第3章 異変
異変①
さばんなちほーを抜けてから、
いよいよ夜になった。
ここは獣化したジャパリパーク。
じぶんが襲われてもおかしくない時間になった。
そして、じゃんぐるちほー前。
今日は遅いから、出来るだけ草や木の茂みに隠れて眠ろう。
---そして朝。
さて、他のちほーにも出向こうか。
♢じゃんぐるちほー。
かつてサーバルちゃんとらっきーさんで通ったあの道をもう一度行くことにした。
今日は1人だ。
らっきーさんもいなければ、サーバルちゃんもいない。
寂しさに付きまとわれたが、自分の身は自分で守る。
まだ、じゃんぐるちほーは序盤。
しっかりとした足取りで、じゃんぐるちほーを歩く。
やはり、ここでも、サバンナと同じ状況になっていた。
様々なフレンズだったけものが、
獣 になっていた。
ぼくには攻撃をする素振りは見せてこないが、
やはり少し警戒しているようだった。
♢アンイン橋付近
じゃんぐるを抜け、コツメカワウソとジャガーにあったアンイン橋付近に来た。
やはり、カワウソとジャガーの気配はなく、ジャガーが乗せてくれた
いかだも、陸地に打ち上げられていた。
ぼくがかつて作った、あの橋を通って、向こう岸に行った。
♢こうざん
ロープウェイは動いていた。
山頂までこいで、アルパカが
かつて営んでいた ジャパリカフェへ
立ち寄ってみた。
やはりアルパカの姿はなかった。
しかし、なぜか内装は整えられており、いつでもお客さんが来ていいようになっていた。
「(ようこそぉ、ジャパリカフェへ!)」
こんなことが、たくさんのお客さんに言いたかったんだろうな、と思いつつ、カフェを後にした。
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