忙しい人のための第2章まとめ(※ネタバレあり)

「羊雲学園1年の外村進々そとむらすすむです。第2章の概要説明を担当します」


「このとっても忙しい現代社会で、長編を読んでいる時間なんてないよ、という方がほとんどだと思われます。そこで、ここでは、第2章の内容を短く説明します。この概要を読んでみて、おもしろければ、ぜひ本編をお読みください。ぜひぜひ」


「あ、大事な話ですが、ここでは、第2章の内容を完全にネタバレをしていますので、先入観とかなしで本編を読んでみたいという方、既に本編を読んだ方は、本話をとばしてください」



凪月なつきくんにされた仕打ちのせいで進々すすむは、たいへん心を痛め、不登校寸前でしたが、なんとか学校にいきました。そしたら、凪月くんは、同じ学校の同じクラス。そんな偶然てある? って、進々は神様を全身全霊で恨みましたけれども、乗りかかった船と気持ちを切り替え、放課後、凪月くんを体育館裏に呼び出しました」


「河川敷での一件は、進々の海よりも深い心によって、許すこととなりました。ただし、一つだけ条件をつけて。その条件とは……」


「羊雲学園女子バスケ部の立ち上げです」


「なんと、羊雲学園には女子バスケ部がなかったのです。バスケがやりたいのに、どうしてバスケ部のない学校に入ったのか、とか、凪月くんに言われましたけれど、いや、まさか、バスケ部がない高校なんてあると思わないじゃないですか」


「進々のバスケをやりたいという熱い思いが伝わり、凪月くんは、女子バスケ部の立ち上げに協力してくれることとなりました。そこで、紹介してくれたのが、副生徒会長の七竈流々香ななかまどるるか先輩です」


「どうやらすごい人らしいです」


「女子バスケ部をつくるためには、この流々香先輩の協力が不可欠で、凪月くんが、流々香先輩の説得を試みました」


「けれども、失敗しました」


「それは、もう、見事に。凪月くんがあまりにも自信満々に言うものだから、進々は期待していたのだけれども、完全におじゃんです。失望しました。がっかりです。というか、凪月くんは、あほです」


「と思ったら、次の日、なんやかんやで流々香先輩は協力してくれることになりました。流々香先輩は、すごい不満そうだったので、凪月くんに脅されたのだと思います。あの人は、セクハラをするし、女子を脅すし、女の敵だと思います」


「ただ、そんなかんじで、女子バスケ部をつくるための最初の一歩を踏み出せたのです。あとはメンバーを集めるだけ! え? まだ、メンバーも集めてなかったのかって? はい、これからです。これからがんばります!」


「というのが、第2章のあらましですが、私の拙い説明では細かいところがわからないかもしれないので、お時間あれば、ぜひ本編読んでみてください。……これで、終わりだよね? あー、疲れた。私、こういうの苦手なのに。あれでしょ? とりあえず、こういうことでしょ?」


「本編も読んでくださーい」

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