応援コメント

背信の業火⑫」への応援コメント

  • ブルートさん、追撃部隊に志願したのは、彼らを内側から食い潰すためだったのですね。まさに獅子身中の虫という感じで、そしてその忠臣ぶりに改めて好感を覚えます。
    そして雷獅子氏がついにこちら陣営に! 理由が絆されてつるみたくなったとかでなく、「戦って倒したいから」という軸が、彼の「信仰」を目にしてしまった後ですらブレないのが、彼らしくて良いですね! 次にどういったタイミングで顔を出してくれるのか、今から楽しみです!

    作者からの返信

    今回、ブルートにはトリックスターを演じて貰いました。双子を襲撃したハゼルはシンに森で殺されましたが(意地悪なカミサマ)、ブルートは雷獅子に対し、ハゼルの死体はポート・エリアで発見したと嘘の報告をしています(獣達の穴倉)。その為、読者の方々にも何が起こっているのかは分かりにくい構成になってしまったかと思います。敵を騙すには味方から、強敵を騙すには読者から。雷獅子はカンで当たりを引き当てやがりましたけども。

    雷獅子は、結局どこまで行っても厄介な敵です。圧倒的で、理不尽で、悪運が強く、何度撃退しても必ずまた戻って来る。どんな困難に直面しようと、「強敵と戦う」という目的の為なら笑って乗り越え、再び主人公の前に立ち塞がる。いつしか読者の方々に「雷獅子なら仕方ないか」「絶対此処でやって来る。だって雷獅子だもん」「それでも雷獅子ならなんとかしてしまうだろ」と思わせる事が出来たなら、私が執筆屋としてやりたかった目標の一つは達成です。魅力的な敵役が書けなければ、面白い物語は書けないでしょうから。

    いつも読んで頂き、ありがとうございます。
    ”信仰”の件に目を留めて頂き、本当に嬉しかったです。流石ですね。