3話⭐午前九時の朝食

とりあえず、腹ごしらえ。


ということで朝食を食べることにした。


「学校には体調不良で

休みますって電話しといたわ」


母さんに感謝しなきゃな。


『ありがとう』


「ねぇ治、ずっと学校に

行かない訳にはいかないから

文和果ふみかちゃんに制服貰いましょう」


母さんの言う文和ちゃんとは

従姉妹で俺の通ってる学校のOGだった。


六歳上の従姉妹なら

まだ制服を持ってるかも知れない。


かなり嫌だが、他に手立てはない……


「そりゃいいけど、文和だって忙しいだろ?」


今年の春、専門三年になった

従姉と話したのは正月以来だ。


「朝ご飯食べたら電話してみるわ」


まあいいかと思いながら朝ご飯を食べた。

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