第23話 日本政府は40年以上精神障害者を雇いたくなかった

+リコがヨウを訪ねる


ヨウはいつものようにガレージでテロを実行するためのドローンを製作していた


そこにヨウのことが心配になったリコが訪れる


リコ「ヨウさん・・・」


ヨウ「ああ・・湘南ボーイズ新聞記者のアルバイトをしていた人」


リコ「はい・・」


ヨウ「なんのよう?」


リコ「こないだは、インタビューした時に、突然帰られてしまって、それで・・うちのコン部長がなにか余計なことを言ったのではないかと謝りに・・」


ヨウ「いや別に気にしてないよ・・忙しいので・・・それじゃ!」


リコ「あのぅ!これ!美味しいケーキを買ってきたんです!よかったら手を休めて一緒に食べませんか?」


ヨウはリコを部屋に招き入れた


ヨウ「なにもない・・アイスコーヒーと麦茶しかない・・・」


リコ「じゃ、麦茶で!」


ヨウ「はい!」


ヨウはリコに麦茶を差し出した


リコはふとヨウの部屋を見渡すと


タブレット端末が並んで


何かスクリプトが動かされ、自動で動いていることに気がついた


リコ「ヨウさん・・・あの10台くらい並べられて動いているタブレット端末は・・・」


ヨウ「あぁ・・ポイントアプリだよ・・障害者作業所がなくなって年金もないし収入ないから・・」


リコ「へぇ・・ヨウさんプログラミングできるんですか・・」


ヨウ「いや、ネットに落ちているコードをつなぎ合わせて作っただけでプログラミングはできないよ・・」


リコ「でも、大したもんですよ!」


ヨウ「でも・・・ポイントアプリも次々規制されているからね・・・いつまで金が稼げて、今の暮らしが持つか・・・」


リコ「なんなら、僕がプログラミングを教えてあげますよ!僕プログラミングはちょっと得意なんで!」


ヨウ「いいよ・・・」


リコ「なぜです?ここまで組めるなら、もっとプログラミングを勉強すれば就職だって・・」


ヨウ「無理だよ・・だって・・俺・・精神障害者だから・・いくら勉強しても無駄だよ・・差別されてどこの企業も雇わない」


リコ「なぜです?精神障害者だって頑張れば・・・ひょっとしたら政府が雇ってくれるかもしれませんよ!」


ヨウ「ニュース見てないのか?」


そう言ってヨウはリモコンでテレビのニュースをつけた


テレビのニュース「政府は40年以上に渡り眼鏡をかけた職員を身体障碍者としてカウントし障碍者雇用率を誤魔化していることが」


テレビのニュース「労働厚生省の調べで分かりました・・・この件について・・・」


リコ「そんな!バカな!」


ヨウ「政府は精神障害者が無職で余っているのに40年以上も眼鏡を身体障碍者にして政府は障害者を雇用していると嘘の発表をしていた。」


ヨウ「なぜだ?それは、政府も精神障害者を雇いたくないからだ・・・」


リコ「そ、そんな・・」


そこに、差別取締局の幻覚が現れ、ヨウの顔に近づけ、ヨウに怒鳴りつける


差別取締局「そうだ!!!あいつら政府は、なぜウソついてまで精神障害者を雇わないんだ!!!」


差別取締局「それは!日本政府は精神障害者が嫌いだからだ!!!働け!働け!ニートは悪だと差別しながら!!!自分たちは雇わない!!!」


差別取締局「日本政府は、日本の若者が嫌いなんだ!!日本の無職が嫌いなんだ!日本の精神障害者が嫌いなんだ!!だから日本政府は差別しかしない」


差別取締局「ゆとりが悪い!キチガイが悪い!ニートが悪い!フリーターが悪い!差別ばかり!!!文句を言いながら自分たちは一切精神障害者を雇わず機会を与えない」


差別取締局「それが日本政府なんだ!日本政府が嫌いなモノなら、どんだけ虐げてももいいというなら、俺たちも日本政府を嫌ってテロを起こして何が悪いんだ!!!!!」


差別取締局「差別と増税とオッパイ揉んでいい?とセクハラしかしない政府だ!」


ヨウ「・・・」


リコ「どうかされました?ヨウさん・・」


ヨウ「いや・・・なんでもない・・・」



リコ「ヨウ!さん。プログラミングの勉強してみませんか?ひょっとしたら、民間企業や政府は難しくても自治体なら・・」


ヨウ「これを見ろ!」



そう言ってヨウはリコに茨城県の県職員の求人を見せた


リコ「障害者枠・・・身体障碍者募集・・・」


ヨウ「茨城県だけじゃない・・自治体の職員は身体障碍者しか応募できないんだ・・・」


