「いいか、お前さん。

これは大事なコアディスクってもんだ。TKB好きなら名前くらい聞いたことがあるだろう？

そして見てすぐわかるだろう、これはそれを読み取る専用の装置。ただこのドライブはほとんど汎用性は無い。このSHINE（シャイン）のディスクはTHE ENDのドライブでしか読み取れん。

読み取れんが…まぁ世の中不可能な事はないんでな、無くさないように大事にな。

使い方はまぁレイに聞けば…」

レイはものすごいキラキラした笑顔でこちらを見ていた。

「…っま、まぁ組み込みは俺がやってやる。レイにやらせるとやりすぎるからな…

ディスクの登録者情報もリセットせにゃならんし。」

ブーブー頰を膨らましたレイがふと身を乗り出しておじさんに問いかけた。

「えっえっ？！

SHINEって元々誰かが使ってたディスクなの？リセットなんてもったいない！Wレジストすればいいのに！」

「あのなぁ、そりゃWレジストは蓄積されたDBから得られるメリットもたくさんあるけどな、昨日今日でTKB触り始めた新米には悪影響なんだぞ。

それこそ特殊な素養や前任者との同調性がない限りはまともに扱う事も出来ないんだ。知ってるだろう？」

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