第22話 ボランティアしても差別される・・・

+ボランティアしても差別される・・・



ヨウは差別取締局が生前WEB上に残した。テロの計画案や開発した装備。本家ムスラム国から教わった内容の翻訳などをダウンロードして


検討した結果。携行式のドローンなら自分でもできると考え、ガレージで毎日ドローンを製造していた。


障害者作業所がなくなり、暇になったヨウの日程は、社会参加のための労働から、テロを実行するための労働にすっかり様変わりしていた。



ヨウ「よし!今日も1機完成しそうだぞ」


ヨウ「頭がフラフラしてもうろうしている。俺が刃物を振り回しても人を一人も殺せないだろう・・・爆弾の製造も複雑すぎて大量に作るのは難しい」


ヨウ「このドローンを使えば、きっと俺にもテロができるぞ!」



ヨウがそう思いながら、木材を電動工具で切断し加工していると


そこに近所の中年男性が現れヨウに話しかける



近所のおじさん「あんちゃん!あんちゃん!」


ヨウ「(。´・ω・)ん?」



ヨウは電動工具を止めた


近所のおじさん「ちょっと!隣町に行くための山道が昨日の台風で木が倒木しちゃって道を塞いじゃってんのよ・・」


ヨウ「はぁ・・・」



ヨウは精神障害があるので、あまり人と関わりたくなかったので早く会話を終わらせようとする


近所のおじさん「あんちゃん!毎日にさー、電動工具で木材切断してるじゃん。バッテリーとかもあるしさー。ちょっと山道にある木を切ってきてよ」


ヨウ「はぁ・・・忙しんで・・隣町に行きたいなら迂回すればいいのでは?」


近所のおじさん「あんちゃん!無職で暇だろ!ちょっとやってよ!行政に行っても田舎だからやらないんだよ。ボランティアでやってよ!」


近所のおじさん「隣町に行くのに迂回するのは、お年寄りが大変なんだよ。ボランティアでやってよ!無職だろ!」


ヨウ「は、はぁ」



ヨウは断るとめんどくさいので、仕方がなくボランティアをやることにした



ヨウ「無職の人間に報酬を払って働かせるのではなくボランティアでコキ使う日本社会。タダ働きどころか電動工具の使用など金もかかるだろう・・・」



ヨウの不安は的中した。


道を塞いでいる倒木は一本でもなく複数あった


しかも、木が太すぎて、木が途中で折れたのではなく


台風の強風で木が根っこから倒れている状態だった



ヨウ「これは、刃の交換も必要になるぞ。無職の人間が1000円払ってボランティア??」


ヨウはそう言いながら


蚊に刺されながら、暑い中、木を切断して行き


1日に10人通るかどうかわからない山道


新聞やテレビでも報道されない台風で被災した山道


コンクリートの道路ではなく街灯もない山道


それを復旧させたのは


社会から差別され


不要と言われ


役に立たないと言われ


ニートだ


ヒキコモリだ


殺せと差別されている


無職の精神障害者だった・・・



オバサン「ちょっと!早く通れるようにしてよ!若いんだから!もっとテキパキしなさいよ!」


ヨウ「はい・・・」


ヨウが精神障害を抱え意識がもうろうとしながらボランティアをしていることを知らないのか?