ヨウ「精神障碍者は県職員に応募すらできない・・だからいくら勉強しても努力しても無駄だよ・・・」


リコ「えええ!!そんな・・身体障碍者のみ応募可能なんて、とんでもない差別じゃないんですか!」


リコ「なんで、大問題にならないんでしょう・・名古屋城のEVやLCC問題より明らかに大きな問題ですよね・・・この40年誤魔化してた例と言い」


ヨウ「マスコミも、障害者枠を守ってない。ニチマイ新聞は障害者枠を守ってなかった・・・ほかのマスコミもそうさ!政府と同じで誤魔化してるんだ」


ヨウ「みんな精神障害者を雇いたくないんだよ!」


リコ「そ、そんな・・」


差別取締局「その通りだ!!!あいつら!マスコミめ!!!ニートは働かないのが悪い!人格が悪いと差別しながら!自分たちは精神障害者を雇わない!」


差別取締局「精神障害で苦しんでいる人間に対して文句を言うか誹謗中傷をするか差別しかしてなかったのだ!就労の機会は与えていなかったのだ!」


差別取締局「健常者の連中は弱者を差別しているだけで真面目に働かない!ニートが悪いと差別しているだけでアイツラ、マスコミやネット会社は大金を稼いでいる」


差別取締局「健常者が真面目に働かず、何か新技術を開発せず、底辺を差別して悪口しか言えないから、障害者枠が増えないのだ」


差別取締局「こんな差別しかしない迷惑をかけてくる連中を殺して何が悪い!!テロを起こして何が悪いのか!!!!こっちは奴らの住所を把握しているんだ!!」



差別取締局「差別をしている奴の首を斬り落とせるんだ!!!」



差別取締局「ハッラーは、こうおっしゃった!差別は殺人より悪い!汝らを差別したところから、差別した者を追放せよ。差別した者にあえば、殺害せよ。アーラン2章191節」


リコ「ヨウさん??」


ヨウ「大丈夫だ・・・なぁ・・もう帰ってくれないか・・・」


リコ「でも・・プログラミングの勉強を頑張れば、だれかが助けてくれるかもしれません・・・」


ヨウ「いるわけないだろ・・政府だって40年も精神障害者を雇いたくないから誤魔化していた・・この社会に精神障碍者の居場所はないんだ・・精神障害者になったら人生終わりさ」


差別取締局「そうだ!!!精神障害者はテロしか道がないんだ!!!」


差別取締局「それが現実だ!!この社会が何をした!差別しかしなかった!でも、偉そうに言いながら精神障害者は絶対に雇わない!それが!このくそたれ!日本社会だ!」


差別取締局「あの居酒屋の馬鹿社長と一緒だ!!!ニートは憲法違反と差別しながら自分たちは障害者枠を守らない!マスコミも同じだ!ニートは悪だと言いながら障害者枠を守らない」


差別取締局「ニチマイ新聞のように・・・」


差別取締局「機会は与えず差別しか精神障害で苦しんでいる事情を無視して一方的に決めつけて差別ばかりして迷惑しかかけない差別犯どもを殺して何が悪い!!」


差別取締局「神もおっしゃっている!差別を行った害虫どもを殺せと!!」


リコ「でも・・・それでは・・・これから先どうなされるんですか?ポイントアプリも規制が厳しくなっています・・・いつまで続けられるか・・・」


ヨウ「さあな・・・」


ヨウ(テロしかないに決まってんじゃん)心の声


ヨウは自分の人生がテロしかないことに気が付いていた。


リコ「さあなって・・・」


ヨウ「悪いが、もう帰ってくれ・・・用があるんだ」


リコ「そうですか・・・また来ます・・・」


ヨウは無理やりリコを追い出した


ヨウ「導師・・あなたのおっしゃる通りでした・・・もっとあなたの言うことに耳を傾けるべきでした・・どうかテロをするために力をおかしください・・」


差別取締局「それでいい・・やっと俺の考えの正しさがわかったか・・」









+障害者作業所は何のためにあるのか?


いつものようにリコは新聞記者のアルバイトで県庁を訪れていた


県庁の前には障害者作業所の運営者が抗議していた



障害者作業所運営者「知事でてこい!!障害者作業所を無くしたら、精神障碍者はどこにいけというんだ!」


障害者作業所運営者「自分たちだって!精神障害者を雇わないじゃないか!政府は40年以上も眼鏡をかけた人を身体障碍者に認定し」


障害者作業所運営者「障害者枠を水増ししていた。精神障害者は余っているのに、なぜ、精神障害者を雇わず、眼鏡を身体障碍者にカウントしていたんだ?


