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 夕方、胸子が出勤して来た。

「おはようございます」

胸子は奇抜な格好をして出勤。

「どうしたの?胸子ちゃん?」

めぐみは驚く。今までは外見の制約を意識したものがあったが、今はそれを無視したような感じだ。

「いやー、高校辞めて、家出もしてきました」

「えっ?、学校辞めたくなる要素はないでしょう?クラスメートからも好かれていたし」

「。。。」

返答に困る胸子。

「まあ、色々あるでしょう。胸子ちゃん、オイラも高校辞めたし」

勝彦は横から口を挟む。

「まあ、確かに高校なんか存在意義、不明だし」

やや困惑のめぐみ。

「まあ、落ち着いたらいい」

胸子をカウンターに着席させ、マスターからの缶コーヒーを差し出した勝彦。

「ありがとうございます」

胸子は飲み出した。美味しくなかったようだ。

「パフェをどうぞ」

馬三らパフェを差し出す。盛り付けは不器用であった。

「ありがとうございます」

パフェを食べる胸子。彼女の胸の谷間が見え、興奮するめぐみ。彼女にエロスを感じたようだ。

「そうだ。胸子ちゃん、私と暮らさない?」

「えっ?」

返答に困る胸子。テーブルにパフェをこぼす。

「お父さんが、ぞうきん荘を出ていって、

この店に暮らすから」

「あっ、はい」

内心、決心できない胸子。

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