第25話 東京パラリンピック・テロ事件


+東京パラリンピック・テロ


とある水道局員は、パラリンピック会場の近くにあるマンションの


玄関のオートロックの場所にいた


なぞの水道局員「すいません!水道局のものなんですが・・・」


水道局員がマンションのインターホンで、そう答えるとマンションのオートロックが開く


水道局員はマンションの一室に向かい。


主婦が応対する


なぞの水道局員「水道局のモノですが・・・」


主婦「あぁ!お待ちしていました!どうぞ!」


水道局員と主婦は部屋に入る


主婦「こないだ、水道メーターがおかしいって電話が来たんですよ・・・それで水道料金がとんでもない金額に・・」


なぞの水道局員「どれどれ。見てみます・・・」


主婦「電話の水道局の人は、水漏れしてるんじゃないかって・・・」


なぞの水道局員「あぁ~・・奥さん!これダメですね。壊れてますよ。ご主人は?」


主婦「主人は、今日はパラリンピックの取材で・・」


なぞの水道局員「パラリンピックの取材・・・」


主婦「夫はテレビ局のチーフプロデューサーなんです。」


なぞの水道局員「あぁ!そうですか!お子さんはいますか?水道のおおよその利用量が知りたいんで家族構成を教えてください」


主婦「このマンションには私と主人だけです。息子は一人いますが大学生で、ここに住んでませんが・・」


なぞの水道局員「そうですか・・・では・・・」


なぞの水道局員はそう言うと、3Dプリンターで作った改造銃を取り出し


なぞの水道局員「長年の差別への復讐を!」


ビャン!ビャン!!


くぎ打ち機のような銃声が鳴り響き


マンションに住んでいたマスコミ関係者の主婦に弾は命中し


主婦は、即死した


なぞの水道局員「パラリンピック会場近くのマスコミ関係者が住むマンション占拠。完了」


そこに幻覚の差別取締局が現れる



差別取締局「素晴らしい。よくやったぞ!ヨウ・・・いや、ムスラ戦線!」


なぞの水道局員の正体はムスラ戦線(ヨウ)だった


ムスラ「あなたのおかげだ!差別取締局。あなたが生前調べて残したマスコミ関係者の住所にパラリンピック会場近くに住んでいる人がいてよかった。」


ムスラ「これで、テロができる。」


ムスラ戦線は、そう言うと、早速、マンションのWIFIなどをイジりだし


マンションの一室を有翼ドローンの司令室に変えていった


差別取締局はベランダからパラリンピックの会場を見下ろしていた


差別取締局「今こそ!復讐の時だ!長年の精神障害者と身体障碍者の9倍もある福祉格差に天誅を加える時だ」


ムスラ戦線は中東の武装勢力にありがちな黒装束の戦闘服に着替え。ノートパソコンを開き


ドローンに指示をだした


あらかじめ


パラリンピック会場近くの林に隠された大きいギターバッグのような大きいバッグが破れ


発射台と有翼ドローンが現れる


有翼ドローンは、すぐさま発射されパラリンピック会場に飛び立っていった・・・


ニュースアナ「さて、今日から始まります。東京パラリンピックですが、会場にはAアナウンサーいます。」


Aアナ「はーい!こちらは東京パラリンピックの開会式の会場になりま・・・」



その時、会場に突然。銃声が鳴り響く


Aアナ「な、なんでしょう・・今の音は」


会場の女性「キャー!」


今度は会場に女性の悲鳴がなりひびく


会場にいる人たちは、一斉にスマホ画面を見て


SNSにつぶやいたり、なにか情報がないかチェックした


SNS上


アカウントA「オイオイ!やべぇよ!やべぇよ!会場の北側で銃を乱射している奴いるぞ!リツイート拡散よろ!」


アカウントAには黒ずくめの男がライフルを持っている画像と共にツイートされていた


次々とリツイートボタンが押されるアカウントAのツイート


別のアカウントBでは、


アカウントB「近くの警察官が、テロリストが銃乱射しているから会場の外の近くの公園に逃げてください!と言っている」


アカウントB「人命がかかっているんで、この内容を、どうか拡散してください!お願いします!」とツイートされ


このツイートに善意で多くの人がリツイートした。



会場にいる男「まずいぞ!SNSでテロが会場の北側で起きてるって!会場の外にある公園に逃げろ!!!」


会場にいる女「逃げて逃げて!」



会場の多くの人が、このツイートを見て


混乱状態になった。


会場にいる警察官「みなさん!どうか!落ち着いて!落ち着いて!うわぁ!」


警察官の制止を振り切り


パニックになる会場にいる来場者たち


指令室にいる警察の偉い人「まずいぞ!・・一体どうなっているんだ!テロは起きてるのか?」


会場にいる警察官「わかりません。銃撃音のようなものが聞こえます・・」


会場にいる男性「早く逃げろ!!テロリストが!テロリストが!!!」


そしてパニックになりけが人が出る中、会場近くの公園に避難者は集まった。


女性「やだ。うそでしょ。テロとかマジ怖いんだけど」


女性の彼氏「大丈夫大丈夫。俺が守ってや・・」


すると、


ボーーーーン!


