前のエピソード――第673話 Why is there something rather than nothing?…なぜなにもないのではなく、なにかがあるのか

Kuleshov Effect…クレショフ効果　世の中にはいろいろなエフェクトがあって、これは映画の演出技法のひとつ。無表情な女子高生をまず映し、次にカリカリ、ネコの墓、ソファに横になっているネコ、の場面をつなげると、その女子高生の心理は、お腹が空いている、悲しんでいる、幸せである、というように、見ている人間には解釈できる、と、先生（国語の先生かな）が、どうだ、って感じの顔で説明をする。その次に落書きをしている女子高生、窓の外を見ている女子高生、うなずいている女子高生をつなげると、ちゃんと意味が出てくるという、まあそういうわけね。認知バイアスってのは、いろいろなミステリーのネタとして応用可能なんで、ちょこちょこっとウィキペディアを見てメモしておくといいよ。