第18話 サイレイ国誕生
重鎮や高官がい並ぶ中、ライ独立部隊全隊員が整列します。
「ライ独立部隊!戦況報告を!!」
「報告します!」
ライ独立部隊は、8月15日、0630旧ワルタ領を出発!
戦闘メイド隊の、巧みな手綱さばきにより、同日1130サイレイ領に到着。
ワルタ兵からの避難民、ドワーフ5名を保護!
我が隊員に知人が居たため、入隊を希望、5名を仮入隊とし、兵車の警備に着かせる。
1300戦闘開始!!
定例により、降伏を勧めるも!
返答は、敵弓兵30による攻撃!
ヒミコ中隊長の異能で防御!
同時に、エルフ弓兵隊が攻撃開始!
敵弓兵隊を全滅させ、敵指揮官も射止めました。
第一小隊4名が突撃!全隊員も引き続き突撃!!
1310敵250の全滅を確認!!
第一から第四小隊に、町内の敗残兵殲滅を指示!
戦闘メイド隊を引き連れ、ワルタ次男を打ち取りに向かう!
戦闘メイド隊が、門番、警備兵を切り伏せて進みます!
階段を掛け登り、20名の警備兵を切り伏せ、ワルタ次男にたどり着きました。
ワルタ次男は、戦闘メイド隊が含み弾で瞬殺!
1400完全制圧を確認!
戦闘終了!!!打ち取った敵、およそ500!!
兵車警備のドワーフ隊にも、敵兵16名が攻撃してきたそうですが、男2人女性3人の部隊員ながら、敵を殲滅!!負傷者無し!!!
重鎮高官達が
「わずか1時間で完全制圧だと?」
「30程の兵で、数百の敵兵!20倍の敵を1時間で討ち滅ぼす?」
「ライ殿達3人以外は土人だろ?」
「土人とは、其ほど剛の者なのか?」
こそこそ、話しが聞こえて来ます。
ヒミコ中隊長が囚われていた、母ベスを発見!
合流!
隠れ住んでいた、元家臣達の協力で、わずか5日でほぼ復興!!
後を任せて、報告に参上!
「ご苦労!!ライ独立部隊の活躍が、目に浮かぶようじゃ!!!」
「部隊長以下全隊員を、1階級昇進とする!!」
「仮入隊とは言え、3倍の敵兵を打ち取ったドワーフ隊も、中級個兵を授ける!」
「サイレイ-ライ!この度の働き、あっぱれであった!!!」
働きに見合う褒賞には、ならんかも知れぬが、サイレイ家当主と認め、
旧ワルタ領一帯を含め、「サイレイ国」とし、統治を認める!!
「慎んで、お受けします」
「我が娘ベス!孫ライは、まだ6才!色々助けてやってくれ!!」
「はい!お父様!!任せて下さい!!!」
「ライ部隊長!襟章は後程全員分手渡す!」「部隊長権限で昇進させてやれ!」
「コウセイ家当主............ジロスお祖父様、一件お願いが有ります!」
「やっと、じいさんと言ってくれたな!何でも聞いてやる!!」
「門番のビル初級個兵を、我が隊に入隊させ、小隊長にしたいのです!!」
「ビルが初級個兵?何かの手違いで昇進できて居なかった?」
「所長になった時点で、上級個兵のはずじゃが?」
「よい......バランスを考え、初級騎士に昇進させ、ライ独立部隊に入隊を許す!」
「手続きをどうすれば............」
「よい!私が全てやる!!ビルを即入隊させなさい!!!」
「お祖父様、有り難う御座います!!」
リネが、心配して居った!無事な姿を見せてやってくれ!!
リネは、兵舎で待っておる!
食事して、くつろいで居てくれ!!「ビルも連れて行けよ!」
上級指揮官の襟章は、ジロスお祖父様が着けてくれました。
全隊員の襟章が入った木箱を手渡され
「私はベスと少し話してから、会議室に向かう!」
母さんとジロスお祖父様、何の話しだろ?