来場者が避難した公園の頭上にドローンが落下し



突如。爆破した


狭い公園に密集して集まったため


多くの公園に逃げた人が犠牲になった


女性「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!ああああああ!!!あああ!!!」


血を流しながら、状況を理解できず泣き叫ぶ女性


ニュースアナ「たった今入った情報です。パラリンピックの会場の外の公園で爆発がありました。繰り返します・・会場の外で・・・」


ニュースアナ「警察の発表によりますと、会場の外の公園に退避するように指示をだしたことはなく。」


ニュースアナ「SNSのツイートは嘘である可能性があり、付近の警察官の誘導に従ってほしいとのことです・・・」


ニュースアナ「では、現地から・・」


ニヤリ!と笑うトロール


警察官たちは会場でテロリストがいるとツイートされた場所に向かう


そこには、複数の少年が笑いながらスマホの暴走に困り果てていた


スマホは勝手に大音量をだし、銃撃音をだしていた


少年A「ちょ!マジでなおらねぇぞ!!なんでだよ!さっきからスマホが勝手に銃撃音を大音量で出すんだけど・・」


少年B「こっちは、女の悲鳴ばかり出る・・・再起動しても、またなるんだけど・・マジ勘弁してよ・・」


唖然とする警察官たち・・



テレビのニュース



アナ「警察の調べによりますと実際にはテロリストは存在せず、銃撃音や女性の悲鳴は、会場にいた少年たちのスマホが何ものかによってハッキングされ大音量をだしていた。ということです。」


アナ「また、会場の外の公園に避難誘導をした警察官は、聞き取り調査の結果一人もおらず」


アナ「警察は公園に爆弾が搭載されたドローンを落としたムスラ戦線が、フェイクニュースを流した可能性があるとみて捜査を進めています」


アナ「このテロについて総理は・・」



総理大臣「テロには断固!屈しません!このような障害者のような弱者を狙ったテロは、いかなる理由があろうとも・・」




ムスラ戦線はSNSを中心に自分の主張を動画にし拡散した


拡散には乗っ取ったアカウントが使われた


ムスラ戦線は中東にありがちな黒装束を着てムスラム教の教えに乗っ取り


顔を隠した


ムスラム教では顔をカメラに映してはならないからだ



ムスラ戦線



身体障碍者はメディアに出てきては「格差を障害のせいにするな」とか偉そうに言っているのに、自分たちは精神障害者の9倍も障害者枠を独占している。


2017年


日本国の障害者枠の内訳


身体障碍者87パーセント


知的 3パーセント


精神 10パーセント


日本政府の障害者枠の9割は身体障碍者である。身体障碍者と精神障碍者は400万人くらいで同じくらいの数なのに9倍も福祉格差があるのは、なぜなのか?


それは日本の福祉が「人気」を基準に決められているからである


日本は欧米的人気取り社会。総理大臣を決めるのも金持ちになるのも全部人気で決まる社会だ。


福祉も「人気」を基準に決められていた。とんでもない話である。身体障碍者は見た目で同情されるので人気者になる。精神障碍者は事件を起こすこともあり人気がない。だから9倍も福祉格差ができたのだ


身体障碍者は障害者枠の9割も独占し、旅行も無料にされている。交通費はタダでありハガキも無料でもらえる。しかし、精神障碍者は障害者枠の1割しか占めておらず、交通費もハガキも全額自己負担であり


求職活動では身体障害者しか応募できない求人が多く、雇用の機会が与えられず、無職になり餓死も起きているのに、日本のマスコミと政府、学者たちは、それをヒキコモリだのニートだの差別して


人格の問題にすり替えて助けなくていい屁理屈ばかり考えている。差別していい屁理屈ばかり考えている。


ニート差別で被害が出たという言論も、ニート差別に反対する言論もマスコミは絶対に認めない


餓死が起きて、自殺者が3万人もでているのにもかかわらずだ


なぜなら、それを認めると自分たちマスコミに悪者だと認めることになるからだ


だから、何があっても日本の無職や低所得者の人格が悪い!と言い続け


福祉の問題ではなく教育の問題にすり替えるのである


外国のテレビやニュースを見てみればいい。


どこの国のマスコミも失業者を助けろ!救え!と言っている


日本のマスコミは一切、失業者という言葉すら使わず


ニート差別ばかりしている


これを見て、世の中の大部分の人間は日本は豊かで失業するリスクがないんだと


錯覚する


しかし、日本が豊かでも、精神障害者は雇わない


明らかに日本の健常者は豊かでも


日本の精神障害者は明らかに貧困だ!


ところが、マスコミや学者は貧困者の話題になると


大学生の若者がやる気がないとか言い出す


どんなアタマをあいつらしているんだ?


障害者枠の1割も満たない。精神障害者が貧困者なはずなのに


一言も言わない。大学で教えている学生と話したら今の若者がやる気がないから


貧困者なんだ。だから貧困者はかわいそうじゃないんだ


政策の問題ではないんだ。こう言った。調べもしない


自分の主観だけで社会学を語る自己中心的なマスコミや学者が弱者を差別したせいで


餓死も起きているではないか!


