第34話 兔人族討伐隊
成す統べ無く、3日連続の襲撃を受けました。
全く無策だったとは思いません。
昼夜を問わず、警備兵士を増員し、警戒に当てて居ましたが、警備の隙を狙った犯行が続いて居ます。
「ライ様!!討伐隊を派遣しましょう!!!」
「ガルダ中隊長·····分かった!討伐隊の人員任せる!!」
「ライ様!!航空攻撃隊の狼超人隊30名と、ハイパーハーピー1小隊の招集お願いします!!他にルデフの同行許可を!!」
「狼超人隊·····トム、ヤン、ハック3小隊にハイパーハーピーはフィン小隊に招集かける·····ルデフ?聞いた事があるような?」
「ご存知在りませんか?ハーピー達が逃げ込む半年程前、今の狼超人隊、手足を無くし盲目も居る43人を護って、やっとの思いでたどり着いたルデフです!!」
「思い出した!今警ら隊所属ルデフか!!」
「ハーピー達が逃げ込んだ時も、ルデフが対応して、食事や宿の手配もやったそうで、
狼超人隊やハーピー達まで、恩人と慕っています」
「そう?なのか·····ルデフ、警ら隊なら上級個兵か?」
「中級個兵です」
「街の揉め事処理では、目立たず昇級対称になって居ないのですね?」
「·····」
「わしの目が節穴だった、功績から査定して、初級騎士を授けよう」
「ルデフが喜ぶでしょう!」
「目出度い!!ルデフさんの昇進を祝って、カンパイ!!!」
大衆酒場で大勢の獣人やハーピーが集まり、ルデフの昇進を祝って居ます。
「ルデフさん昇進おめでとう!!今のカンパイの酒、全部俺のおごりだ!!!」
「大将!それは、悪いよ!!」
「この前も、酔っ払いが暴れた時、駆け付けて助けてくれた、日頃の感謝、細やかなお返しだ!!!」
「有り難う大将、遠慮無く頂きます!!」
「おうよ!!ルデフさんの飲み食いも、祝いで無料にする!!」
「大将太っ腹!!ついでに俺っちの飲み食いも、ただにして!!!」
「甘えるな!!店を潰す気か?お前らは売り上げに貢献しろ!」
「「あははっ安くて旨いこの店が、潰れたら溜まらん!!売上げ貢献するぞ!!」」
「焼き鳥と芋の煮っ転がし追加、エールのお代わり」
「「俺も焼き鳥にエールのお代わり!!!」」
「昇進も目出度いが、ルデフさんは、あのガルダの親分と組んで討伐隊を指揮するって?」
「指揮なんておこがましい、付いて行くだけです」
「お~~いこの中に、討伐隊のメンバー居るか?」
「私のハイパーハーピー小隊は、ルデフさんを空から護るわ!!」
「フィンちゃんが羨ましい!!ねぇピロロ!!」
「うんうん!!私達ハイパーじゃ無いけど、ルデフさんにお供したいわよねぇ!!ピリル」
「エヘン!!俺のトム小隊もお供するんだぞ!!」
「俺のヤン小隊とハック小隊もお供します!!!」
「同じ狼超人隊なのに、クルベ小隊だけ居残りぃ~俺、ガルダの親分に嫌われてる?」
(((志村ぁ後ろ!!!!)))
「行き先は樹海、大人数では身動き取れん、嫌っては居らんぞ!!」
「あれ?ガルダの親分、居たの?」
「祝いに水を差す訳じゃ無いが、討伐決行は明日だ!!メンバーは酒を程々にな!!」
「で、大将私にも、エールを」
「ヘイ!エールお待ち!!」
「では改めて、ルデフ昇進おめでとう!!カンパイ!!!」
「ガルダ中隊長!有り難う御座います!!ライ国王様に私を推薦して頂いて!!!
昇進はガルダ中隊長のお陰です!!!」
「ルデフの今までの功績を、ライ様に説明しただけだ、便宜を謀った訳ではないぞ」
結局祝いの騒ぎは、深夜まで続きました。
翌日、中天に日が上る正午に、樹海兔人族討伐隊が進行しました。
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