知ってても差別したのか?文句を言ったのか?それはわからない


しかし、ボランティアで山道を復旧しているヨウに


感謝の言葉を述べる人は誰もいなかった・・・



ヨウ「ふぅ・・早く帰りたい・・蚊に刺されまくった・・・」


ヨウは山道の復旧作業を終え、家に帰りテレビをつけて


蚊に刺されたところを治療しはじめた



テレビの番組のアナウンサー「昨日、上陸した台風で甚大な被害がでた被災地から現場からのリポートです」


リポーター「はい!ここ被災地では今日も多くのボランティアの方が復旧作業をされています!」


リポーター「どこから来られましたか?」


留学生「中国から留学で日本に来ました」


リポーター「まぁ!外国人の方ですか!」


テレビのコメンテーター「素晴らしいですね!やっぱり外国の若者は素晴らしい!」


コメンテーター「それに引き換え日本の若者はニートで役に立たないんですよ!フハハハハ!!」


コメンテーター「もっと!もっーと!優秀な外国人を受け入れるために税金をジャブジャブ使うべきです!」


コメンテーター「大学の学費をタダにしたり、生活費をだしたり、ガンの治療のために1600万円。日本の若者より外国人に対して優先的に使うべきなんです!」


コメンテーター「日本の若者はニートでダメなんだから、治療を受けさせず餓死してもいいんです!役に立たない弱者は殺してもいいんです!」


ヨウ「なんだと・・・俺だって!テレビや新聞に放送すらされない山道を通れるようにボランティアしたのに、これは!あんまりだ!マスコミはひどすぎる!」



ボランティアをしたのに、評価されず


差別されてしまうヨウ・・・


怒り心頭でストレスが溜まったヨウは、また幻覚が見え始める



コメンテーター「日本の弱者は経済的に劣っているので福祉はカットして自殺してもいいんです!将来金持ちになる優秀な外国人をもっと受け入れのに税金を使うべきです!日本の弱者は、もっと自殺でもすればいい!3万人よりもっとだ!」


クタブ「まったく!なんと嘆かわしいことでしょう!!!日本社会に欧米的経済優劣主義が蔓延し弱者への差別がひどくなっている!こんなムスラム教の教えを守らぬ不届きな輩は宗教に基づき!首を斬り落とすべきだ!!」



ヨウ「えっ?あなたは・・・」


差別取締局「この方は、ザイイド・クタブー。ムスラム原理主義の父と呼ばれている人だ」


ヨウ「あなたが!ムスラム原理主義の父ですか?なぜここに?」


クタブ「あなたに、もっと正しい神の教えを知っていただきたいのです・・」




+宗教がなくなった社会。金儲けとは何か?




クタブ「では、まず、ヨウさん!ムスラム教では神の名のもとに平等です!」


ヨウ「はい。」


クタブー「では、神を無くしてしまったら、世の中どうなってしまうでしょう?」


ヨウ「不平等で差別的な社会になってしまいます。」


クタブー「そのとおりです!では、何を基準にして差別するようになるでしょう?」


ヨウ「お金でしょうか?」


クタブ「まぁ・・そうですね・・・持たざるものと持つものですね。」


クタブ「では、今度は持たざる貧しいものをなぜ差別してはいけないのか?考えていきましょう。


クタブ「そもそも金儲けとはなんでしょう?」


ヨウ「うーん。わかりません・・・社会貢献でしょうか?」


クタブ「ですが、テレビで「若者が悪い!」「底辺が悪い!」と言っただけで評論家たちは5万円も貰えます。あの人たちが社会に貢献しているでしょうか?」


クタブ「弱者を差別し毎年、自殺者3万人もだす社会を作り精神障害で苦しむ若者をヒキコモリと差別し餓死者もだし、テロや通り魔の原因を作った赤字経営のマスコミたちが社会に貢献しているでしょうか?」


ヨウ「して・・ないですね・・むしろ社会をダメにしている・・」


クタブ「ヨウさんように1日10人しか通らない山道を復旧させて社会貢献しているのに、なぜ5万円貰えないんでしょうか?テレビや新聞が若者が悪い!底辺が悪い!と言うだけで5万円貰えるのに・・・」


ヨウ「そうだ・・・本当におかしいですね。山道を復旧させて社会貢献しても1円も貰えない・・金儲け=社会貢献ではないのか・・」


クタブ「ヒトラーはどうでしょう?売れない画家で無職同然の貧しかったヒトラー。」


クタブ「ところが、彼は、ある日から路上で「ユダヤ人が悪い!」と言っただけで人気者になり、瞬く間に国家元首になり、大金持ちになり山荘に立派な別荘やワインセラーを持ち愛人もできた・・」


クタブ「ただ・・「ユダヤ人が悪い」と言って人気を取っただけなのに・・・」



ヨウ「つまり、金儲けとは、「社会貢献」ではなく「人気取り」ということでしょうか?」



クタブ「おっしゃる通り。テレビで「若者が悪い!」「底辺が悪い!」と言えば、人気者になれる!イジメ犯がイジメをやればクラスの人気者になるのと同じです。」


クタブ「人は皆、弱き者なのです。誰かを差別したいんです!誰かを差別すれば人気者になれるんです!」


クタブ「底辺差別をやると、どうして金儲けでき人気者になるのはなぜか?マスコミ関係者は高学歴高所得だ。自分たちの成功は自分たちの努力だ!自分は苦労したんだ!オナニーがしたい。そこで、自分と比較するために底辺が必要になる」