障害者作業所運営者「それは、精神障害者を雇いたくないからだろ!!!」


障害者作業所運営者「このまま、政府も精神障碍者を雇わない企業も雇わないのに、生活保護や年金もカット。そのうえ生産性の低いという理由だけで障害者作業所もなくしてしまって一体どうなるんだ!」


リコ(たしかに・・そうだ・・日本政府はニートになるのはダメだと言いながら精神障害者を雇わず、民間企業も雇わない)


リコ(ニートは憲法違反と公共国営放送で散々言っていた居酒屋タワミも障害者枠は全然守ってなかった・・この社会は働かないのが悪いと差別しながら、精神障害者は誰も雇わないのだ)


リコ(こんなことをしていれば・・またいつかテロが・・)


そこに花畑知事が県庁から出てくる


花畑「みなさん!何を抗議しているんですか・・・うるさいですね・・・」


障害者作業所運営者「おい!花畑!政府も40年以上障害者雇用を水増しして精神障害者を雇わない。民間企業の3分の1は障害者枠を守らない。」


障害者作業所運営者「キレイごとを言っている、マスコミのニチマイ新聞も障害者枠を守らない」


障害者作業所運営者「これで、どうやって精神障害者が一般社会に入っていけるというんだ?」


花畑「いやいや~精神障害者だって頑張って一般社会に入っている人はいるんです。障害のせいにしてはいけません!一般企業に就職できない人の人格が悪いんです!努力が足りないんです!」


花畑「一般企業に就職できない障害者はニートなんです!障害者だって!頑張ればみーんな社会参加できるんです!」


障害者作業所運営者「なにぃ?てめぇ!40年以上も政府は精神障害者を雇いたくないから眼鏡を身体障碍者にしていたのに、よくもこんなことが言えるな!」


リコ「まってください!」


花畑「なんだ、また君か!」


リコ「


アメリカでは統合失調症患者の8割は無職


イギリスではホームレスに多くいる


中国では洞窟などに隔離され


韓国では、選挙権もなくホームレスで空き缶などを拾って生活している。


アフリカでは迷信で障害者は呪わしものとして扱われ差別される


中東では、厄介者として扱われ、部族から追い出され


武装勢力が、追い出された障害者の面倒をみてテロリストに育てテロをさせる


精神障害で苦しめば困窮する・・


そして差別される


それはどの国でもどの時代でもそうなんですよ



リコ「にもかかわらず、なぜ日本だけが、それはニートだと差別されて人格の問題にされるんですか?」


障害者作業所運営者「そうだ!そうだ!」


花畑「いいえ。日本に弱者はいないんです。日本は絶対に!豊かなんです!障害者という言葉が差別だ!障害者は弱者じゃない!チャレンジドと呼ぶべきだ!」


花畑「社会不適合や犯罪と障害は関係ないんです」


障害者作業所運営者「どこまでアタマお花畑なんだこいつは・・」


リコ「でも、障害者の9割は年収300万円以下ですよ・・一般企業に就職しているのは700万人いる中のたった50万人1割以下じゃないですか」


花畑「いやいや~1割の障害者は努力して一般社会に入れているんだから、残りの9割がやる気がないだけなんです!ニートなんです!下流志向なんです!」


花畑「だから、障害者施設を無くしてもいい!障害者だから生産性が低いは、障害者差別だ!障害者も生産性を重視すべきだ!だから生産性の低い障害者作業所は閉鎖してもいいんだ」


障害者作業所運営者「ちょっと待てよ!そいつは違うぞ!」


障害者作業所運営者「じゃ、民間企業のように障害者作業所を生産性を重視したらA君は最近作業所に来ないから解雇だ!になってしまう」


花畑「いいことじゃないですか!障害を言い訳にしてサボっちゃいけません!キチット問題のある障害者は解雇しないと真面目にやっている障害者に失礼」


障害者作業所運営者「ところがだ。休みがちで作業所に来なくなったA君の家に行ってA君の部屋に行ったら、A君は統合失調症を再発して存在しない幻覚の人間と部屋で、ずっとおしゃべりをしていた」


