chapter4.5-7:超絶美貌頭脳明晰完璧美少女アイドル、東照宮 シズク 〜戦国編〜


 ――プリティ☆アイドル、マナカ。


 そんな馬鹿みたいな、とことんまでにふざけた名前に一同は騒然となる。

 このワカバヤシ学園を支配し、牛耳り、一年間にも渡ってみんなの自由を奪い続けた、多賀城 マナカ。

 それと同じ顔をもつ少女が、まったく同じ声色で、同じように尊大な物言いをする。


 恐怖を喚び起こされたのは、生徒たち皆同じだった。


 ……だが、生徒でありながらただ一人だけは、例外で。


「――マナカちゃん」


 客席のリナは、神妙な顔と共におもむろに、手へ「記憶触媒メモリ・カタリスト」を握った。

 ……「記憶触媒」とは、この街で広く使われているデータを保存するための道具だ。

 昔はUSBメモリなんてのが主流だったらしいが、その数倍上の容量がありしかも安価だということで、今やどこでも記憶触媒を使っている。


 そして、リナの握っているそれは、一般に流通しているものとほぼ同じ形をしているが、その機能は大きく違う。

 ヒーローが変身に使うアイテム、それと同型のもの。

 ユウ先生が変身していたのを見ているから、間違いない。リナはマナカちゃんを打ち倒したときに、あの力を得たのだ。


 そんなものを、大っぴらに持ち出そうとしている。

 それは今すぐにでも、ここが戦場になりうるということの証明だ。

 事実、リナのその警戒も無理はない、なにせ、あのマナカちゃんと同じ姿をもつ女が、偽マナカちゃんのように力を手にして現れた。

 私だって、思わず反射的に能力で氷を辺りに漂わせたものだ。


 この学園を恐怖に陥れた、ヒーロー組織「英雄達」の幹部「四天カルテット」の一員「魔法少女プリンセス☆マナカ」。

 そしてその正体……城前 カナコは、ユウ先生とリナと、そしてこの私の尽力によって倒され連行されていった。


 だが今ここに、再びマナカの名、姿をもつ少女がアイドルとして私の前に立ちはだかった。

 そのことは、誰にも予想だにできなかったことで……学生も、教師も、背後のクニミPですら、動くことはできなかった。


 私も、そうだ。

 嫌になるほどわかっている、結局の所……私は彼女を倒すことになにも貢献してはいない。

 ユウ先生たちの潜入のために学園長を誘導したあのときだって、結局あの人はマナカちゃんに協力する気などなかった。

 私に連れられていかなくとも、学園長はきっとあの侵入を見て見ぬ振りをしたにちがいない。


 なにより、マナカちゃんと正面から対峙したことなどない私には――この窮地に、挑む力なんて与えられてはいなかった。


 結局、私はただのクズだから。

 風見鶏で、イジメに加担したり、それを止めようとしたり。

 自分の意志なんて、自分でなにかを為そうとしたことなんて、一度もありは。


『――シズク!』


 そう、思ったとき。


 会場のスピーカーから、声が響く。

 この声は……クニミPの声だ。

 私を、私なんかをアイドルにしようとしてくれたいい人。

 きっと「逃げろ」とか、そういう優しいことを言ってくれるんだろう。

 ……なら、それを理由にして逃げられていい。

 アイドルとしてここに立った手前、逃げると格好がつかないと思っていたけど。

 スタッフからの指示という体でなら、仕方ないって、皆――、



『なに、やってる!ライバルアイドルが乱入かましてきたんだ!マイクパフォーマンスでもって対抗してやんなきゃ駄目だろうが!』


 ……え?

 予想外の叱咤に、思わずきょとんとした顔をしてしまう。

 クニミP――国見ヶ丘 ダイキは、今なんといった。

 逃げるな、立ち向かえと。

 そう、言ったの?