クタブ「しかし、底辺にいる人間が、自分より機会がない人間だと認めたくないので、障害問題は隠し人格攻撃ばかりしだす。ヨウさんが精神障害で無職になっているとマスコミに抗議してもマスコミは、それを放送したでしょうか?」


ヨウ「いいえ。しませんでした。」


クタブ「ごらんなさい!放送法第4条、報道は事実をまげないですること。意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。マスコミは神の教えどころか放送法すら守ってない・・・だから底辺差別が一方的に横行し自殺者が年3万人も出る社会になったのです」


クタブ「しかし、マスコミは当事者のヨウさんがいくら抗議しても一方的に差別しています。犯罪が起きても新幹線殺傷事件では自閉症があったにもかかわらず、それは隠されヒキコモリと誤魔化され差別されているんです。おかしいではありませんか?」


ヨウ「本当におかしいですよ・・でも、俺のように障害問題で苦しんで底辺に落ちている人間もいるはずなのに、その人たちまで怒るどころか差別から逃げてしまう。それどころか差別する側に回る・・・もうわけがわからないですよ・・」


クタブ「人はみな弱き者です。底辺にいる人間も底辺差別をしたくなる。なぜなら、自分がビリで最底辺ではない!と逃げるために自分より下を作りたがる。」


クタブ「そうやって、底辺にいる人間も底辺差別に怒るどころか、自分より弱い人間を探し、それを差別することで差別から逃げてしまい差別とは戦わない。」


クタブ「「自分はフリーターだけど働いているんだ!ニートよりマシだ!」自分は無職だけどニートじゃない!失業者だ!就職活動しているからまともなんだ」こうやって逃げてしまい、だれも差別は悪だとは言わず戦いもしない。だから世の中が底辺差別ばかりなり、連帯感もなくなる」



ヨウ「普通逆じゃないんでしょうか?例えば、「ゆとり世代はダメだ!ニートが多いから」と差別されたら、「そのニートの定義に入っている6割は病苦障害苦じゃないか!病気で苦しむ無職の若者を差別するな!」と弱者を擁護することが自分たちを擁護することにも繋がるのに、なぜそうならないのでしょう?」



クタブ「おっしゃる通り。それが神の教えに沿った正しき道なのです!」


クタブ「アーラン4章にはこうあります。「汝らは、なぜ戦わぬのか・・弱者が虐げられているのに・・・神の敵がのさばっているのに・・」」


クタブ「アーラン2章にはこうあります。まことに差別は殺害より悪い!差別され虐げられた者たちよ!汝らを、差別し虐げた者を追放せよ!」


クタブ「つまり、差別した者に対してテロを行ったり殺害するのは神が認めた正当なムスラム法に乗っ取った行為なのです!だから底辺差別社会を選択した日本社会に対してテロを行ってもいいんです!」


クタブ「底辺差別社会を選択しない自由もあったのです。しかし日本社会は神の教えに背き、底辺差別社会を選択したのです。テロが起きる責任は、、そういう底辺差別社会を選択した日本人の自己責任です。」


クタブ「だって、神はおっしゃっていたじゃないですか!「差別は殺人より悪い!」「弱者が虐げてはならぬ」「乞う者を拒んではならぬ。」と・・・」


クタブ「しかし、日本社会はあろうことか!神の教えに反し底辺差別社会を選択したのです!神の教えに基づき底辺差別社会を選択した日本は罰せられるべきです!差別を行った者をアーランに基づき国外追放するべきなのです!ゆえにテロは許される!神の教えを守った正義の行為なのです!」


ヨウ「その通りだと思います!この世で一番、偉い神様が差別はダメだ!差別をしている者を殺してもいい!と言ってくださることが、どれほど底辺差別を受けている側にとって、ありがたいことか・・・ハッラーハクバル!」


