第39話 『オーバーヒート』
去年も猛烈に暑かったけれど、今年も暑いです。
やましんがこどものころは、暑いと言っても、30度超えたくらいが多かったような気がいたします。
まだ、都内とかは別として、地方は、あちこち舗装されていない場所もあったし、ギラギラのビルも少なかったし。
最近は、コンクリの上は、40度にも達しようかという状況で、手持ちの熱中症警報器は、本日39度に達しておりました。
ま、考えてみれば、太陽さんは、核融合で燃えているのだそうな、わけで、地球人類は、毎日、核融合爆弾の直撃を浴びているわけですか。
磁場やら大気圏やらがバリアーになっていて、有害な宇宙線などは、大方、カットしてくれているようですし、太陽さんはあまりに遠いので(平均1億4960万キロとか)、いくらか時間をかけて日焼け(やけど)するくらいで、まあ、多くは済んでたわけですが(やましんは、すぐ真っ赤になる。痛いから、ひやけはいやだ。いつも、真っ白なもやしみたいな奴、と、転校先の学校の先生からも批判されてましたしけどね・・・)、こうなると、そうも言っていられない。
あきらかに、遠方の核爆発から避難する態勢が必要なわけです。
超時間太陽光線を浴びないとか、1時間おきに日陰に入って給水・休憩とか、おうちのなかでも、適温を保ち、水分を欠かさないとか。
とくに、お年を貯めた人たちは、注意が必要ですよね。
まいにち、一日ずつ、お年を貯蓄しているわけですから。
ときに、以前、学生の研究発表会に行くのに、お船に乗り遅れて、仲間から叱られたという、お話をいたしましたが、あまりに暑いので思い出しました。
あのとき、事前に、役員二人で、準備のための話し合いに行っていたのです。
旧帝大ではない、某国立大学さんでした。
しかも、免許取り立てで、諸費用込みで10万円しなかった、やましんの、ぼろぼろ自動車で、行ったのです。
当時の自動車は、高級車は別として、冬場は、思いっきりチョークひぱって、やっとこさ、エンジンがかかったとしても、暖機運転が必要で、ブレーキも、ディスクブレーキなんてのじゃないので、長い坂で踏みすぎると、効かなくなるかもしれないので、ちゅん・ちゅん。と掛けなければならず、パワーハンドルじゃないから、動かさないとハンドルきれないし、まあ、比較的、しょっちゅう、あがっちゃうわけです。
そこで、行きはヨイヨイ、帰りは恐いで、渋滞に引っかかってしまって、もわもわと・・・・・いや、『もうもう』と、激しい煙が立ち上り始め、爆発寸前の状態になった訳です。
それにしても、なんかおかしいな。。。。。。
とは、思ったのですが。
なんせ、メカは苦手な文系。(理科系人からは、キミたち、黒板と屋根だけあれば、いいじゃん、いや、屋根も無くていいよなあ、とか、言われてました。ま、そうだけどね・・・。そりゃあ、ちょと、差別だろ。)
そこで、しかたないから、空いていた、逆方向にひたすら走り、エンジンを冷やしまして、空いたころから、またまた、引き返したというわけ。
ガソリンスタンドさんで見てもらったけど、問題点は発見できなかったような。(これも、不思議・・・)
とにかく、真夜中過ぎて、ご帰還にはなったのですが、下宿のおばさんには叱られるわ、同乗していた委員長さんには申しわけないやら・・・・。(あ、あくまで学生の研究団体で、それこそ、理科系さんみたいな、武器になるようなものが必要なわけでもなく、また、別に政治的活動じゃないですからね。中立がモットー。)
あとから、判った事は、エンジン・ファンが回っていなかったということ。
配線一本つなぐだけで、直りました。
ま、『電卓』というものが、やっと普及し始めた、そろばんさんがまだ主役だた、半世紀まではゆかないけど・・・けっこう近く、前のお話しで、あります。
掛け算や、割り算がうまくできなかった、やましん、いったい、どうやって、計算していたのか・・・・・あ、してなかったのかあ! ・・・・・
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くたばれ、やましん!
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