ところがそれをヒキコモリだと言って人悪が悪いから死んでもいいんだと


死人の人格まで差別してマスコミが日本は豊かだと誤魔化している


自殺者はアメリカの3倍以上。人口比率なら6倍だ


自殺しているのは、ほとんど精神障害者だ


外国のユーチューバーが


日本にきて自殺の名所を見にくる


自殺の名所が観光名所になってしまっている


こんな国がどこにあるのか!


それはなぜか・・・


身体障碍者と同じ400万人いるのに障害者枠の1割しか満たないからだ


だから精神障碍者はこの日本社会ではつまはじきにされ困窮しているから


自殺やテロや通り魔しかないのだ


政府も精神障害者を雇いたくないので40年以上メガネをかけた人間を障害者にして


障害者枠を埋めているのに、どこに居場所があるのか!


なぜ余っている精神障害者を雇わないのか?


これは、政府のごまかしの問題だけではない


精神障害者と身体障碍者の福祉の格差が9倍もあるという。精神障碍者VS身体障碍者の福祉格差の対立なのだ


政府は雇用の機会を精神障害者に対しては与えないのに


働かないのが悪い!ニートが悪いと差別する


障害者枠が5・4・1


つまり障害者人口に応じた割合


身体障碍者5割、精神障碍者4割、知的障碍者1割と


キチント雇用の機会が障害者人口を反映した割合で与えられているならまだしも


精神障害者は障害者枠でも1割以下しか一般社会に入ってないのだ


にもかかわらず、差別ばかり、福祉は減らすばかり


一般社会に入れていないのに障害者施設は次々閉鎖する


一方で身体障碍者は9割障害者枠を独占し社会に入っているのに旅行まで無料にする


豊島区では携帯電話料金の1割を補助している


一方、精神障害者は何もなく餓死している。ヒキコモリだニートだと差別しかされていない


この「人気」を基準とした福祉格差を是正するために、身体障碍者の祭典パラリンピックにテロを実行する!もはや身体障碍者は弱者ではない!弱者を利用した強者であり精神障害者より9倍も優遇されている


福祉格差9倍の象徴である身体障碍者の祭典パラリンピックに対してテロを実行する!