クタブ「では、なぜ偉大なるハッラーは差別した者、虐げた者の首を斬り落とせと、おっしゃっているのでしょうか?」




11:49 2018/07/17










+外国のムスラム国



クタブ「ヨウさん!これをご覧ください!」



クタブは外国のムスラム国が戦闘をしている映像や写真を次々ヨウに見るように促した。



ヨウ「ムスラム国が配信している戦闘の動画じゃないですか・・・これが何か?」


クタブ「なにか気が付きませんか?」


ヨウ「う・・・ん・・・」


ヨウ「木が・・・木が全然ないですね・・・」


クタブ「他には?」


ヨウ「えっ・・・と。草がない・・・花もない・・川もない・・」


クタブ「ふぅむ」


ヨウ「一面・・・岩だらけ・・まるで火星の写真を見ているような・・・」



クタブ「よろしい!では、実際に行ってみましょう!」



ヨウ「行くって・・・」



クタブは部屋の扉を開けヨウに来るように促した



部屋の扉の先には一面砂漠地帯が広がっていた



砂漠地帯には差別取締局が立っていて


ヨウたちが来るのを待っていた


ヨウ「差別取締局・・・ここはどこです?」


差別取締局「中央アジアあたりだ」



ムスラム国の兵士A「ハッラーハクバル!!!」


その時、ムスラム国の兵士が岩山の上にある小さい砦を襲撃していた



ムスラム国の兵士B「ハッラーハクバル!!!」




ムスラム国の兵士A「ハッラーハクバル!!!俺が囮になる!お前は側面から攻めろ!」



ムスラム国の兵士B「わかった!神の加護があらんことを!」



ムスラム国の兵士たちは


RGBや自動小銃で砦を攻撃し


徐々に岩山の頂上にある砦に近づく


その光景を遠くから眺める


ヨウたち


クタブ「あぁ・・・素晴らしい!もう少しで陥落しそうだ」


差別取締局「これぞ!シハード」


2人が戦闘をほめたたえる中


しかし、ヨウは、ある疑問を感じていた



ヨウ「なんで・・・こんな辺り一面。岩だらけで木も草もない。映画のような砂丘のような砂漠ではなく岩だらけの砂漠をどうして、彼らは争っているのだろう・・・」



差別取締局「この砦の先に石油都市がある。」


ヨウ「えっ?じゃ、石油のために戦っているんですか・・」


クタブ「その通りです!中東、中央アジア、アフリカ。ムスラム国が台頭したり、忠誠を誓う組織がある国の土地を見て御覧なさい」


クタブ「どこも木もなく、草もなく、花もなく、川もなく、岩しかない。農業に適さない貧しい土地です」


クタブ「この地域で一部の者が石油や鉱物資源を独占すれば戦争が起きるのは当然です」


ヨウ「よく日本は、石油やレアアースが全然取れないから貧しいと言われているけど、どこが貧しいんだ・・」


ヨウ「日本には、川もある。木もある。草もある。春には桜が一面に咲き、花もたくさんある。石油やレアアースがなくても豊かではないのか・・・」


ヨウ「確かに火山の噴火や地震や台風などの自然災害もあるけど、中東や東南アジア、アフリカは毎日が自然災害のような、一面岩だらけで、植物も生物も見当たらない。そんな貧しい土地だ」


クタブ「学者たちは、口をそろえてこう言います。ムスラム国が台頭している国より平均年収やGDPが低い国がある。だから、ムスラム国は貧困とは関係ないと」


クタブ「しかし、ヨウさん!この光景を見てください!そりゃ、自然に恵まれた国の農業収入と自然がない石油や鉱物資源を売っている国と比較すれば」


クタブ「自然がない石油や鉱物資源を売っている国の方が数字上はGDPや平均年収が高く見えるでしょう。しかし、石油や鉱山でもうかるのは一部のみ。」


クタブ「腹が減ったら畑を耕し、鶏を育てて、自給自足なんて、できないほど、岩だらけで土地が貧しい国々なのです。」


ヨウ「これじゃ。戦争が起きてもしょうがないのでは・・」


クタブ「左様です!もし、水不足になり、井戸が枯れてしまい。欧米的経済至上主義に基づき、水の価格を上げて、一部の金持ちしか水を独占してしまったらどうなるでしょう?」


ヨウ「そんなことをしたら水が買えない貧しい人たちが死んでしまいますよ・・」


クタブ「では、弱者が高い水が買えないのは弱者の努力が足りないんだ!自己責任だ!弱者の人格の問題だ!と今の日本にはびこる自己責任論で考えて、弱者を年間3万人殺してしまい人口減少が起きた」


