第18話-11

「委員長と恋に落ちる相手、それはどの年代いつだって――不良!!」


「……あぁっ!! 本当だ!!」


 そう、過去、どんな有名漫画を紐解いてもそうだ。

 委員長の相手はいつだって、ちょっとワイルドな男の子。


 徒然チルドレン。

 ヤンキー君と眼鏡ちゃん。

 新世紀エヴァンゲリオン。

 うる星やつら。


 全部、全部そうだった。

 真面目こそが取り柄の委員長は、自分にはないワイルドなタイプの男性を、常にその恋の相手として求めるのだ。


 男と女は、自分の足りない所を補いあうもの。

 とどのつまり委員長は、委員長になったその時から、不良と結ばれる運命にあると言っていい。そういう星の下に産まれてきている存在なのだ。

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