第66話 『骨肉の争い?』 1


 中学生くらいの自分!


 半世紀以上は前のはなしであります。


 具体的には、大阪万博があったころ。


 ある日、自宅に来ていたのは、いとこの中学校の教師でした。女性です。これは、なかなか、強い。まだ、若手の時代。


 年度の最初の授業では、自分の怖さをあからさまに示すため、クラスのボスとおぼしき生徒を、まずは、ぐわん、まいった、と言わせ、家来に組み込んでしまうのだとか。(いまなら、パワハラか? も、まあ、退職してるはず。いわゆる、荒れるクラスの時代、にかかり始めていたかな。)


 それで、帰りがけに、夏休みでもあり、やましんを連れて、あちらの自宅にご招待となりました。


 電車とお舟に乗って、海を渡り、ゆらゆらとまいります。のどかだなあ〰️〰️〰️〰️😃


 と、言いましても、そちらの街は、人口は、まあ、当時は5万よりはかなり多かった筈で、いまは、あちらこちらを吸収して、15万くらいになっております。


 港に着いたのは、夜。


 あちらのおうちまでは、バスに乗ります。


 やましんちの近所のバスは、ワンマンになってたような気もしますが、車掌さんがいた会社もあったかもしれないけど、いずれ、乗るとき整理券をもらい、おりるときに、お金を払う、システムになっていたような。(私鉄の駅が近かったから、バスはあまり乗らなかったのです。)


 しかし、この地域は、昔ながら、車掌さんが車内で切符を販売し、案内もしてくれる、バス自体かなり、時代がかってる、ちょっとなかなか、すでにレトロな感じでした。


 バスのシステムというのは、地域によって、差がありまして、多少なりとも、不安ではあります。(あんただけだろ。すいません。)


 若いかたには、分かりにくいかもしれませんが、アニメの『トト⚪』みたいなイメージ。


 で、かのいとこさま、何かの思惑があったのか、やましんにお金を渡し、『⚪寺まで、二枚かいなさい。』


 と、いいます。


 はやいはなし、彼女の目の前に、車掌さまはいる。


 会話だって、ちゃーんと聞こえているはず。


 しかも、不馴れな土地。


 なぜ、わざわざ、やましんに買わせる?


 そこで、たぶん、ちょっと発達障害があったかもしれないやましんのハートに、ロックがかかりましたのです。


 その、たった、ひとことが、もう、言えない。


 言えないとなると、とことん、言えない。


 三~四回繰り返したあと、


 『む!もう❗』


 と、怒ったいとこさまは、ついに、自分で買いました。


 母からなにか言われていたかもしれません。


 『引っ込み思案だから、ちょっと、鍛えて、』 とか。 ね。


 しかし、無謀なたくらみは、みごとに、失敗に😵💧終わり、やましんは、かなり、傷ついたわけです。(ほんとか?)


 ま、いとこの予定としては、〰️〰️『あいよ。はい⚪寺二枚、はいよ。』『サンキュー。』と、綺麗な連係プレーになるはずだった。たぶん。


 あのまま、終点まで行かなかったのは、まあ、幸いでした。


 しかし、しかし、このいとこさまは、数年後、さらに次の復讐? の機会を狙ったのでありました。


 それは、また。 😀




       くたばれ❗ やましん



 ※ なお、いとこさまの、許可はとっておりません。ここで、お詫びします。


 


 


 


 


 

  



  


 

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