ぼくがテンプラになったワケ(SF近未来小説)
ぼくがテンプラになったワケ - 1
「人の肉で造った人形は人間か?」
という問いは、三百年前のゴシックホラー小説の台詞で、
「人の肉で造ったロボットは人間か?」
というのは、二百年前のSF映画の台詞だ。
「人の母胎から生まれたロボットは人間か?」
とは、百五十年前の哲学者の台詞だった。
今日、ここに新たな命題が生まれる。
「ロボットを揚げたテンプラは人間か?」
この問いに答えるには、前提となる三つの問いの答えが必要となるだろう。
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