壱ノ不思議 廊下の怪(21p)
『行かないで』
やはり声がする。
雪絵お姉さん? それともおばあちゃん?
『行かないで』
「雪絵お姉さん? おばあちゃん?」
私は大声で声の主に向かって言った。
返事は返って来ない。
気のせいかしら?
再び私が部屋へ行こうとすると『行かないで!』とまた声がする。
「もう、何なのよ!」
私は声のする方へ歩き出した。
『行かないで』
声を頼りに廊下を進む。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます