番外編①

さんさんと照りつける太陽。


広大な黄色い草原の中に1人、



大きい耳を持ったその


こちらを見つめ、微笑んでいた。




「早くおいでよ!」



ぼくは呼ばれて、その娘の所に駆け寄った。



「あけましておめでとう!かばんちゃん!」


「...あけましておめでとう、サーバルちゃん。」




今日は何か違うな、と思っていたんだ。

そうだ、今日は「新しい年」の

最初の日だったんだ。


毎日毎日、今がいつなのかはわかんないんだけど、

博士や助手達は 「日にち」というのを刻んでいて


31日が6回、30日が5回、28日が1回繰り返されると、

「1年」というのが終わるらしい。



丁度昨日、1年が終わったらしい。




「かばん、あけましておめでとう、なのです。」

「かばん、あけましておめでとう。

今年も料理をよろしくお願いしますよ?

「おせち」というのが食べてみたいのです。」



もう、博士と助手は!


今年も、たくさんのフレンズに会って、

色々な 料理、を作って。


去年みたいな楽しい1年になるといいな...!










「パタン」

「ふふ、こういう話もいいと思うんだよね。」

「みんな、少し遅れてしまったけれど。」

「あけましておめでとう。

そして、これからもよろしくね。」

「これからも新しいお話を書いていくから、楽しみにしてくれたら

私としても嬉しいよ。」

「それじゃあ、新しいエピソードおはなしを書かなくちゃいけないから、席を外すね。」

「これからも、楽しんでいってね。」


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