花畑「えええ・・」


障害者作業所運営者「だから、精神障碍者の雇用では、サボったから切り捨てていい!という民間企業の理屈は通用しないんだ・・」


障害者作業所運営者「実はサボりではなく、精神障害を再発して作業所にこなくなったケースがあるからだ」


障害者作業所運営者「民間企業のように生産性を重視してしまったら、精神障害の病気が再発したかもわからない。なぜならサボりがちの社員は民間では即解雇だからだ」


障害者作業所運営者「もし、障害者作業所がなくなってしまったら、精神障碍者はどこに行けばいい?だれも気にかける人がいなくなり、病気が再発したかもわからなってしまう」


リコ「そうですね・・専修大学の教授は4年間うつ病で休み解雇されましたね・・障害者殺傷事件の植松もそうだった・・正社員なのに休病制度もなかった。民間では、すぐ解雇されてサヨナラ、だれも病気が再発したかなんて気にかけない」


障害者作業所運営者「だから障害者作業所ちゅうもんはねー精神障害者と社会を結ぶ橋渡しなんだ!精神障害者をお天道様に当てる役割があるんだ」


障害者作業所運営者「民間企業も雇わない。なぜなら政府だって40年以上も精神障害者を雇いたくないんだから」


障害者作業所運営者「眼鏡を障碍者雇用率にカウントしていた。民間が雇うわけない。おそらく、どこも行く当てもなく家に居るだろう・・」


リコ「それを、日本社会では、ヒキコモリと差別しているわけですね?」


障害者作業所運営者「そうだよ!感覚過敏系の障害がある精神障碍者は人づきあいがしたくないだろう・・しゃべり声がうるさくて頭が痛くなるんだから・・」


障害者作業所運営者「じゃ、そんなね。障害問題で苦しんで、孤立化している人間を、誰も気にかけないで、本人も自分が精神障害が再発したと気が付かず、困窮してロクに治療もされず放置されていれば」


障害者作業所運営者「なにか、事件が起きるのは当たり前じゃないですか!」


障害者作業所運営者「それで、ニート差別をやってクズニートだ差別してね。犯罪者ですらクズだと言われないのに、精神障害で苦しんでいる無職というだけでクズだと差別される。こんな犯罪者より酷い扱いをしていればテロに走らないわけがない」


リコ「おっしゃる通りだと思います」


障害者作業所運営者「しかし、きちんとした治療やサポートがあれば犯罪や事件になるようなことは防げる。だから精神障害者を政府はサポートすべきなのだ」


花畑「いやいや!それは差別ですよ!障害と社会不適合と犯罪は関係ないんだ!障害と社会不適合と犯罪を結び付けるのは差別だ!世の中すべての障害者は本人が努力すれば社会参加できるんだ!」


花畑「できてない9割の障害者は努力が足りないんだ!人格が残念な人たちなんですよ!」


リコ「じゃ、なんで政府は40年以上も障害者雇用率を水増ししてたんですか?関東ですと、千葉県、群馬県、茨城県、栃木県は県職員は精神障害者は応募できませんよね?」


リコ「なぜ身体障碍者しか応募できない政府の求人があるんですか?これでは、精神障害者がいくら努力しても無駄ですよね・・」


花畑「そ、それは・・・知らん!神奈川県は精神障害者も応募可能だからいいじゃないか!」


リコ「では、神奈川県は精神障害者を何人雇っているんですか?」


花畑「そ、それは、お答えできません!」


リコ「なんでですか!努力すればみんな社会参加できる!と言いながら、精神障害者は求人に応募できなかったり、政府や自治体は全然雇用してないじゃないですか!」


リコ「精神障碍者の一般社会参加が難しいなら、政府はキチント障害者作業所や障害者施設を維持運営する義務がある!」


障害者作業所運営者「そうだ!そうだ!」


花畑「神奈川県や東京では応募はできます。応募するだけはね・・・あのダサイタマの埼玉ですらやっている!それにもかかわらず精神障害者が県の職員になれないのは、努力が足りないんです!」


リコ「そうでしょうか・・パワーポイントやエクセルやワードなどの事務処理、資料作りの業務が、そんなに高スキルが必要だとは思えない。意図的に精神障害者を落としているのでは??」


花畑「な!な!なにを!ば!ばかな!!そんなことありません!応募してくる。精神障碍者の努力が足りないだけです」


リコ「でも、政府は、月1回ハローワークで企業向けに精神障碍者は優秀な人が多いから雇え!と講演で言っていますよね?優秀な人が多いなら雇えばいいじゃないですか!」


障害者作業所運営者「そうだ!矛盾してるぞ!!40年も眼鏡を障害者にカウントして障害者枠をチョロまかしやがって!精神障害者は無職で余っているんだから精神障碍者を雇えよ!」