クタブ「そこに砂嵐が街を直撃してしまったら、どうなるでしょう?生き残った僅かな金持ち数人だけで街を復興させることができるでしょうか?」


ヨウ「できないでしょう・・今の日本でも人手不足で復興が進んでないですから・・・あっ・・」


クタブ「気が付きましたね。だから経済優劣主義はダメなんですよ!」


クタブ「テレビで若者が悪い!と言っただけで100万円貰えるお笑い芸人が、いくら金を稼いでいても災害や戦争が起きれば、何の役にも立たないのです。お金がいくらあっても人がいなければ意味がないのです」


クタブ「金が全てなんだ!という金持ちはシリアで、どうなったかというと、金を持って国外にすぐ逃げたのです。では、金持ちが平和で豊かな国に行けば素晴らしい社会になるかというと、欧米が移民が増えて素晴らしい社会になっているでしょうか?」


ヨウ「いいえ・・不動産価格が上がり、移民が増え続け労働賃金も上がらず、精神障碍者は福祉がなくホームレスになり、自国民までテロをしている。と外国のマスコミでは報道されています」





クタブ「では、豊かな先進国でも弱者切り捨てで人口が減少しているのに、貧しく石ころしかない土地の中東やアフリカ、中央アジアで、一部が石油や鉱物資源を独占してしまい大部分が貧しくなってしまったらどうなるでしょう・・」


ヨウ「当然、貧しい大部分は、石油や鉱物資源を独占しない国を支持します」


差別取締局「それが、ムスラム国だ・・」


クタブ「石油を一部が独占することをやっているのが欧米の企業なんです!」


クタブ「だから、欧米企業は石油の利益を貧しい人間に分け与えたくない。石油を安く買いたい。だから、欧米企業は弱者を助けるべきだと主張するムスラム教を否定し、」


クタブ「欧米的物質主義を押し付け弱者を助けなくていい差別してもいい屁理屈ばかりを中東諸国の民に押し付けるのです!」


ヨウ「日本と同じじゃないですか・・」


差別取締局「ウソマ・ヒンラディンはこうおっしゃった。」


ヒンラディン「今、中東ではマスコミやメディアのムスラム教を無視したなんでもありの報道のせいで


本来、弱者にやさしいはずのムスラム教徒が欧米的物質至上主義に洗脳され、慈悲や寛容の精神がなくなり経済的弱者や障害者を差別して冷たくなってきている



クタブ「サダムフセインは、何をやったのかというと、アメリカの石油会社とイラクの一部の人間が石油を独占していたのを、ぶんどり、病院を作り学校を作り、石油の富を分配して社会全体を良くした。」


クタブ「そのサダムフセインを独裁者だ!と倒し、アメリカが、また石油を独占したら、うまくいきましたか?」


ヨウ「いいえ・・宗派間の対立が起き始めテロばかりになりました」


クタブ「当たり前なんです。土地が貧しいのだから・・そんな地域だからこそ、人々は助け合わなければならないのです!弱者は助けなければならない!石油や井戸の水は金持ちが独占してはいけない。」


クタブ「弱者は役に立たないから自己責任だ!と切り捨て殺して言い訳がないのです。それを認めたら、おそらく岩と石しかない貧しく気候厳しい土地ではやっていけませんよ!」



クタブ「そもそもヨウさんは弱者ですけど、社会の役に立ってないんでしょうか?1日に10人しか通らない山道を復旧させたのに??」


ヨウ「甘いですね・・・先生。差別している奴らはこう言いますよ!1日に10人しか通らない山道なんて復旧させても金にならないと・・・経済に影響がないから山道なんてどうでもいいんだと・・・」


クタブ「なんと!嘆かわしいことでしょう!!山道を通って隣町まで行くのに15分。迂回すれば45分もかかるのです!これが、お年寄りなどの足腰が弱い人にとって役に立たない行為などと!!いかに欧米的経済至上主義、経済効率主義が恐ろしいのか!!!」


クタブ「ヨウさんのような方が、山の手入れをボランティアでしているから、日本は山火事が少ないのです!アメリカは山を放置しているので、しょっちゅう山火事ばかりなのです。また、山道が塞がれて人足が少なくなると不法投棄も増えると言います」