ネットの動画のコメント1「いいぞ!ムスラ戦線!長年虐げられてきた精神障碍者の恨みを今こそ晴らせ!!」


ネットの動画のコメント2「精神障碍者と身体障碍者で格差ありすぎだろ!俺もおかしいと思ってたんだよ!!」




アナ「このようにムスラ戦線はパラリンピックに対するテロの正当性をネットで主張しました」


アナ「ここからは、テロや爆発物に、お詳しい専門家であられます。元陸上自衛隊の・・・」


専門家「この攻撃方法はイラクでアメリカ軍サイバー部隊がISの指揮系統に嘘の情報を流してISの戦闘員を一か所におびき寄せ、そこを空爆したのと似ていますね」


アナ「そして、なぜ会場の外に誘導したのか?という疑問なんですが・・」


専門家「それはですね・・会場の警備が厳重でなかなか攻撃が難しいと考えたんでしょうね。飛行ドローンも対策がされていますから」


アナ「少年たちは、日本では配信されていない海外では既に配信されている新作のウンポコモンGOをやりたくて、」


アナ「SNSで脱獄の方法を勧められてスマホを脱獄してインストールしたので、警察はハッキングされたと発表していますが、これについてはどう思われますか・・・」


専門家「そうですね・・脱獄してない端末や正規のスマホアプリをハッキングするのは難しいんですね。」


専門家「それを、新作の話題のゲームを早く遊びたいという人の心理を使ってセキュリティを破ってしまった」


専門家「なかなか、企業や政府が対策していても、こうした攻撃しやすい個人は弱点なんですね。そこを巧みに狙ってるということからも犯人は、なかなかの知恵者でしょうね」



幻覚の差別取締局がムスラ戦線に話しかける


差別取締局「テロの成功!おめでとうございます!勇猛果敢な戦いぷりに!外国の教友たちからも賞賛する声をいただいております!」


差別取締局「ご立派になられた・・・ついこの間までは、ただの障害で苦しむ無職だったのに・・・神の教えに従い。あなたを助けてよかった・・・」


ムスラ戦線「まだまだ!これからだ!第2波行くぞ!追撃戦だ!」


幻覚の差別取締局「いよいよ!会場を攻撃するのか」


ムスラ戦線「そうだ!今の攻撃で警察は会場近くの公園に集中している。第二波は、もうなくテロは終わったと思っている」


ムスラ戦線「そこで、テロの被害が出た公園にドローンが向かっているというフェイクニュースを流し救助活動を妨害しパニックを起こし警察の目を公園に集中させる」


幻覚の差別取締局「ふむ。」


ムスラ戦線「しかし、これはフェイクではなく、実際にドローンで攻撃する」


幻覚の差別取締局「いいアイディアだな。嘘とホントを混ぜて敵を混乱されるわけか・・・」


幻覚の差別取締局「長年の差別への復讐を!」


ムスラ「長年の差別への復讐を!」







そのころ、リコは会場近くのバス停で降りノートパソコンを開き、SNSにフェイクニュースが広まっていないか監視していた。



リコ「フィッシングツイートして、アカウントやスマホを乗っ取っているアカウントのフォロー欄にあるアカウントが騒がしいですね・・」


コン「フォローしている乗っ取ったアカウントがフェイクニュースを流しているってこと?」


リコ「そうみたいです・・・」


リコ「今度は、ドローンがテロの現場になった公園に向かっている・・・早く逃げて・・・と投稿してますね・・・」


コン「ええっ!ドローンがテロ現場に!なら早く皆に教えないと!だめじゃん!拡散しないと!」


リコ「待ってください!これはフェイクニュースアタックでは?」


コン「えっ?なすて?」


リコ「だって・・・今まで、ずっとこのアカウントは嘘をついているんですよ。」


リコ「このアカウントと反対のことが真実では??」


コン「あっ!そうか!で、でも、本当にドローンが来ていたら・・・あーん!どれが本当なのかわからないよ!」


コン「なんとかできないの(´・ω・`)?」


リコ「一つだけ・・・方法はあります!違法ですけど・・・」


コン「えっ?違法行為はダメだよ!リコくん!」


リコ「仕方がありません・・・テロをしている側もリスクを負って死に物狂いで頑張っているんです。こちらもリスクを負わないと・・・」


コン「でも!でも・・」


リコ「法律や規則にばかりとらわれていたら、だれも救えないんだぁ!!!」」



コン「リコくん・・・」


リコ「やります・・・」



リコ(あの時もそうだった・・・


マスコミ「ヒキコモリが衰弱死した!セルフネグレクトだ!助けを求めない人格が悪いんだよ!うへへへ!!!」


マスコミ「ヒキコモリの生活保護は不正受給ですよ!精神障害で苦しんでいるなんてウ・ソ!どうせ!精神障碍者のフリをして働きたくなかっただけでしょ?自己責任よ!自己責任!あははは!」


リコ「酷い!!!!姉さんは!姉さんは!妄想性人格障害で苦しんでいたのに!!!だれが!誰が!こんな酷い報道を!こんな餓死を衰弱死と言い換えて差別しているマスコミはどんな奴らだ!」



ニュース「つづいてのニュースです!マスコミ関係者の個人情報がSNSに大量にばらまかれた問題で、警察は神奈川県に住む高校生を逮捕しました。高校生はSNSからマスコミ関係者の個人情報を・・・」


そう・・・あの時わかったんだ・・・世の中、話し合いで全部解決するのは無理なんだって・・・


もし、あの時、姉がヒキコモリ差別にあう前に、差別犯を攻撃していれば・・・


餓死した姉は中傷されなかった・・・


いや・・・精神障害で苦しんだ。姉はヒキコモリと誤魔化されず、きちんとした福祉を受けられ病気が治っていたかもしれない


差別に対抗するには、敵に損害を与えないと解決しない・・・


ムスラ戦線も、きっと思ったんだよ。話し合いだけでは差別は減らせないって・・・テロしかないんだって・・・




その時、コンはリコのほほをペチッと軽く叩いた


リコ「・・・」


コン「何をするの?ハッキリ言いなさい!捕まったら一緒に刑務所に入ってあげるから・・・」


リコ「パラリンピック会場の近くにあるWIFIスポットを乗っ取り通信を傍受します・・・」


コン「なすて?」


リコ「ドローンから撮影した映像が、ムスラ戦線のプロパガンダ動画にはありました。」


コン「ふむ。」


リコ「つまり、ドローンとドローンを操作している端末は、大容量の通信を行っているはずなんです」


コン「それが、なんでWIFIスポットなの?大きいアンテナのついた車を探した方がいいんじゃない?」


リコ「それは、お金がかかります。ムスラ戦線は精神障害者が困窮していると怒っています」


コン「あっ!そうか」


リコ「お金がないムスラ戦線が、そんな高価な無線設備があるとは思えません。」


リコ「通常は、携帯電話の回線を使い。パラリンピック会場近くになるとWIFIに切り替え。ドローンからの映像を送信したり通信量を多くしているはずです」


コン「わかった!絶対!捕まらないようにしてね!アタシ留年してるんだからね!」


警察パラリンピック警備本部


警察官A「警備部長!SNSでテロ現場の公園にドローンが向かっているようです!救助活動を妨害する気では?」


警察官B「部長!次々通報が!SNS見たって!」


警備部長「いや!待て・・・今までだってSNSからの通報は全部嘘だった・・・ふははははっは!!読めたぞ!!」


警備部長「ムスラ戦線めっ!フェイクニュースを流して救助活動を妨害するつもりだな!」


警備部長「救助活動を続けろ!警報はだすな!どうせフェイクだ!」


警察官A「しかし、事実なら・・・」


警備部長「ハン!無職の精神障碍者ごときが考えた浅知恵よ!こんなトリックにかかるとでも思ったら大間違いだぜ!!ヒャッハー!」


警察官B「部長!ドローンが!!」


警備部長「なんだと!!!」


バーンン!!(ドローンが分解爆発する音)


