第67話 『あいさつ』

        🙇


 え、お久しぶりです。


 むかし、むかし、小学校の授業の開始の時。


 いまは、どうか知りませんが、誰かが号令を掛けます。


 『きりつ』『れい』『ちゃくせき』


 であります。



 さて、やましんが、1年生か2年生か、という時期。


 やましんは、よっつ、小学校に行きましたが、最初のところ。


 小さな富士山が、はるか彼方に見える、小学校。


 え、やましんのお家からは見えましたが、間に丘がある学校からは、たぶん、見えなかったような。でも、校歌では見えるように言っていましたが。


 さて、号令は、たぶん、座席の順番に掛けるという決まりになってました。

 

 しかし、あるとき、例によって、ちょっと学校を休んだのです。


 で、再び出席し、計算によれば、その日は号令を掛ける日にあたります。


 で、朝一番


 叫びました。


 元気よく。


 し、しかし、なぜだか、他の人が、いっしょに掛けてるではないか。


 なにを!


 まけてはならない。


 とも、ゆかないかな、なんか、おかしいぞ。


 途中で、やめたかもしれないし。


 最後までやったかも。

 

 なんせ、みんな、そのまま、おかしいとも言わず、やりますからね。


 どうやら、ちょっと休んだ間に、方針が変わったらしいのです。


 でも、先生も、クラスの人も、誰も、何も言いません。


 そのまま、さっぱりわからないままになりました。生殺しですな。


 取りあえず、どうやら、クラス委員がやってるのは、わかったので、ま、自然に解消はしましたしね、結局、だれからも、なにも言われませんでした。


 あれは、なんだったのか。



      🕵️

    

       くたばれ、やましん!


 


 

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