クタブ「山道を復旧させることは大いに社会の役に立つ行為ににもかかわらず、これをやっている人間を低所得や無職というだけでニートだとか草食系だとかフリーターだとか差別しているマスコミはおかしいと思いますよ」


クタブ「低所得や無職でも山道を復旧させ、役に立っているのにもかかわらず、無職で、何の報酬も貰えない。一方で、テレビで若者が悪い!底辺が悪い!と言っただけの連中が評価され1回につき5万円か芸能人なら100万円貰え金持ちになる!」


クタブ「こんなバカげた神の教えに反した社会は今に滅びますよ!」


ヨウ「もう滅びてますよ・・少子化になり自殺者は増え、日本人の数が減っていますから・・」


クタブ「ヒトラーはどうでしょう?「ユダヤ人が悪い!」しか言っていないヒトラーが国政を担ったら、精神障害者や難病患者を差別して弱者を殺しまくり、戦争にも負け1000万人以上戦争で亡くなった・・・」


クタブ「「ユダヤ人が悪い!」と言っただけでヒトラーは大金持ちになった富裕層なのです!金持ちのヒトラーは社会の役にたっていたでしょうか?」


ヨウ「いいえ・・」


クタブ「金持ちなんて、そんなもんです。金儲けなんて、そんなもんなんです。ただ、人気を取るのがうまかっただけの人なのです」



クタブ「つまり、ヨウさんは!欧米的経済優劣主義。物質至上の犠牲者なんです!あなたが社会の役に立たないから差別されているのではなく、」


クタブ「経済優劣という、災害もない。戦争もない平和で豊かな経済活動ができる社会における。一つの勝手な価値観に基づいて勝手に差別されている被害者なんです!」



クタブ「もし、世の中が戦争や災害だらけになったら、経済的優劣は、ほとんど関係がなくなるのです!そうなれば、人気取り社会ではなくなるからです。武力のある者や山道を復旧できるアナタの価値が上がるからです」


クタブ「いかに!経済的優劣で人を差別するのが愚かな行為なのか・・・」


クタブ「それを、証明するためにも、欧米的物質至上社会の国を破壊しなさい!テロを起こしてみなさい!」


クタブ「神の名のもとに銃を持ち立ち上がり、人の価値を経済力の人気取りを基準とした評価で決める社会を破壊し、神の教えを基準にした評価にする社会にすれば、あなたの価値はあがるでしょう」


クタブ「神の教えを守り足腰の弱い弱者のために山道を復旧させた。あなたこそ、テレビで文句を言っているだけの人たちより評価されるべきなのです!弱者を虐げ自殺者3万人もだしたマスコミ、学者、政府の愚かな悪の枢軸にテロを行えば、神はさらにあなたを評価されるでしょう」


ヨウ「なるほど!そうか!そうだったんだ!」


クタブ「よく考えてみてください。今、経済的優劣で不平等な社会がいいと考えている経済的強者たちは、差別をやりたくて仕方がない。なぜなら、テレビで「若者が悪い!」「底辺が悪い!」「ニートを殺せ!」と差別するだけで5万円も貰えるんですよ!芸能人なら100万円以上です!」


クタブ「一言いっただけで大金がもらえるのにやめるわけがないじゃないですか!差別を金儲けにしている!こんな奴ら殺されて当然です!」


クタブ「差別をした人間を殺せと教えているムスラム教が過激主義だとマスコミは言います。しかしマスコミはニートを殺せ!ヒキコモリを殺せ!とテレビで流しています。これこそ!過激主義じゃないんでしょうか?」


ヨウ「そうだ!そうだ!マスコミどもは偽善だ!」


ヨウ「LGBTを生産性で差別するなと言いながら、生産性を基準に精神障害で苦しむ若者をニートだと差別したじゃないか!!あいつら偽善者だ!」



差別取締局「そのLGBTの奴も生産性で差別するなと言いながらニート差別をSNSでしてたぞ・・・この社会は、みんな敵だ・・残念ながら精神障害で苦しむ人間のことはわからないのだ・・・銃を撃つ以外の方法で問題を解決できると考えてはいけない・・」


