第111話とうとう慶応の入試がやってきたその3
慶応のSFCの英語の問題は、相変わらずの入試では超長文に該当する分量が、例年通りに出題されたが、過去問と傾向は今年度も全然変わってはおらず、雪絵の英語力をもってすれば、楽勝な問題であった。
続く二科目目は多くの受験生が選択する小論文ではなく、数学を選択した。 雪絵は今日子に一年間徹底的に数学を教わっていたためか、また過去に解いた問題で大問一問が丸々的中したために、こちらも無難にクリアーした。
しかし相手は慶応の入試である。どんなどんでん返しが待っているのかは、全くもってわからない状態であった。
あとは結果は神のみぞ知る、あとは雪絵にとって、合格を手にしていることを、願うことしか出来なかった……。
案の定セロクエルを六錠飲んだせいで、腸の動きは止まってしまったようであったため、雪絵は試験時間中にお腹が痛くならなかったことに、神様に感謝しつつ、寝る前に再度腸を動かす薬である『ラキソベロン』を飲んで、その日の夜は眠りにつくことにした。
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