ドローンは救助活動していた警察官や救急隊員に頭上で爆発し


子爆弾と榴弾をバラまき


見事命中し一網打尽にした


警備部長「くそぉぉ!!!一体!!何が!何が真実なんだ!!!何を信じたらいいんだぁぁ!!!もうわからん!!!わからない!!!!」



そのころ、コンとリコは会場近くのフリーWIFIスポットを手あたりしだい探していた


コン「警察もフェイクニュースアタックで混乱してるのね・・・」


リコ「ここもダメですね・・・」


コン「なすて?キチントWIFI傍受した?」


リコ「いいえ。傍受してません。傍受しなくてもわかります」


コン「なすて?」


リコ「WIFIスポットの通信範囲が狭すぎますよ。これじゃ、上空のドローンに届きません」


コン「おかしいね・・・ドローンでテロ現場の公園を攻撃した映像があるんだから、どっからか通信してるしょ?」


リコ「ええ。」


コン「WIFIってどれくらい届くの?」


リコ「通常。直線距離で100mくらいです。違法改造すれば5kmいくこともあります。でも、遮蔽物があると・・・」


リコ「遮蔽物・・・そうだ!」


コン「どったの?」


リコ「そうですよ!遮蔽物ですよ!テロにミスは許されません!せっかく作ったドローンが標的に命中しなければならないはずです!」


リコ「ですから、ドローンに通信が通りやすくするように、高いところから通信しているはずです。」


コン「なるほど!ほいで?」


リコ「パラリンピック会場付近の高層マンションからドローンを指示しているに違いありません!えっと・・近くの高層マンションは・・アレだ!」


リコは会場近くのタワマンを指さした


コン「あぁ!あれは、ザケスギタワーだよ!」


リコ「ちょっと待ってください!ザケスギタワーはマスコミ関係者が御用達のはずです・・」


リコ「マルコムX!SNS住所特定。ザケスギ町。在住のマスコミ関係者を探せ」


リコPC「簡易検索実行中・・・・簡易検索終了。一覧を表示します・・」


リコ「この人・・・ザケスギタワーのベランダから毎日、日の出の画像を投稿している」


コン「ふむふむ。こりゃ!住所を特定してくれ!と言わんばかりですな・・」


リコ「間違いない!テレビ局チーフプロデューサーで過去にニート差別の番組を作っている・・」


コン「あっ!死んだな・・こりゃ~なんで差別するん(´・ω・`)」


リコ「とりあえず、ザケスギタワーに行ってムスラ戦線がいるか。通信を傍受しに行きましょう!」


ザケスギタワーでは


ムスラ戦線「ドローン301、指定ポイントで自爆せよ!」


ドローン301自動音声「了解しました。聖戦に参加でき光栄でした。ハラーハクバル!」


ドローン指令端末音声「ドローン301信号ロスト・・・ドローン401が無線LAN有効圏内に入りました。接続を切り替えます」


走るのが早いコンはいち早くザケスギタワーについた


コン「リコくん!遅い!ったく!いつも大学で便所飯ばかりしてるから・・・」


リコ「関係ないでしょ!じゃ、通信を傍受します・・・」


コン「ちょい待ち!防犯カメラあるじゃん!」


リコ「えっ・・それがなにか?」


コン「傍受しなくても平気よ!アタシに任せて!」


そう言うとコンはマンションの管理事務所に行き


生徒手帳をサッと見えないように出し


コン「アタシ!期待の新人女刑事!コンです!テロ捜査のために、ここ数時間の防犯カメラの映像を見せてもらいましょうか?」


と刑事のフリをしだした


リコ(そんなん騙される人がいるわけないでしょうに・・・)


