第46話 シンラ王宮の奴隷ハーピー

 セイラさんとフィンの呼び掛けで、樹海から砦にやって来たダルフ達70名、樹海に隠れ住んで居たハーピー65名、砦で奴隷にされて居たハーピーも入れると72名がサイレイ航空隊に喜んで入隊しました。

 ただし、奴隷の7名は飛ぶ事が出来なくなる処理、翼を拡げる健を切られて居たため、ライ国王の再生治療の光を浴びて、ハイパーハーピーに成り、ハイパー隊に入隊しました。


 新入隊72名に、初級訓練が行われて居ます。

 飛行中、投てき弾を落として、帰還するだけの簡単な訓練です。


 ピロロ副司令官がテキパキと指示を与えて居ます。

「これが投てき弾のカートリッジである、左右の腰に1個ずつ装備するように!カートリッジは落としても爆発しないが、取り出した投てき弾は、軽いショックで爆発する!!取り扱いには充分注意せよ!!」


「各自飛行して、模擬弾を向の的に当てる訓練を行え!!」

 訓練は時間一杯まで続きます。


「ヒミコわしと一緒に、シンラ王国の奴隷救出に行こう!!」

「そうだね、奴隷が居ると攻撃に制限が掛かる、1時間有れば救出出来るね!!」

 シンラ王国は偵察で2度訪れて居ます。

 転移してシンラ王国に入ります、転移の瞬間を見られても、どうせ滅ぼす相手、騒がれる前に消します。


 奴隷と思われる、恐怖、苦痛、絶望等の気配をたどり、進みます。

 民家の中に気配をたどり、入りました。

 二人のダルフを救出、騒ぐ家人は切り捨てて置きました。

 ヒミコが基地に転移ダルフを連れて行きます。

 十数建の民家から、20人程ダルフを救出転移しました。

 騒ぐので、民家の住人全て切り殺します。


 わしは、多くの気配をたどり、奴隷商らしき建物に入りました。

 思った通り、建物は奴隷商でダルフ100人ハーピー30人を救出、帰って来たヒミコと協力し130人全員を、一気に基地に転移終了。

 勿論奴隷商7人は、殺っ処分して置きました。

 後は王宮からしか、気配を感じません。


 ヒミコと王宮を目指します、見えて居るので転移は楽です。

 王宮内、邪魔者を殺して進みます。

 途中宝物庫を見附た、警備兵を殺し覗いて見ました。

「ヒミコ!凄い宝物だ!!王宮は破壊出来ないな」

「ラノベの、収納魔法が使えたら良いのにね!!」

「お京さんに頼むのも、厚かましいよな?」

「じいちゃん!宝物と一緒に転移したら?」

「ヒミコ!凄い!!其で行こう!!」


 二人で3度転移を繰り返し、宝物庫を空にしました。


 宝物略奪に夢中で、総攻撃まで後20分を切りました。

 濃厚な諦めの気配をたどり、警備兵を殺しドアを開けます。

「うっく!!」

 白を基調に、薄ピンクがウネウネ渦巻く模様の、劣情をそそる淫靡な部屋には、100人程の飛べなく翼を処理されたハーピー達が、身体が透けて見える、薄い妖艶な衣装を着せられて集められて居ました。

 下着着用は許されて居ない様子、薄い布地1枚の衣装が肌に密着していて、殆どの身体部分がくっきりと見えます、密着を免れて居る無毛の局所等、僅な部分が薄く透けていて、美しいハーピー達を、より美しく妖艶に仕上げた姿、凄まじく劣情をそそられます、翼を拡げられ無くなる処理をされ、諦め恐れ、哀愁を帯びた表情も劣情に拍車をかけます。

 人との混血が、殆ど例の無い、卵生のハーピー余計な事を一切気にする事無く、やりたい放題快楽蹂躙が出来る部屋、これを設定した者は、ある種の天才かも知れません。


「こ、これは·····(愚息が·····溜まらん!!前屈み姿勢)とっと、こうしては居られない!!!」

 ヒミコがわしの下半身を、ちら見してる、確り気付かれて居たようです。

 暴走しそうな劣情、今のわしの状態ならば、死人だって蘇生出来る!!

 部屋全体白く質量を感じる光が充満しました。

 5分は光の洪水が続きました。

 軽く羽ばたき、抱き合って喜ぶハイパーハーピー達に、抱き着かれて感謝されました。


 押し付けて来る柔らかい肌からは、良い香りがして来ます、修まって居たのに·····又前屈姿勢です。

 モッコリなんて知らん顔、無かった事にして、「ヒミコ!これで最後、全員連れて転移するぞ!!」


 奴隷救出全て終了しました。


 グッタリ疲れましたが、新隊員の初陣、何も気にする事無く、爆弾投下が出来るでしょう。

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