Special Bouncy Ball

作者 こむらさき

73

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★★ Very Good!!

 青春の煌めきと切なさ、その表裏一体を改めて感じさせるお話でした。
舞台は弾けるような爽やかさを湛えた夏の海。それが底抜けに明るいからこそ、作者さんが言うところの『胃腸がキュン』となる、そんな部分を強く引き立たせていたように感じます。
 ときに容赦無く巧みな人間心理の描写が、理想ばかりでないリアリティある物語として形作っていましたね。それも引っくるめて全て青春なわけで、彼女らにとっては、きっといつか忘れられない思い出になるのでしょう。

 『夏が嫌い』とどこかワケありな少女と、元気いっぱいで不思議な魅力ある子の出会い。
 キラキラ輝くスーパーボールが導く夏の物語は、とても魅力満点でした。