第5章 日記

日記 ①

我々が、かばんと別れてから

何年経ったのでしょう。


かぱん、元気にしてましたか。

我々が、わかりますか。

覚えていてくれたら、我々は、私は嬉しいのです。


いや、忘れるわけがないのです。

なぜなら、我々は、私は、

「パークの長」なので。


さて、お久しぶりなのです、かばん。

こういった、「文面」での再会は、

少し寂しくは感じるのです。

でも、こういった形でもかばんと出会えたことは、とても嬉しいのです。


また会えましたね、かばん。


我々が、こうして伝えたいのが、いくつかあるので、

この「おてがみ」にして伝えるのです。

我々、かばんと別れてから一生懸命頑張って、

「もじ」も前より読めたり、書けたり出来るようになったのですよ。

もっと褒めると良いのです。


伝えたいことの1つ目、

単刀直入に言うと、

このパークは

異変が起きているのです。


かばんがここに来る前から、

我々のてがみを受け取り見る前から、

かばんは察しがいいので気づいていると思うのです。


こんな形でパークがかばんを迎えるとは思ってもいなかったのです。

我々からお詫びをするのです。

ごめんなさい。かばん。







































我々は、全力を尽くしたのです。

でも、進行を止めることは出来なかったのです。

だれも、だれも、 だれも...

我々の言うことに、耳を傾けてはくれなかったのです。


これが最後の警告だとしても、だれも、見向きもしなかったのです。


かばん、この手紙を受け取って、中身を見て。

またこれから、想像を超える

風景が、「ふれんず」が、

かばんを「出迎える」と思うのです。


だけど、目を逸らさずに、

向き合ってあげて欲しいのです。

これは、「ヒト」だから言えることなのです。

「今回も」また、ヒトにお願いをするのです。


かばん、頼んだのです。

よろしく頼むのですよ。





コノハ博士

ミミちゃん助手

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