『俺は、お前をアイドルにすると誓った……!それは商店街のご当地アイドルっていう、お前からしたらガッカリな、スケールの小さい話なのかもしれないけど、んなの関係ねぇ!』


『お前はアイドル!ここはお前のステージ!だったら、あんな奴にすき放題させていい道理がねェだろうが――!』


「――」


 ……あぁ。

 そう、そうだ。

 彼はこの数週間、ずっと私のレッスンをみてくれた。

 本業はまとめサイト運営してるただの学生のくせに、本当のアイドルプロデューサーやマネージャー、トレーナーみたいに。

 私がどんな、ろくでもない子供なのかも知らずにずっと。

 それも当然だ、アイドルになると決めてから、彼には良い面しか見せてない。

 だが、だからこそ信じてくれている。


 そして、その期待に答えずにいられるほど……まだ、私の性根も腐ってはいなかったようだった。


 ……けど、まだ恐怖で踏ん切りがつかない。

 逃げることをやめる決心はついた、けれど足が竦んで動かない。


 そんな、とき。


「――そうですわ!今更マナカちゃんが帰ってきたところで、臆する貴女じゃないでしょう!?」


 女生徒の声が響く。

 私がこの学園を出るとき、ひょんなことから対峙することになった少女「七北田 ルリ」。

 私にいじめられていた筈の彼女が……今、失意の私に発破をかけていた。


「そ、そうだ!学園を救った、三英傑でしょう!」

「今更マナカちゃんなんて、こ、こここわくななな、ないんだから!」


 次々と、生徒たちの口々から叛逆の狼煙があがる。

 そして……そのなかで。


 志波姫リナは、まっすぐに私を見つめ。


「――」


 ただ、頷いた。

 それが……最大級の、激励であることに気づいて。


 私は、ついに恐怖と対峙する。




『―――みんな、ありがとう。もう、大丈夫!』


 足を開き、大地を踏み締める。

 マナカちゃんがなんだ、所詮はただのいじめっ子。

 教育実習生にボコされて玩具を取り上げられただけの、年も変わらないガキにすぎない。

 そう自分に言い聞かせて、発破をかける。


『マナカちゃん、いや……城前 カナコ!今更出てきてどういうつもりなわけ?ここは私のステージ、乱入者なんてお呼びじゃないんだけど!』


 私の煽りに、彼女は瞳を見開く。


『カナ、コ……?』


 その表情はあのカナコちゃんですらしたことがないような、心底からの憤怒を抑えきれないかのようなひどく歪んだ顔だった。

 その、飢えた獣の如く鋭い眼差しに、少し足が竦む。

 自分以外をゴミとしか見なしていなかったマナカちゃんからは、これほど一直線の殺意を向けられたことなどない。