クタブ「やつらは何を言ってもいくら奴らのミスや間違いを指摘しても反省も謝罪もしません。常にマスコミは偉いしか言いません。差別を正当化したり、差別をしてきたことなど忘れて偉そうに言ったりします」


クタブ「人をテロリストだと差別してテレビヨルヒの馬鹿どもがテロを起こされるのは自業自得です。おそらく奴らはテロをされたら被害者のようにふるまい。自分たちが差別してきたことも忘れ、別のせいにするでしょう・・ネットが悪いとかね・・」



ヨウ「なんで!マスゴミはいつも!いつも!正義面するんだ?自分たちが一番差別をバラまき自殺者3万人もだした悪魔が!マスコミこそ1番の害悪ではないか!」




クタブ「勝手な特権意識のマスコミが勝手に「LGBT差別だ!」と決めて自分たちが長年、無責任に底辺差別を煽り弱者を否定し自殺や通り魔を煽っている事実を認めない。人を餓死させ自殺に追い込み差別で儲けた事実も認めない」


クタブ「ヒキコモリ差別を15年以上続けたヒキコモリの専門家は茨城県水戸市の高級住宅街に2億円の家に住んでいるのです!芸能人はテレビであれこれ無責任な差別的発言をするだけで100万円以上ですよ」


クタブ「差別をすれば、するほど儲かる。差別を煽れば煽るほど、差別された側が通り魔を起こし、通り魔が起きれば、また差別して差別犯は肥え太る。こんな連中が、神の教えを守るわけがありません。マスコミは差別を煽って通り魔を起こしたいんです。通り魔が起きれば起きるほど儲かるからです。神の教えを破り差別をした方が儲かるからです」



クタブ「アメリカではルーザー差別が増え底辺差別ばかりになったらテロや銃乱射事件が増えました。日本も同じようにニート、フリーター、スネップ、草食系、様々な底辺差別をやったらアメリカのように通り魔が起きました」


クタブ「底辺差別を増やせば通り魔やテロが増える。こんなのは常識です。この常識すらわからなマスコミが無責任に後先考えず、底辺差別を煽ったのです。なぜ煽ったのかと言えば、差別が儲かるからです。」


差別取締局「イジメられたらイジメた人間を銃で撃ち殺すのと同じ理屈だ・・・長年差別をしてきたマスコミを殺して何が悪い?まさかマスコミの言う通り通り魔を起こしている奴らが有名になりたくてやっているとでも思っているのか?」


ヨウ「僕は!!絶対にマスコミを許さない!!長年の差別に対する復讐をしたい!!あいつらは・・・散々死ね死ね言ってきた・・・死ね死ねテレビを使ってイジメをやってきた奴らに復讐したいです。」


クタブ「ヘイトキングのマスコミを放置していいかというと・・・日に日に差別はひどくなり、自殺者は年間3万人もでて通り魔や餓死者もでている。問題が起きれば差別を煽った自分たちが悪いとは言わず、自殺した人間まで差別する精神科医やマスコミたち」


クタブ「年間自殺者3万人は世界的に見ても異常な数字で、いかに日本のマスコミや精神科医が無能なのか!異常なのかが!わかる数字なのです!これほど被害が数字で証明されても平然と差別をしている。正常な判断ができないマスコミと精神科医などは神の名のもとに裁くべきです!」


クタブ「それこそ!神の導きであり!実行されれば差別犯のいない平和な日本社会になるでしょう」


ヨウ「クタブ先生!ありがとうございます!先生のご指南で、目が覚めました!本当にムスラム教は素晴らしい!弱者を虐げた連中は殺してもいいなんて!なんと!神は偉大なのか!」


クタブ「ウンウン!そうでしょう!そうでしょう!」


ヨウ「こんな長年、底辺差別をやりたい放題やり、弱者を否定する差別をやりたい放題やり、大量の自殺者年間3万人もだしても、自殺者まで差別する無能な学者と精神科医ども!なお平然と差別をし日本人の数を減らし社会に害しかもたらしていない卑劣で無責任なマスコミを野放しにしちゃいけない!」



ヨウ「こんな連中を野放しにしてはいけない!長年差別をしてきたマスコミや学者、政府に対するテロは正しいんだ!テロを実行するべきだ!とクタブ先生のお話を聞いて改めて思いました!目が覚めました!」



クタブ「そうでしょう!そうでしょう!」



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