第16話 ある意味怪談?

私が若かりし頃、17~18歳の時分の話をします。

その当時はサーフィンにハマっていて週末はサーフィンの先輩たちに連れられて海へ行っていました。(まだ車の免許もなかったので)

大体出発は夜の12時前後で、途中で休憩したりして3~4時間で海に着き明るくなるまで少し仮眠をするのが通例になっていました。


その中である先輩と海に行くときの話です。

この先輩をKさんとします。

Kさんと伊良湖に行くときは大体7時位に地元を出て、伊良湖の少し手前の24時間営業のサウナで仮眠をとるのが多く、この話もその時の話です。


金曜日の夜、何時ものようにKさんに迎えに来てもらい出発します。

国道で鈴鹿峠を越え東名阪に乗り、桑名から23号線を東へ名古屋を越え1号線で豊橋まで行き、細かい道は覚えてないですが豊橋市と田原町の境あたりにそのサウナはありました。

夜の11時頃にサウナに着き、二人で風呂に入りそれから仮眠室へ行き仮眠をとることにしました。

仮眠室は薄暗くしてあり絨毯を敷いてあるだけで、後は毛布が置いてあるので適当に空いているところで寝ます。

その夜は壁際で、壁の方を向いて寝ていました。

どれくらい寝ていたでしょうか、何か下半身がモゾモゾします。

ハッキリと目が覚め様子をみてると、誰かの手が私の物を弄ってます。

意味が解らずパニクッテいると、もう一本手がお尻を触り始めました。

我慢の限界で、叫び声をあげ飛び起きその部屋から逃げ出しました。

フロントに飛んでいき今の出来事をまくしたてましたが、フロントの人は爆笑しながらこのサウナにはそっち系のお客が多いことを教えてくれました。

先輩のKさんは心配でしたが二度とその仮眠室に入る気はおきなかったです。


まだ、世間を全然知らなかった私には衝撃が強すぎました。

この話は、心霊ではありませんが許してください。

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