第3話 ライバル登場
が~るずみんながらい~ばる~
「へいへいかまんせいせいど~ど~」
「歌詞の使用は著作権的にダメだろ」
「プリパラ、終わっちゃったぜ。よし、首吊ろう」
「待てよ」
俺の目の前の100人いるライバルの内の一人が俺を止めようと必死になる。
「死んだっていいことないだろう?な?」
「ザキ!」
「ちょ、お前、突然即死魔法撃ってくんじゃねえ」
「ようやく即死魔法出したぞ!これでもう今日のノルマ達成な」
「さっきの即死魔法避けられたぞ。一度死ね」
だって、即死魔法って何故だか無駄に避けられやすいわりにかかる確率も極端に低いのだもの。
弱点属性じゃない場合、即死確率は1%ほど。
世の中甘くねえな。
「ぼくの紹介を忘れるんじゃない!それと、今ここで帰ったら物語的にどうなるんだ!」
「俺たちは上り始めたばかりだ。この男坂をよぉ」
「三話で打ち切りか!?」
「そもそも作者もそれほどつづける気ねえんだっつの。それと、お前名前は?100人もライバルいると名前覚えられねえんだ」
「
「俺の名前を言ってみろぉ!」
「お前、それがやりたかっただけだよね!」
まさか、一話限りのモブキャラに突っ込まれる日が来るとは。
「俺も落ちぶれたな」
「お前にだけは言われたくないな」
「俺だってそうだぜ。俺の豆腐メンタルは傷付いたので帰ってリスカするわ」
「お前、コンティニューするだろ」
「ノーコンティニューでクリアだぜ!」
「どの口が言うか!」
ともかく、俺はダ・カーポのやりすぎで腰が痛いんだ。
最高だろ。
茜ちゃんのバスト89とか。
「巨乳にしか興味がないクズが」
「ああん?じゃあ、お前はその捕まってる100人いる幼馴染の一人の奈々未かむちゃくちゃおっぱいでかい茜ちゃんかどっちがいいんだよ?俺の名前を言ってみろぉ!」
「そのネタ、はまってるのか?ちなみにだな、やはりおっぱいというのは大きさだけでなく色形が重要でな」
「おっぱいは、なければ、意味がねえんだよ!」
俺は悲痛な叫びをあげた。
奈々未のおっぱいはない。
むしろ、俺の方が大きい。
「おっぱいがなければ色形とか言ってられねえだろ!」
「くっ。まさか、即死太郎。お前にそのようなことを教えられるとはな」
俺と100人いるライバルキャラの一人(名前は忘れた)は熱い握手を交わす。
「お前ら一度、死んで来い!」
奈々未の放ったメテオは俺たちを消し炭にした。
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