花畑「いや、精神障碍者は優秀な方が多いですから!政府が活用したらもったいないから40年以上も誤魔化して雇わなかったんです。( ー`дー´)キリッ」


花畑「民間企業がもっと精神障碍者を活用すべきなんです!民間企業が差別してるんですよ!」


リコ「結局、政府はニートは悪だ!働け!働け!言って差別して文句ばかり言っているだけで、雇用の機会は与えてないんじゃないですか!」


障害者作業所運営者「そうだ!そうだ!」


リコ「精神障害者は現実には働く先がない。だから無職になる。無職になったら、働かないやつが悪いと差別する。精神障害で苦しんでいる事情なんて考えず」


リコ「自分たちも障害者を雇っていると言いながら雇ってなかった・・・つまり政府は機会を与えず、困窮した若者に対して差別と増税と、セクハラしかしてないじゃないですか!」


障害者作業所運営者「そうだ!そうだ!俺にも!オッパイ触っていい?と言わせろ!」



花畑「くっ・・私は用があるので、これで失礼する」


障害者作業所運営者「逃げるのか!!俺にも!オッパイ触っていい?と言わせろ!」


リコ(


今の日本の福祉はおかしい・・・一方ではキレイごとで福祉が削減されている


花畑「すべての障害者を一般社会に参加させます!障害者ではありません!チャレンジドと呼びましょう!ダイバシティ社会です!だから障害者施設を全部無くします!」


一方では、モラルの低下だと言われ差別され福祉が減らされている


花畑「今日から統合失調症患者のヒキコモリは統合失調症患者ではなくヒキコモリの支援を受けてください」


花畑「統合失調症患者のカウンセリング料金は1回3000円くらいですが、ヒキコモリ支援団体のカウンセリング料金は全額自己負担ですので1回2万円です!」


花畑「つまりヒキコモリの統合失調症患者はヒキコモリとしてカウンセリング料金2万円をこれからは支払ってください!」


統合失調症患者「知事!でも、統合失調症の症状としてヒキコモリになるので、それでは統合失調症患者カウンセリング料金が値上げしてしまい。」


統合失調症患者「カウンセリングを受けられず、再発したことも自分で気が付かず、幻覚や幻聴がひどくなってしまい。事件を起こす可能性もありますが・・」


花畑「いやいや!すべての統合失調症患者がヒキコモリになるわけではありません!社会不適合と事件を障害に結びつけるのは差別なんです!」


花畑「確かに大部分の統合失調症患者は精神障害の症状としてヒキコモリになりますが、探せば一人くらいならない人がいるかもしれません」


花畑「ですから!ヒキコモリと統合失調症は関係ないんです!ヒキコモリは教育の問題で福祉の問題ではないんです!人格が悪いんです!だ・か・ら自己責任なんです!」


花畑「だから統合失調症患者でヒキコモリの症状が出ている人の負担を増やしてもいいんです!」


統合失調症患者「じゃ、年金や生活保護を増やすんですか?」


花畑「いいえ!統合失調症じゃないんです!ヒキコモリなんです!ヒキコモリは人格が悪いんです!ヒキコモリの生活保護は不正受給です!年金もなくしていいんです!」


統合失調症患者「それで餓死しましたよね・・」


花畑「いいえ!餓死ではありません!衰弱死です( ー`дー´)キリッ!」


こんな風に、差別で福祉の問題ではなく人格の問題にすり替えられ、自己責任論を煽り


明らかに精神障害がある人間の


福祉を削減している例もでてきている・・・


なぜ、こんなことになってしまっているのか・・・


そして、こんな風に精神医療の予算を削ってしまって


治療も受けさせず、退院後の支援もせず、障害者施設や作業所も生産性だけ見て


潰してしまい


政府は40年以上精神障碍者雇いたくないため、水増しして自分たちも精神障害者を雇わない


民間企業の3分の1は障害者枠すら守らない


精神障害者を治療もさせず、機会を与えず


孤立化させて


そこにニート差別をして精神障害で就労の機会も与えられない人間を


差別ばかりしている


これで問題が何もおきないと言えるだろうか?


この精神障碍者の現在の環境が社会不適合や犯罪に結びつかない、と考えている人こそ頭がお花畑ではないだろうか?


逆に、精神障碍者にキチント治療を受けさせ


施設を維持し


退院後も支援し


差別もせず


孤立化させなければ


どれほど今まで凶悪な事件を減らせたことだろうか・・・


どれほど素晴らしい社会になっただろうか・・・













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