マンションの管理員「どうぞ!刑事さん!こちらへ!防犯カメラの映像を見せます!」


リコ「騙されるんかい!!」


タワーマンションのセキュリティ室で防犯カメラの映像を確認する2人


コン「どこから調べれば、いいのかしら?」


リコ「SNSで住所特定に成功したテレビ局のチーフプロデューサーの人を調べましょう」


マンションの管理員「あっ!確か、その方の家なら、さっき水道局員の人が来てるのが防犯カメラに写っていましたよ!確か・・」


リコ「水道局員ですか・・・それはまずいですね・・・」


コン「なすて?」


リコ「水道局員とか水道管理会社は詐欺師とソーシャルハッカーが良く使う手口です」


コン「なすて?水道局員とかになりすますの?」


リコ「それは、水道のトラブルって中々経験しませんよね?だから、よく使われるんです」


コン「日本の水道はしっかりしてますからなー」


マンションの管理員「映像出ましたよ!これがチーフプロデューサーの家に訪れた水道局員です。」


リコ「こ、これは・・・まさか・・・そんな!!!この人がテロリストになったなんて!!!!うわぁぁぁ!!」


そう言うと、リコの表情が変わり・・マンションのムスラ戦線のいる部屋に走り出した。


コン「ちょっと!リコくん!一人でテロリストに会うのは危険よ!!!リコ君!」


コン「警察に通報!通報!」


マンション管理員「はい。」


電話自動音声「おかけになった電話番号は大変混みあっていますので、しばらくして・・・」


マンション管理員「だめですね。フェイクニュースのせいで警察に通報が殺到して、つながりません!」


コン「とりあえず、警察に連絡してムスラ戦線がタワーマンションでドローンを動かしていることを伝えないと!」


コン「仕方がない・・アタシも湘南ホワイトハッカー大学の学生の端くれ、ちょっと本気出しちゃいますか」



マンション管理員「あれ?刑事さんじゃ?」


コン「あっ!しまった・・」


廊下を走りエレベータに乗るリコ


リコ「そんな!!どうして!あの人が!!!」


回想ヨウ「この社会では精神障碍者は差別される・・・」


リコ「どうして!わからなかったんだ!きっと!あの時、再発してたんだ」


回想の幻覚の差別取締局「銃を撃つ以外の方法で差別を減らせると思うな!!!わかったか!」


回想リコ「ヨウさん?どうされました?」


回想ヨウ「いや別に・・・」


リコ「結局、ぼくはまた、精神障害で苦しむ人を救えなかった・・テロに走るのを防ぐことができなかったんだ!!!」


リコ「まだ、間に合うかもしれない・・統合失調症が再発し彼(差別取締局)が見えていたのなら、責任能力なしで、終身刑くらいに何とか・・」



コン「えっへん!実はワタクシ!超一流の特別女子高生サイバー捜査官なのです!!!」


マンション管理員「ホントですか~JKにしては・・ちょっと・・・ヒブシ!!!」


マンション管理員が殴られる


コン「コホン!これからネットに溢れるフェイクニュース止めてしんぜよう!そうすれば、警察に連絡できるかもしれません」


マンション管理員「こんな、SNSにフェイクニュースが拡散しているのに、止められるわけないじゃないですか」


コン「( ´,_ゝ`)フクスッ・・・休眠アカウントのパスワードを解析して乗っ取ってBANアタック・・・」


マンション管理員「そ、そんなんでBANできるわけ・・」


コン「このSNSサイトは一定の数、低評価がつくとアカウントが自動的に凍結されます」


コン「だから、使用されてない休眠アカウントをパスワード解析して一時的に借りてフェイクニュースを流しているアカウントに低評価つけてBANします」


マンション管理員「なるほど~・・・でも、それってイチイチ入力して大変じゃ・・・」


コン「だから、今それを自動で実行するBOTプログラムを組んでいるとです。できた」


マンション管理員「はやっ!でも、会ったこともない人のパスワードなんかわかるんですか?」


コン「よくぞ!聞いてくれましたな!これはアンケートで考えましょう!」


コン「例えば、英数字+数字のパスワードを設定している人は何割いると思いやすか?ダ・ン・ナ」


マンション管理員「んー、たしかに俺もやっているし・・・1割とか・・・ですかね」


コン「ブー!ブー!正解は3割」


マンション管理員「えっ!そんないるんですか!」


コン「そうよ!だ・か・ら!英数字の後に数字を入れるパスワードを設定している人を探せばいいのよ」


マンション管理員「なるほど!でも、英数字+数字って何を入力すればいいんですか?」


コン「英数字は、名前、名字、ペットの名前、好きなアニメキャラ、好きな芸能人・・・日本人なら桜、サムライ、大和・・etcetc」


コン「数字は、自分の誕生日、偉人の誕生日、めんどくさがりは1234、髪が薄い人は2323、エッチな人は4545、サファーなら1173」


マンション管理員「サファーが・・1173(いい波)それホントですか?都市伝説でしょ・・」


コン「まぁ!アンケートを信じてやってみましょう!アタシのカワイイカワイイBOTちゃん!すてんばーい!すてんばーい!GO!」


BOT音声「アカウントの乗っ取りを開始しちゃいまーす!」


