壱ノ不思議 廊下の怪(28p)
「辛いよ! でも、美味しい! ヒイッ辛い! ああっ、何コレ! 何かやみつきになりそう!」
水をゴクゴク飲みながらカレーをパクパクと口に運ぶ私を雪絵お姉さんは笑いながら見る。
「フフフッ。今度作る時は甘口にするわよ」
「大丈夫よ。ねぇ、コレっておかわりあるの?」
「あるわよ。でも、無理しなくて良いわよ。辛いんでしょ?」
「辛いけど、やみつきなの! おかわりするね!」
雪絵お姉さんは私がそう言うのを聞いて、空になった私のお皿を持って立ち上がろうとした。
「あっ、私、自分でやるわよ。台所でしょ?」
「そう? コンロの上にある鍋の中だから、少し温めてよそいなさい。火の付け方は分かるわね?」
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