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この人は、本当は死にたくなる様な酷いことがあって、それは、とてもじゃないけど口に出来る様なことじゃ無いことだったりして……だから、理由が無いなんて言って誤魔化そうとしてるんじゃないの? ああっ! 分からないわ。そもそも、こんな呑気な風で、この人は本当に死ぬ気なの?)
分からない。
ひろしが本気なのか、そうで無いのか分からない。
その事に、さなぎはなんだかイラついた。
でも、さなぎは、今、イライラしたくは無いと思った。
今夜は特別な夜なのだ。
イラついたりなんかしてはダメだ。
だから、さなぎは、また、空を見た。
そうすることで、気持ちを切り替えようとした。
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