異変②

数々のフレンズをみかけなくなって、

ぼくはここにいるべきなのか。


もはやぼくが誰なのかさえ、忘れてしまいそうになるほど、悲しみに暮れていた。



だが、今の現状を知るために。

今日もぼくが

サーバルちゃんとらっきーさんと歩んだちほーを転々と歩く。






♢さばくちほー

相変わらず足元が暑く、頭上には太陽が。

意識が遠のきそうになるほどの暑さの中、どこか涼しくなるところ、

スナネコがいた寝床を探しに、淡々と進んでいく。




どれほど歩いただろうか。

やっと見つけた、スナネコの寝床らしき場所。



中に入ると、やはり薄暗く、

スナネコの姿もなかった。


しかし、野生のスナネコは、涼しい所で丸くなっていた。

かつてスナネコがバスを通す時に掘ってくれていたであろう穴も、

半分ほど塞がれていた。


ここを進めば、「バイパス」に出れるのだろう。




穴を通り抜け、バイパスに出た。






♢バイパスと地下迷宮

バスに乗っている時も、バスライトがないと薄暗いのに、今は光源さえない。

暗い道を、壁を伝いながら歩いていく。


すると、空間があった。

ドアもある。

そうか、ここが

ツチノコと出会った地下迷宮。


ドアは何も挟まれていないので、自分で開けて入った。

もし何も変わってなければ、あの時と

同じように進めばいい。



あの時、赤色のセルリアンと出会い、

橋が崩れたままになっていた場所は、そのままだった。



ようやく地下迷宮から脱出し、外に出た。


まだ明るいので、へいげんちほーへ行こうと思う。

































??? 「あ、あいつ... まさか.....」

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