第6話 部活

また自分の紹介的になってしまうが、僕は茶華道部に入っている、茶道と、華道、合わせた部活。外から先生をよんでいる関係で、週に一回、金曜日にのみ活動している。

茶華道部を選んだ理由。それはいくつかある。

・運動があまり得意ではないこと。

・入部員が多いこと。

・週に一度であること。→チームワークや、部員同士の友情とかが強くない。

・大会がないこと。

なかなか消極的な理由だと、自分でも思う。

でも、建前では

・日本文化に興味があるから。

そんなに嘘でもない。


茶華道部には、問題が一つ。きっと、全ての中高生が経験したことがあるであろう、先輩問題。

存在感を消そうとしている僕を、皆の意識の中に引きずり込もうとする先輩がいる。一年生は、まず、お茶を入れる手順を徹底的に覚えさせられる。その時、いつも僕に教えようとする人。名前は石崎伸也。クラスメートの石崎の兄だ。石崎先輩も、クラスの人気者であることには違いない、ここは弟と同じだが、石崎(弟)がきらきら光るスポーツマンタイプだとすると、先輩は茶化し担当の、クラスのお笑い担当だ。この石崎兄弟は、男子である僕の目から見ても、結構イケメン兄弟だと思う。当然、石崎先輩に教えてもらいたがる同級生は多い。(特に女子)そんな中、なぜか僕が目をつけられている。

松山先生のようだ。。。

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