マンション管理員「なんちゅう!ファンシーなBOTや・・・」


BOT音声「乗っ取り成功!現在の乗っ取り数10・・・47・・・89・・・102・・・167・・・228」


マンション管理員「ええ!成功してる・・・」


コン「フフッ・・まぁ!ざっとこんなもんですよ!ワタクシこれでも普段、天才美少女ホワイトハッカーと言われてますから( ー`дー´)キリッ」


ドヤッ顔するコン


マンション管理員「そんなことよりフェイクニュースをBANして警察に通報を!」


コン「やっぱやめた!そんなことしたらアタシ不正アクセスで逮捕されちゃうじゃない!マンション管理人さんが通報してよ・・」


マンション管理員「わかりました!不正アクセスしたことはテロの緊急時ですので黙っておきますから!フェイクニュースを止めてください!」


コン「もうしょうがないなー・・ぽちっとな!」


そのころムスラ戦線は


ムスラ戦線「どういうことだ・・フェイクニュースアタックのアカウントが次々BANされはじめた・・・」


ムスラ「IPの変更、機器の個別識別も誤魔化しているのに・・・なぜだ・・・」


SNSでフェイクニュースにイイネ押した人A「ちょ!ふざけんなよ!俺のSNSアカウントBANされたんだけど!なんでだよ!」


SNSでフェイクニュースにイイネ押した人B「ええショックぅ!私もBANされた!フェイクニュースにイイネ!押したからだって!ふざけんなよ!」


ムスラ「だめだ・・・乗っ取ったアカウントも乗っ取ってないのに拡散したアホのアカウントまでもBANされている」


ムスラ「こいつは運営会社の仕業じゃないな・・・こんなにバサッサリBANしたら利用者が減るからな」


ムスラ「フェイクニュースで敵を引き付けるのは無理だ・・くそ!!」


幻覚の差別取締局「どうする?」


ムスラ「会場の近くに行き、レーザーで誘導するして攻撃するしかない!早くしないとドローンのバッテリーが尽きて墜落してしまう」


そう言って慌ててマンションの部屋からでた


玄関を開けると、そこにはリコがいた


リコ「ヨウさん!あなたって人は!!!!」


リコはムスラ戦線を取り押さえようと、とびかかる


ムスラ戦線「俺はヨウではない!ムスラム教の教えを守るムスラ戦線だ!」


リコ「どうして!こんなことを!ムスラム教は弱者に優しい宗教のはずです!」


ムスラ「身体障碍者によって精神障碍者の福祉が奪われている!日本社会では身体障碍者が人気を基準に9倍優遇されて精神障碍者は自殺か通り魔しかない!」


ムスラ「精神障害者と身体障碍者の9倍の福祉格差の象徴であるパラリンピックを破壊して何が悪い!」


ムスラ戦線「精神障害者は餓死しているのに、何が平和のスポーツだ!共存共栄だ!」


ムスラ「政府も40年以上ごまかし、身体障碍者が障害者枠の9割を独占している」


ムスラ「共存共栄するのは身体障碍者だけで、精神障碍者は差別されているじゃないか!」


リコ「そ、それは、そうですが・・・」


事実を言い返せないリコ


そこに、警察の特殊部隊が現れる


ムスラ「はっ!リコ!危ない!!!」


そう言うとヨウはリコを守るために


警察が放つ銃弾の身代わりになって


警察の弾がヨウに命中した


リコ「うわぁぁ!!ヨウさん!!ヨウさん!しっかり!」


リコはそう言うと、ムスラ戦線が被っていたスカーフを取り


ヨウの顔を見て傷口を押えた


リコ「なんで!なんで!ボクなんか庇ったんですか!!」


ヨウ「お、お前は・・・いい奴だ!始めてだった・・・俺なんかを心配して家にケーキを持って訪ねてきてくれたのは・・・」


ヨウ「子供の頃から統合失調症で、ずっと一人だった・・・友達はおろか・・・知り合いもいなかった・・・だから・・・嬉かったんだ・・」


ヨウ「それに・・・君は、精神障害者や無職や低所得者を見下したり差別しない・・・ア、アイツラのように・・・」


リコ「うわあわぁん・・・あいつらって?」


過去の差別を思い出すヨウ


日本政府の採用担当「チッ!なんだよ!障害者が応募してくるって聞いてたのに・・・精神障害者かよ・・身体障碍者以外雇いたくないんだよな・・」


ヨウ「す、すいません・・・」


日本政府の採用担当「精神障害者で履歴書は空白ばかり・・・チッ!・・クズニートかよ・・」


ヨウ「精神障害を何度も再発してしまって・・・それで・・入院を繰り返して・・・それで・・・履歴書が・・空白・・・だらけに・・・」


日本政府の採用担当「ここだけの話だけどね・・日本政府は精神障害者が嫌いなんだよ!だから国の障害者枠は9割も身体障碍者が独占しているだろう?」


日本政府の採用担当「日本政府は絶対に君を助けないよ!絶対に雇わないよ・・だって・・・君・・・精神障害者だろ?君たちが差別に悲しんで自殺してくれるようにニート差別してるんだからね!」


日本政府の採用担当「日本政府や日本社会は精神障害者が嫌いなんだよ!だから君みたいな精神障碍者を雇いたくないから、障害者雇用者数を40年も水増ししているだからね!!!


日本政府の採用担当「悪いことは言わない。君みたいな精神障碍者は病気を再発し入院ばかりして頑張っても、どうせ何もできないんだから、社会参加などせずに家に引きこもっていなさい!」


