第1-3話 カレッジライフ

ひどく


ひどくかっこ悪い。


というか普通すぎてこれはTKBなのか?


そういう状態のマイ鍵を持って今日も学校に向かう。


いうても何事も格好から入りたいとは誰も思うでしょう?

学部の中でもTKBはかなり流行ってきていてみんなどこからそんな金が出てきてるのか?ってくらいカッコいいモデルを持ってる。

セパレート、トランスフォーマー、ロングボード、しまいにはフルスクラッチを持ってるやつだっている。


そんな中僕のキーボードはどうだろう?レガシーもレガシーだ。クラシカル、トランジシショナルといえば響きはいいだろうか?


そんなこんなで僕はひどくひねくれてカバンからTKBを出すことができなかった。


そんな中、1人だけこのTKBを褒めてくれる変わり者がいた。


たまに同じ講義に出ている女の子でたまたま席が隣になった時にチラッと見えてしまったみたいだった。


名前は確か…、


レイ。


世音レイ。

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