設定
一区切りになるということで、現状の設定やら人物やらのまとめを置いていきます。書きながら世界観とか人物の設定考える人なので、たまにまとめて置かないと忘れてまうのです。重要なことはなに一つ書いてないので、適当に読み飛ばしておいてください。
【登場人物】
・レン
本作の主人公。コンセプトとしては、いわゆる傍観系主人公。特徴的なヒロインの活躍を見守るタイプの主人公を書いたことがなかったので、挑戦。
十七歳。熱意とやる気、将来性を買われて現在のパーティーに加入。
十年前の革命で活躍した勇者に憧れて田舎から飛び出て都市に来たという、ありふれた行動原理で冒険者を目指すどこにでもいる少年。十五歳くらいにしてもよかったかな、とちょっと思った。
どこにいてもおかしくない普通の少年。レンの過去も、いまも、特筆するようなことはない。
けれども彼の将来はどうなのか。
楽しみにしていただけると幸いです。
・奴隷少女
ヒロインにして、もう一人の主人公。
年齢は不明。おそらくは、主人公とほぼ同じくらい。
魅力的なハスキーボイスに輝くあざとい営業スマイル。青みがかった銀髪ショートカットの美少女。常識的な人は言う。人間の組織に青なんてないから、青髪なんて存在しないんだよ、と。
それはさておき、謎多き少女。
白の貫頭衣という素っ気ない衣装に、首に革の首輪を巻いた奇妙ないでたち。
街の公園広場で『全肯定奴隷少女1回10分1000リン』などという看板を掲げ、時にはそれを裏返して『全否定奴隷少女:回数時間・無制限・無料』を謳う。
商売の受け答えでは時折学識深さをのぞかせ、自衛の折には冒険者顔負けの戦闘力を振るい、時として裏社会とのつながりもにおわせている。
それでいて、レンにほんの少しだけのぞかせた素顔は物静かな少女のそれである。
彼女が、どうしてあの格好で広場に一人立って一回十分千リンで街の人々を全肯定しているのか。
それは謎である。
・女魔術師
ヒロイン。
十七歳。良家のお嬢様っぽいみための美少女。金髪のツーサイドアップ。切れ長の吊り目が気の強い印象与える。
実際、非常に我意が強い性格。十年前に冒険者になることを決意。それ以来、わき目もふらず魔術を学び戦闘術を磨き力をつけていった。
戦いの魔術の研鑽のために、最高学府であるアカデミーを飛び級で卒業。両手に短剣を持っての近接戦闘、それに遠近両用の魔術を加えた戦闘力はパーティーの中でもぴか一である。
ちょっとした縁があって今のパーティに所属。言ってしまえばコネだが、彼女の実力は誰もが認めるところであるため、文句は一切出ていない。
歳の離れた兄がいるらしいが、詳しい家族構成は不明。
ちなみに、いままで恋愛というものに向き合ったことはない恋愛偏差値底辺の少女である。
・リーダー。
レンたちが所属するパーティーリーダー。
己の信仰と学識で神秘に通じ、秘蹟によって治癒、補助、結界、浄化など多種多様な役割を担う。
秘蹟ってなんぞやと思う方もいらっしゃるかと思いますが、まあ神官的なものだと思っていただければ大丈夫です。本来の言葉の意味とは多少変えてますので、あしからず。
・弓使い
魔術と弓の複合で戦うパーティーの遠距離支援役。
ちょっとわかりにくかったかもしれないけど、レンによく絡んでる先輩冒険者。リーダーと口調がほぼ一緒なうえ名前がないのでわかりにくい……。
・女剣士
おっとり系お姉さんの剣士。肉体強化と武器強化のみで魔物に切り込む近接戦闘の鬼。
生き急いで省みない生き方をしている女魔術師のことがいろいろと心配。歳相応に恋愛でもしてくれないかしらねぇとか余計な心配をしているものの、口には出さない。
・シスターさん
二十代半ば。奴隷少女の常連。自分の治癒の腕に自負を持っていたが、先輩がすごすぎて自信喪失していたところに奴隷少女と出会ったのが最初。以来、圧倒的なお得意様と化した。
・
二十代後半。いろいろとあったが、例の教授が失脚したこともあり、アカデミーに残ることに決めた。
あれ以来、たまに奴隷少女のもとを訪れている。
・スキンヘッドの大男
現在、めっちゃ厳しくしつけられている。
・アニキさん
十年前の革命で暗躍したという、カーベルファミリーの武闘派中の武闘派らしい。
奴隷少女を『姐さん』と呼んではばからない。
・勇者
十年前の革命で、当時圧政を敷いていた皇帝打倒に大きく寄与して活躍した人物として語られる。
もとはただの優れた冒険者だったが、『人々の願い、皇国打倒の望みが生んだ一本の聖剣』をダンジョンで引き抜いたことで彼は勇者になった。
●設定
・ダンジョン
町単位まで集合した人の感情が、集団の魔力によって固着した概念空間。
その性質上、悪意より生まれたものは人を害する存在になる。時に生まれる
ただ害悪なものを生み出すだけの空間ではなく、善意より生まれたものは人に恩恵をもたらすようなものになる。勇者の聖剣は、こちらに分類される。
もちろん人の感情は善悪の二元論で収まるものではないので、多種多様なものを内包した空間になっている。
神殿により、出入り口は祭壇で蓋がされている。人の信仰心を集めて閉じたそこから聖職者が道をつくり、出入りできるようにする。
ダンジョンの中で有益なものを採取し、有害なものを間引きするのが冒険者と呼ばれる職業である。
・『騎士隊より厳格なる必要悪』
皇国時代より、この国の闇に潜んで必要悪を担っているという組織。実在は疑わしい。
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