 彼女は、誰よりも他人に関心がなく……外敵を排除しようとするときにも、まるで虫を潰そうとするかのように事務的だった。

 だが、目の前の彼女は違う。

 なんというか……その感情は、「普通」過ぎた。


 そして彼女は、唇をかみしめ震えながらも、ついに言葉を発する。


『あんなブサイクで、性格も悪いカスと一緒にしないで!こっちは姿を取られて、地下に閉じ込められて……いい迷惑だったんだから!』


 その言葉に。


『っ、まさか――!?』


 私達は気付く、彼女の正体に。

 そう、そうなのだ。

 城前 カナコは、力を取り上げられてリナ達に連れられていったきり。

 英雄達ブレイバーズがそれを助け出し、晴れて自由の身となっていたのであれば……リナがここで、私のライブを悠長に眺めているわけがない。


 つまりあの姿を持ち、自由に振る舞えるのはこの世でただ一人。


『そう!私はマナカ!多賀城 マナカ!あんたらが今でもビクビクしてる偽物なんかじゃない……本物の、私!』

「マナカちゃん……」


 ――一年以上、学園地下の監獄に幽閉されていた本物の「多賀城 マナカ」本人。

 それが今、目前に立っている敵の、正体。


『この姿は、この人たちがくれたこれで変身した姿なの!変身してから、すっごく気分がよくって……だから、乱入しちゃった!』

『なにが目的?ここは私のステージで、私の歌を楽しみに集まってくれたみんなの為に歌う場所!マナカちゃんに邪魔される謂れなんてないんだけど!』


 正体がわかれば、先程まで持っていた忌避感も、恐怖心も振り切れた。

 所詮、あのマナカちゃんではない。

 本物であり、故に私達からすれば偽物の彼女に、恐怖する理由なんてない。

 何より、この場には一度偽マナカちゃんを実力で下したリナもいる。

 ユウ先生がいないことだけは懸念事項ではあったけども……でも、勝ち目はきっと。

 そんな風に思っていた。


 だが、しかし。


『……はぁ?』

『っ』


 地の底から響くような、不満の声。

 その声色が、その調子が。

 あのマナカちゃんと瓜二つで……私は、私達は戦慄する。


『私が、ここで歌うって決めたら……アナタはどかなきゃいけないんだけど?だって、私はマナカなんだよ?』

『――』


 言動も、傍若無人さも。

 二人のマナカちゃんの間には、まったく遜色が無いようで……背筋が凍る。

 まさに、蛇に睨まれた蛙のようだった。

 そして、なにも言葉を発せずにいる私達を前に……マナカちゃんは、大仰な身振り手振りと共に激情を発する。


『アナタ達、みんな私を腫れ物みたいに扱ったでしょ?一度だって多賀城 マナカとして扱っ くれなかった、アナ たチが見ているのはイツだって城前 カナコが成り代わっていたマナカ!ヒ、ハハ』


