偏見混じりで書くこれが本当の〝工業高校あるある〟ー実習編ー

mm(ミリメートル)が常識の工業高校

 まず実習編に入るために一つ工業高校の常識を言っておこう。


 工業系の学校や第二次産業等に身を置いている人にとっては常識中の常識だが、この学校において通常使われる長さの単位はcmセンチメートル(以下センチ)ではなくmmミリメートル(以下ミリ)が常識なのだ。


 小中学校では基本的にセンチで様々な図形の問題を解いてきたはずだ。そしてそのまま普通科高校に通うのであればそのままセンチで通用するのかもしれない。


 しかし工業高校は違う。


 仮に工業高校で鋼材の長さを教師に伝える時にセンチで言うとする。入学当初は「ミリ単位で言ってね」と軽くお言葉をもらうが、そのうちセンチ単位で言うのであれば軽く鼻で笑われ馬鹿にされる。


 それほど工業高校にとって〝ミリ〟は重要かつ多様性のある単位だと言える。


 でも安心してほしい!


 普通にミリ単位が慣れます。最初は戸惑うが絶対に慣れていきます。


 実際に俺も入学当初はどうしようもないくらいにセンチを多用して、鼻で笑われまくりました。


 しかし今ではミリ単位で言えてます。というよりミリは言わないで、例えば二百六十ミリの丸棒を切ってもらいたいとき、普通に「二百六十で丸棒切断しといて~」と言います。


 慣れればもう最後にミリをつけなくても会話は成立します。


 とにかくここで言いたかった工業高校あるあるの中の基礎中の基礎「工業高校の基本的な長さの単位はmmミリメートル」いう事だ。


この内容は是非このエッセイを読んでくれた工業高校(機械系学科)志望の中学生に覚えていてもらいたい。


 

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