せるりあんはんたー

「はぁ...はぁ...」

「よ、ようやく終わりましたね...」

「...にしても、数が多すぎましたよぅ... 疲れましたよぉ...」


早くて3日に1回、遅くて1週間には1回、サンドスター火山を見回りに行くセルリアンハンター。


だが、サンドスター火山の近くはよくセルリアンが大小それぞれ、数多く居る。


これまでの経験値が豊富にある ヒグマ、キンシコウ、リカオンの3人は、

この状況もよく分かっているので、

体力の事も考えられる...が。


どうやら、今回はいつも以上に数多かったようで。

3人とも少し疲れている様子だった。








「ど、どこかで休みましょうよ... 流石にこのまま動いたら倒れちゃいますよ...?」

「そ、そうですね、リカオンの言う通りですよ、ヒグマさん、休みましょう?」

「うーん...」


あ、また悩んでる。

時々自分が疲れてると、悩み事をするのはヒグマの癖で。


まぁ、こういう時はみんなに合わせてくれるんですけど、今回ばかりは何故かそういう事にも行かなくて...?


「確かに、少し休む...のもあるが、

先にフィルターの方を見ておこう。

休むのはその後だ。」

「え?! ヒグマさん...?

あの激しい乱闘の後にすぐ動くって...

本当に倒れますよ!」

「本当ですよ!1回休まないと。」


「だ、だが... さ」


今回ばかりは様子がおかしいですよ、ヒグマさん...

どうしたんでしょう...?


というか、言っているそばにも

もうすぐで倒れそうなほどフラフラしてる...

このままじゃ...





























ドサッ


「ヒグマさんっ!!」

「ヒグマさん...!!」






ヒ...グマさん... が....

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