 だが、その様子はおかしい。

 足はフラつき、目は焦点が定まっていない。

 立っているのがやっとといった様子で……その身体の周りには、仄かに能力因子の燐光が浮かぶ。


 その異変に気づいたのは、リナたちも同じで。


『姉御、アイツの様子おかしくないですか……?』

「うん……まるで、元々持ってた感情が無理に暴走してるみたいな……このままじゃ、もしかすると」


 フード姿の連中とリナは、そんなふうに話していた。

 もしかすると、その言葉の先を想像する。

 考えて……行き当たる結論はひとつ。


 感情と、それに呼応した能力因子の暴走。

 その果てに待つのは、能力者であれば誰でも知っている現象だ。


 ――すなわち、「怪人化」。


 英雄達のヒーロー達が狩る、人を外れた怪物たちへの变化だ。

 そんな最悪の結論に至った私達の心配。

 それを無碍にするかのように、マナカちゃんはその狂気を孕んだ眼差しを、私に突き刺した。


『だから、なってあげることにしたの!「英雄達ブレイバーズ」の人達も望んでくれたから!アナタ達が望む……偽物で、本物の多賀城 マナカをォッ!』


 瞬間。

 彼女の背後に配置されたスピーカーが、スポットライトが……宙に、浮かぶ。

 そしてそれらは、ガチャガチャと金属音を立てながら変形し、砲台かなにかのような姿を取る。

 そして――スポットライトだったそれの砲口が、私に向くと同時に。


「危ないっ!」

『っ!?』

『――死に果テろ、似非アイドルッ!』


 一筋の、閃光が放たれる。

 私は咄嗟にマイクを投げ捨て、能力を使って眼前に幾重にも氷を展開する。

 生成されたのと同時に、氷に着弾したそれは……表面をみるみると溶かし、突き進んでくる。

 正しく、ソーラービーム。

 光を束ねたその熱線は、私にはとことんまでに相性の悪い相手のようにも思えた。


 落下したマイクにより生じたハウリングと、熱戦に氷が着弾した際に生じた異音が不協和音を響かせる。

 そして氷は作り出す端から溶かされて……光の帯が私の体を貫くのは、もはや時間の問題のようにも思えた。


 だが。


「シズクッ!」


 そんな私の背後から、クニミPが現れる。

 だめだ――今来たら、一緒に撃ち抜かれて死んでしまう。

 そう思い止めようとするが……話しかけようものなら、集中が乱れて帰ってその未来が早まるように思えて。


 そうこうしてるうち、クニミPは私の体に触れ、こう言った。


「――お前を、俺の担当アイドルを死なせはしない。そんなことになっちまったら、ユウにも格好つかねぇしな……!」


「え――」


 衝撃的な言葉が聞こえた気がして、思わず彼をみる。

 だが、それは悪手だった。

 力を込めるのに意識が集中できず、これ以上の氷壁展開が追いつかない。

 表面温度を強制的に上げられ、文字通り薄氷になった壁が光線に貫通されるのは時間の問題だ。


 ならせめて、クニミPだけでも。

 そう思い、覆いかぶさるようにして目を瞑る。


 だが……いつまで経っても、私達の身体を焼く様子はない。

 それを怪訝に思い、ふと前へと向き直ると。


「――え」


 氷が、何故か溶ける様子もなく光線を弾き続けていた。

 やがて、光線のほうがその出力を維持できずに解けていく。

 そうして照射が終わると共に……氷は、粉々に砕けて消滅していった。


「な、なんで……?」


 私は思わず、驚きと安堵が綯い交ぜになった表情と共にへたり込む。

 どうして、防ぎきれたのか。

 私の能力「氷結生成」の限界は、私が一番良くわかっている。

 氷の生成なら、力の続く限りいくらだって出来るが……生成後の氷を維持し続ける力には長けてはいない。


 ましてや、あれ程の熱量をもった光線、防ぎきれるはずなんてないのに。

 そうして愕然とする私。

 だがその隣から、答え合わせの声が響いた。


「――俺の、「温度操作」の力だ」


 聞こえた言葉にはっとなる。

 そうか、クニミPも能力者。

 彼もなんらかの強力な能力を持って―――いや、そんなことはどうでもいい!


「あの光線自体をどうこうする力は俺にはないけど、お前の氷の温度を一定に保つチカラくらいはある。それで防ぎ続けられるように、氷を維持してみせたんだ。……物理的な威力のあるビームとかなら、こうはいかなかったかもだが」

