第19話-6

 超能力属性。


 見落とされがちだが、超能力というのもれっきとした属性だ。


 魔法少女を名乗るのに無理があるちょっと年齢高めの女の子が、不思議な属性を持つとしたらこれ。

 中・高校生で魔法少女はきついけど、超能力少女なら問題ないのだ。


 時をかけ〇少女。

 エス〇ー魔美。

 山田くんと〇人の魔女。


 超能力に目覚めるのは女子中・高校生ばかりである。


 そう、つまり――。


「大人になりかけの中・高校生と超能力は相性がいい!!」


「いいんだねタカちゃん!!」


「そして、超能力少女は、ちょっとスケベな感じがある!!」


「……それは作品によりけりな気がするよ!! タカちゃん!!」


 という訳で。


 魔法少女の互換として、超能力少女もまた属性なのだ。

 それに俺は気がつき、さっそくみゆきに試して貰おうと思ったのだ。


 思ったのにだ――。


「何故か超能力者へのなり方が分からないんだよ!!」


「分からないんです!!」


「分かる訳ないだろ!!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る