第37話 兔人族掃討作戦1
1都1府5市の、スラムに押しやられて居た、全障害者1700人余りの欠損部位を再生し、超人部隊入隊希望者は全員でしたが、府と都、出身地に近い最寄りの部隊に入隊させました。
結果ヨシア大隊830人入隊し、1233名に。
ミラノ大隊に911人入隊し、1416名になって居ます。
超人部隊は、完全にわしの手から離れた、独自の部隊になってしまった、名前も大隊長と数人の古参兵しか分からん、少し寂しいが、わし一人で出来る事はたかが知れてる、任せられる事は人任せにするしかない。
戦闘メイド隊は航空隊を離れ、リハツさんの妹リエちゃんを含む40人が入隊、戦闘メイド隊が予想もしなかった、45人の大所帯になり、リン、ミン、レイ、セツが小隊長に、メイが中隊長に昇進しました。
特殊な部隊なのに、わしの側近と言う事で凄まじい競争率だったそうで、
異能隊にも、1都1府5市それに無数の農村から、入隊希望異能者が押し掛け、審査の結果弱くても、異能があれば入隊が許可され、271名だった異能隊が2050人の大隊になって居ます。
生真面目なジンが、心血を注ぐ猛訓練を施し、異能の猛者が集う大集団になって居るそうです。
噂では器用なジンが、4つ同時に異能を使えるようになったとか。
わしの、劣情で発動する、恥ずかしい異能の出番は、再生以外無くなったようです。
他には、エルフ、獣人は5~6人新に入隊しただけですが、力が強く頑丈な身体のドワーフが、旧オロ、カモ、ノメのミラノ府と、リイナイ市、モノコス市等で、奴隷扱いされて居たようで、ドワーフ600人以上、全員が工兵隊に入隊し旧捕虜工兵隊も加えると、1500以上の大部隊になりました。
派手な攻撃の花形、サイレイ航空隊への、入隊希望者は後を絶ちませんが、エルフ数名が入隊しただけに終わって居ます。
何処かに隠れ住むハーピーが、必ず居るはずですが、人との交流を断って居る状態では、噂も届いていないでしょう。
ピロロ達が、噂を聞いてやって来たのは、偶然が重なった奇跡のような出来事だったのでしょう。
それより、捕らえられ危険な状態のハーピー達が何処かに居るはず、兔人族でもたついてる場合じゃ無い、ハイパー達と一刻も早く未開の地の捜索に向かわねば!
ミラノ超人大隊1000名、ヨシア超人大隊1000名、ジン異能大隊から精鋭600名、ドワーフ工兵大隊850名、サイレイ航空隊107名、ガルダ隊長と狼超人部隊40名、それに戦闘メイド隊45名が、リイナイ市に集結、整列して居ます。
ジン将軍が号令をかけます。
「気を付け!!全隊!!ライ国王様に!敬礼!!!」
(おっ!!これは気分が良いぞ!!!)
旧陸軍式の答礼を返します。
「直れ!!休め!!!」
訓練が行き届いて居るな!!
わしは強さを求める訓練が主で、規律は二の次にしてたからな。
「皆!!無理な集合を掛けて、済まない!!!
本大作戦は、
「樹海の樹木は建材、燃料等莫大な資源である!!
焼き払えば楽であるが、資源確保の為伐採で対応する」
「この後、上級指揮官以上は会議室に集合!!!
他の者は明日の決行を控え、充分休養を取ってくれ!!」
「ジン将軍!解散を!!」
「気を付け!!ライ国王様に、敬礼!!!」
一糸乱れず見事だな、おっ!答礼しないと。
「直れ!!解散!!!」
会議室には、わしに母さん、ヒミコにジン将軍、異能大隊からスパム大隊長とロブ大隊長、中隊長6名、超人大隊からミラノ大隊長、副官と中隊長10名、ヨシア大隊長と副官それに中隊長10名、工兵大隊からビル指令とベルン副指令、ドワーフ工兵隊からムラル大隊長とクリル大隊長それに中隊長8名、サイレイ航空隊からセイラ中隊長とフィン小隊長、戦闘メイド隊からメイ中隊長、リン、ミン、レイ、セツ、エリ5名は飲み物等メイドのお仕事奮闘中。
「皆、御苦労!移動から引き続きの会議、疲れて居ると思うが、手短に作戦詳細を発表する!!」
超人部隊の伐採、その後工兵隊の木材収集、超人部隊と行動を共にし、異能隊の念動での毒矢防御並びに、感応による全体通信、航空隊は空から状況確認、樹海から逃げ出す兔人族の殲滅、これ等の作戦詳細を意見を出し合い練り上げました。
特にジンの意見、「今回作戦参加の600名は、念動と感応に優れ敵意を敏感に感知出来る精鋭です、考慮して作戦を練って下さい」
これで、兔人族撲滅作戦が、楽に実行出来る!!
「異能隊全員は、合図の煙り玉カートリッジを装着、敵意に向けて異能投てき」
「煙が立ち上った所を、航空隊がジュウタン爆撃する!!」
「明日は一人の死傷者も出さず、作戦を実行するよう、各自大胆かつ繊細な行動を望む、他に問題無いようなら、作戦会議を終る!!」
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