「バカ!」

「うげっ!?」


 長々と得意げに説明するクニミPに、悪質なタックルをかます。

 鳩尾みぞおちを狙ったが流石にいなされて、クリティカルヒットとはならない。


 だが、それをしてもなお怒りは晴れなかった。


「一緒に焼け死んだら、どうするつもりだったの!私クニミPと同じ骨壷に入れられるとか、ぜったいゴメンだから!」

「いや一緒に死んでも骨壷は別だろ……ってそこじゃないが」


 私がやられるだけなら、別に良かった。

 いじめに加担したし、素行も悪くないと自覚があるから、最悪因果応報だと納得ができる。

 けど、クニミPは違うじゃないか。

 様々なことを伝えるサイトを運営して、地域やユウ先生の活躍、果ては英雄達の悪行を命がけで伝えている。

 どころか知り合いから頼まれて、わざわざご当地アイドルなんて企画するくらいのお人好し。


 それが、ここで死んじゃうなんてイヤだ。

 心の底からそう思って、だからこそ憤りが隠せなかったのだが。


 しかし、クニミPは言う。


「死ぬかどうかなんて、知ったこっちゃない……一緒にしんだなら、天国でプロデュースしてやる」


 もしも私が大人気アイドルだったら、炎上モノのセリフを公衆の面前で。


 だがそれを言われて私は、いよいよ何も言えない。

 ……悪いことばっかりしてきた私はたぶん、いや間違いなく地獄行きだと思うけど。

 でも、真っ直ぐなその思いは伝わってきた。


 なら、今は立つしかない。


 いや立ちたい。私のアイドルとしての初舞台。

 それを土足で踏み荒らされて、それでもへたり込んでいるのでは彼に顔向けなんてできないじゃないか。


 だから、立ち上がる。

 私のタックルで苦しむクニミPを背に、守るようにして。


 そういえばやけに長い間攻撃してこないな、と見てみれば、本物マナカちゃんは息を切らせて苦しんでいる様子だった。

 もしかするとこれが、初めての変身なのか。

 でもだとしても、あの疲弊具合は尋常ではないように思えた。

 それにあの、鬼気迫る狂気に支配されたような様子。


「はぁ……ハァ……!」


 そこでリナがいってた言葉を思い出す。


 ――まるで怪人化。


 もしかすると、今彼女は人と怪人、その岐路に立っているのではないか。

 だとしたら、止めなきゃ。

 あの変身機を、無理矢理にでも引き剥がす。

 ……けど、どうやって?


「――」


 見れば、リナは変身するかどうかの瀬戸際にいるようだった。

 だが、マナカちゃんの周りにはヒーローがいる。

 この場で変身すれば、反英雄組織の一員としての彼女の正体が露見してしまう。


 ……なら、変身してもいいやつがすればいい。


 仮に変身に失敗しても、いいのが一人いるじゃないか。


「っ、ちょっとごめん!」


 私は咄嗟に、観客たちの人混みに紛れる。

 そして英雄達の面々から見えにくい位置に潜んでいたリナ達のもとに駆け寄り、


「――リナ、あの変身するやつあるでしょ!よこして!」

「え」


 急ぎ目で要求をした。

 そう、彼女らが正体を明かしづらいのであれば、わかりやすく暴れられる私が変わればいい。


「私の……は、副作用がすごいから、じゃあこっち」

「よし」


 リナはごそごそと荷物を漁り、ひとつの機械を渡してくる。

 ヒーローが変身するときに使うアイテム、「変身機」。

 渡されたのはそのうち、英雄達のヒーローたちが使っているのと全く同じ形のものだった。

 そしてそのうえにはご丁寧に、白紙の記憶触媒が置かれている。


 これで自分の因子を取り出して、変身する。

 そのことを直感的に理解して、マナカちゃんの眼前へと戻ろうとする最中。


「ごめん、お願いシズクちゃん。マナカちゃんを……」


 リナから、お願いをされた。

 ……思えば彼女にこんなふうに接されるのは、初めてな気がした。

 カナコちゃんの一件のときは、私も二人もどうにも「東照宮 シズク」を部外者として扱っていた気がする。


 でも、今は。


「わかってる!」


 去り際に手を振り、私は再度人混みのなかに突っ込む。

 ヒーローたちに、リナ達のことが気付かれた様子はなかった。

 そのまま逃げることもできずに立ち尽くしてる観客の生徒達の間をかき分け。


『――突然の乱入で、このライブの主役はマナカちゃんに移っちゃった』


 私は、ステージに再び立つ。


『……そウ、ソウそウそうそう!そうよ主役は私!東照宮 シズクでも、城前 カナコでもない、私、わた、ワタシ!!!!』


 錯乱し、しかしそれでもすんでのところで会話を成立させるマナカちゃん。

 その前に立つ私の腕には……リナや、ユウ先生がつけていたのと同じ変身機があった。


「でも」


 ここからだ。

 私のアイドルとしてのステージ、その本領。

 それを発揮するために、檄を発する。


『こっから先は、アンコール!』


 <エヴォ・トランサー!>


 <白紙BLANK因子収集コレクト


 <氷雪BLIZZARD


『このライブの主役は――』



 <氷涙BLIZZARD英勇着装ブレイブ・フォーミング!>


 そうして、私は。




『私、東照宮 シズク!またの名を……「ティアドロップ」!』



 その姿をヒーロー/ヒロイン――いや。

 アイドルのそれへと、させたのであった。




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