ。まことの寿命と引き換えに。……気は進まないけどね)

「何でです?」

(あのねぇ! 私はまことに強くなって、長生きしてもらわなきゃ困るのよ! まことのことだから、こんな方法を教えたら今後も気軽に使いそうだし!)

「……」

 

 正直、使えそうなら多用しそうな気がする。

(駄目、絶対!) 

 じゃあ、気を付けて使います。

(絶対よ! わかったわね!)

 俺はノア様と約束して、新しいチカラを得た。



 ◇



 ――ノア様、チカラを貸してください。



 俺は祈りを終え、

「ルーカスさん! 準備できました!」

「わかった! おまえら! 散開!」 

 ルーカスさんの掛け声で、みんなが一斉に古竜から距離をとる。

 

 短剣を振りかぶる、俺と古竜の目が合った。

「……虫ケラガ」


 その言葉を気にせず、魔法剣技を放った。



 ――炎龍の神爪


 

 3本の炎の爪が、古竜へ襲いかかる。


「……クダラヌ」  

 古竜には、その魔法は脅威に映らなかったらしい。

「まこと……」

 ルーカスさんにも、やや落胆の表情が見える。


 だが。

 その魔法には『奇跡』への祈りを込めてある。

 願う奇跡は『必中』と『神撃』。



『必中』は、昔ニナさんが巨神に指でつつかれた時に見た奇跡だ。

 見た目はゆっくりなのに、その奇跡を持ってすれば『必ず当たる』。



『神撃』は、ノア様の短剣にも付与されている奇跡。

 普段から、よく切れる短剣だなぁ、って思ってたけど。

 どうやら、そんな物騒な名前だったらしい。

 その『神撃』の奇跡を、魔法に付与した。



「……我ハ、竜王アシュタロトサマの直参。矮小ナ……」

 それが、古竜の最後の言葉だった。

 避けられたと思った魔法が、古竜に当たり。

 音もなく、古竜の身体が4つに引き裂かれた。

 どさりと、死体が地に落ちる。


 短剣の禍々しい光が消えた。

 身体が、鉛のように重くなる。

 ……なんか、生命力を吸われた感じがする。

 例えるなら、三日間徹夜でゲームしてエンディング見終えた直後みたいな。


「「「「……」」」」

 ルーカスさん含め、冒険者全員が信じられないものを見る目でこちらを振り返った。

 ……ついでに、周りにいた竜もそれを見て動きが止まっている。


「お前ら! 高月くんに同じ目に合わされたいか!」

 さーさんの『威圧』スキルがとどめになったらしい。

 残りの竜は、慌てて飛び立っていった。

 ……助かった。

 もう、動けそうにない。

 その場に膝から崩れ落ちた。

 ……眠い。


「高月くん!」

 さーさんに支えられ、何とか意識を保つ。

「まこと……さっきのは、……いや。何でもない。助かったよ、街に戻ろう」

 ルーカスさんの微妙な表情からして、『禁呪』である自爆魔法を使ったことに気づいたのかもしれない。

 

「むっ! だれかが居ます!」

 ニナさんが、急に森の中に突っ込んで行き、ローブを着た女を羽交い絞めにしてきた。

「は、離せ!」

 その顔には蛇の入れ墨があり、頭に角が生えている。

 魔人族。

 ……そして、蛇の教団の関係者か。

 

「こいつ、どうしまショウ?」

「身柄を拘束してギルドか、神殿に引き渡そう。今回の魔物の集団暴走に絡んでいるかもしれない」

「魔人族が裏で手を引いてたのか」

「大魔王復活の準備を始めてるって噂は本当だったんだな」

 ベテラン冒険者は、そこに驚きは無いようで、冷静に話している。

 俺はというと、太陽の国でひどい目に合ったので正直もう会いたくなかったのだが。

 本当、ロクなことしないな、こいつら。

 

(うっ……)

 急に眩暈がした。

 視界が暗くなる。

 ……ダメだ。

「高月くん?」

「……ごめん、さーさん。少し寝る」

 俺は、意識を失った。



 ◇



 目を覚ましたら、ルーシーとさーさん、フリアエさんの顔があった。

「まこと、大丈夫?」

「はぁ、よかったぁ! 高月くんが目覚ましたー」

「私の騎士、無茶したわね」

 心配かけたか。


「ごめん、起きるよ」

 いつものギルドの休憩所で寝かされていたらしい。

 とりあえず、ギルドのエントランスに向かった。


 冒険者ギルドの中にある酒場は、お祭り騒ぎだった。

 一万を超える魔物の集団暴走スタンピードから生き延びたのだ。

 ギルドのメンバーだけでなく、街の兵士や神殿騎士もいる。

 ふじやんをはじめ、商人の姿も見える。

 街全体が、今回の勝利に沸いている。


 どうやら、ギルドのエントランスに人が入りきらず、外も宴会場になっている。

 折角だし、俺たちもその祭りに混じった。

 しばらくは、色んな人たちに挨拶して回った。

 その後、適当な席でチビチビ酒を飲みながら、周りの様子を見てみると、


 ルーシーが、若い冒険者に囲まれている。

 みんなが魔力切れになる中、ずっと隕石落としを使い続けていた姿に若い冒険者たちは感動したらしい。

「どうやったらルーシーさんみたいになれるんですか!?」

 とかブロンズランクの冒険者が、キラキラした眼差しを向けている。

 人気者だねぇ。


 さーさんは、というと。

「なぁ、あんたの威圧すげぇな」

「ねね! あやちゃん! 今のランクは?」

「うーん、ストーンランク?」

「「「「「は?」」」」」

 ベテラン冒険者に囲まれて、ストーンランクであることを驚かれている。

 まぁ、……『威圧』スキルで竜を追い払えるやつがストーンはないよなぁ。


 俺はというと、フリアエさん、マリーさんやら、ニナさんやらふじやん、クリスさんと同じテーブルでまったり飲んでいる。

 ルーシーと同調した火魔法のことで、冒険者に囲まれそうになったのだが、次期領主であるクリスさんが一緒の卓にいるので、みんな気軽に近づけないようだ。

 そう! クリスさんは無事、領主に内定したのだ!

 よかった、よかった。

 というわけでマッカレンの無事と、ふじやんの奥さんの次期領主の祝いをしていた。



(あれ……?)



 喧噪の中。

 誰にも気づかれないよう、そっと席を離れる黒髪の美女が目に留まった。

 フリアエさんだ。

 ちらりと見えた横顔は、少し元気が無いように見える。

 今日、俺とルーシーのピンチに颯爽と駆けつけてくれた月の巫女。


 寂しげに外に出ていくのが気になって、俺はそのあとを追いかけた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る