日本政府の採用担当「ふははははっは!!あははははははは!!!!!」


ムスラ「グフッ・・これしかなかったんだ・・・」


リコ「そ、そんな・・・ひどいことを・・・」


ムスラ「見てくれ!どの自治体も国も障害者枠を水増しして嘘をついてまで、精神障害者を雇いたくなかった」


ムスラ「社会から不要と言われていた俺が・・頑張って・・・こんなにテロをやって差別犯を殺してやったんだ・・・」


ムスラ「ざまぁみろ・・・だ・・長年、蔑み・・・馬鹿にして・・俺だって・・頑張ればできる・ん・・だ・・・テロができるん・・・だ」


そう言い残してヨウは死亡した


リコ「ヨウさん!!ヨウさん!!!うわぁぁん( ノД`)…」


警察の特殊部隊「ほら!テロリストめ!泣いてないで!おまえもこい!逮捕だ!」


コン「あっ!その人はテロリストじゃ!」


警察の特殊部隊「テーザー銃を!」


コン「だめぇえ!」


リコ「うわぁぁぁぁっぁ!!」


リコはテーザー銃を警察に撃たれ、その場で気絶した



+差別取締局と夢の中で対話


リコは夢の中で差別取締局に会った


差別取締局「リコ!どうだい?おまえら日本社会はテロに負けたんだよ!」


差別取締局「お前らが捨てた弱者を俺が神の教えに基づいて助けてやったら、こんな精神障害で苦しんでいる無職の弱者でも」


差別取締局「1人で100人以上殺す立派なテロリストになった!大勝利だ!」


リコ「あなたが悪い!ヨウさんを騙してテロをさせて!!!」


差別取締局「俺が悪いだって?ハァン!俺がいつ騙したんだ?俺は弱者を助けただけだ!悪い悪い言うけどよーだったら!なんで!お前らは助けなかったんだよ!」


リコ「そ、それは・・・」


差別取締局「おまえらが助けないから俺が助けてやったんだ!!!中東やアフリカでは精神障碍者は捨てられる。だから武装勢力が助けてテロリストになる」


差別取締局「日本では昔からヤクザが知的障碍者を拾って男は犯罪。女の知的障碍者は売春させていた。昔から弱者は反社会勢力が助けて活用してたんだよ」


差別取締局「これは弱者を反社会勢力がテロリストか犯罪者にするか、社会にいれて真の共存共栄社会とやらにするかの競争。ゲームなんだよ!」


差別取締局「その取り合いのゲームに俺は勝った!社会の側の、おまえらは負けたんだ!おまえら日本社会はテロリストに負けた」


リコ「ち、違う・・・」


差別取締局「そうかな?1人で100人殺して、殺された人間は帰ってこない。屈したんだ。負けたんだ・・


リコ「うわぁぁぁ!やめてくれ!!」


差別取締局「お前らは精神障害で苦るしんでいる無職をクズニートだと差別して捨ててたではないか!!わざわざ嘘までついて水増ししてまで社会に入れたくなかったじゃないか!」


リコ「やめて!やめて!もういい!頼むから!日本政府のライフはもう0なんだ!それ以上は言わないでくれ・・・」


差別取締局「中央省庁は、ほぼすべて長崎県、愛知県、山形、高知、秋田県、島根、埼玉、佐賀県、愛媛、千葉etcetc・・・名前をあげたらきりがないな・・・」


差別取締局「雇用の機会も与えず、社会参加させず、差別ばかりして追い出してきた。そのニート差別の被害も認めず、差別に反対する言論も認められず」


差別取締局「一方的に、差別をやられ放題されている。そんな奴に手を差し伸べたら、頑張ってテロを起こしてくれた。100人以上も殺してくれた」


差別取締局「大勝利だ。神の教えは正しかった。だから、神の教えを守るべきだなのだ!だから神は偉大なのだ!ハッラーハクバル!」



リコ「そうです!僕たち日本社会が精神障碍者に酷いことをしてきたんです!でもだからって!殺さなくても・・・」



差別取締局「じゃ!だまって差別された側は差別に耐えろと言うのか?冗談じゃない!差別している側は何様だ!それこそ!差別だ!」


リコ「そうじゃありません。何かほかに方法があるはずです。」


差別取締局「ないよ。日本の自治体の半数以上が精神障害者を雇いたくないから水増ししてたんだ。」


差別取締局「精神障害者は、この社会で行き場がないんだ!差別されていると証明されているじゃないか」


リコ「そうです!僕たち日本社会は差別ばかりして人を捨てることばかり考え大切にしなかった・・・だからテロリストに負けたんだ!!!!」


リコ「僕は、テロをしてしまった人より、差別ばかりして社会から追い出してテロに追い込んだ。日本社会が憎い!こんな社会をなんとか変えたい・・・」


差別取締局「無理に決まってる。変わるわけがない・・お前も、そのうち俺の考えが正しいと気が付くさ」


差別取締局「他の精神障害者も気が付くさ!だって障害者枠で就職している障害者は1割しかいないのだから・・」


リコ「僕が!変えてみせる!僕が!日本を真のインクルジビティ社会に変えてみせます!テロにはしないように精神障害で苦しんでいる人々を助けてみせます!!!だから・・」





コン「リコくん!リコ君!」


目を開けると病院のベットにリコはいた



コン「さっきから!どうしたの!うなされてたよ!僕たちはテロリストに負けたんだ!!とか、もうビックリしたよ!」


リコ「夢だったのか・・・」



リコ(差別取締局の影響を受けた人が悪いんじゃない。あまりにも偏った福祉格差。社会から疎外された精神障碍者・・・


年々ひどくなるガイジ差別。ニート差別などの弱者に対する差別


テロを起こしやすい土壌が日本にはできている・・・僕は、この社会をどう改善し


二度とテロを起こさない社会を作ることができるだろうか・・・



リコは社会に対する絶望感を感じていた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る