ビルさんと合流し、会議室を通り抜け、兵舎に入ります。
「..............................」
「こんな所に、私達が居ても良いのでしょうか............」
しきりに恐縮する、獣人エルフドワーフ達でした。
「ここは独立部隊の兵舎!誰に遠慮する事無く、自由に使用してくれ!!」
騒ぎを聞き付け、リネさんがやって来ました。
「ライ君無事制圧、おめでとう!!」襟章をチラッと見て。
「あっ!昇進してる!!流石ライ君、私と違って、楽々昇って来たね!!!」
「おめでとう!!!」
「リネ姉さん!お陰で無事大役を果たせました!!色々お心遣い有り難う御座いました!!!」
「わっ!!やっと、姉さんて言ってくれた!!!」
「御祝いしましょ!!食堂に行こ!!!」
「その前に、隊員を昇進させます姉さん手伝って!!!」
「全隊員整列!!!」
この戦いでは、皆の働き大と認め、全員昇進させる!!
「ジン中隊長、ヒミコ中隊長、前に!」
二人に初級指揮官を授ける!!
「「慎んで、お受けします!」」
「第一小隊前に!」
ガルダ小隊長、初級騎士を授ける!!
隊員3名、中級個兵を授ける!!
新隊員ゴルス、初級個兵を授ける!!
「「「「「慎んで、お受けします!!!」」」」」
「第二小隊前に!」
ヨイル小隊長、初級騎士を授ける!!
隊員4名、中級個兵を授ける!!
「「「「「慎んで、お受けします!!!」」」」」
「第三小隊前に!」
セイラ小隊長、初級騎士を授ける!!
隊員4名、中級個兵を授ける!!
「「「「「慎んで、お受けします!!!」」」」」
「第四小隊前に!」
リンナ小隊長、初級騎士を授ける!!
隊員ノエラ、エレナ、リンダ、中級個兵を授ける!!
新隊員ビオーレ、ビオラ、初級個兵を授ける!!
「「「「「「慎んで、お受けします!!!」」」」」」
「第五小隊前に!」
メイ小隊長、上級騎士を授ける!!
隊員リン、ミン、中級騎士を授ける!!
新隊員レイ、セツ、初級騎士を授ける!!
「第六小隊前に!」
ビル小隊長、初級騎士を授ける!!「えっ?............」
隊員ムラル、クリル、上級個兵を授け、2名に分隊長を命ずる!!
隊員リルル、ミモル、メモル、中級個兵を授ける!!
新隊員3名、初級個兵を授ける!!
「「「慎んで、お受けします!凄い!!」」」
「「「「「「...........で、お受けします」」」」」」
「うっうっ............儂らドワーフを............」
ドワーフ達全員泣き崩れて居ました。
第六小隊を第一と第二分隊に分ける!
第一分隊、ムラル、リルル、ミモル、メモル、分隊長ムラル!
第二分隊、クリル、シリル、トイル、レムル、分隊長クリル!
総責任者、ビル第六小隊小隊長!!
「ライ部隊長殿!この階級は間違って居ないで有りますか?」
「ビル小隊長!ジロスお祖父様が言ってた、初級個兵の位がおかしいと、故意に昇級させない、何か悪意を感じたそう」
「コウセイ家当主が、公の場で昇進させてくれた階級!自信を持って!!」
「最初にお会いした時、無礼を働いた私を........................」
食堂に入り、久しぶりのご馳走!!!
と、思ったら、母さんが、顔を覗かせ、
「お祖父様が呼んでる!!ライにヒミコ、それにジン、リネちゃん、会議室に来て!!!」
(トホホ!食べてからにしてよ............)
「戦闘メイド隊!皆の食事の世話を頼む!!」
会議室に入ります............。
「家族会議をしたい!!皆適当に座ってくれ!」
「............ライ君、君が技を仕込んだ隊員は、異常な強さを持つに至った!」
「特に戦闘メイド隊!君が欠損部位を再生させたそうだね!その時超人に身体を変えた!!!」
「娘ベスも、酷い欠損を瞬時に再生!身体も超人になって居る!!!」
「しかも、めちゃくちゃ若返って居る!!!」
何処で誰に指導を受けた、体術、剣技か?
誰も知らない聞いた事も無い必殺技!
ヒミコの強力な異能、それだけに終わらず、猫又変化?と言う不思議な異能!!!
6才や4才が、出来るはずの無い事を平気でこなす!!
さて、ライ!お前の祖父として聴く!!!
「ライ!ヒミコ!お前達の秘密を、教えてはくれぬか?」
ヒミコを見て、小声で言いました。
「ヒミコ、困った!どうしよう!!!!!」
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