『心に名前を付けるなら』
幸せに生きたいと君は静かに呟いた この世の全てに絶望して消えたいと叫んだ日々を 振り返って見れば素敵な事でしょう 辛くて死にたいという声 死にたくても死ねないという声 そして本当に死にそうになって生きたいという声 もし君が救われたならまだ生きられると言い放つ事が出来るのでしょう 抱えきれない程の虚無感を胸に抱いて モノクロの世界を彩ったフリをして 君も一緒に灰になりたくて笑った顔で死んでいく そして君は救われているから生きている 活きている 幸せなんてどこにも無いから作っていく 創っていく どんなに遅くて少しづつでも一歩ずつ進んでいけば大丈夫 大丈夫 明日には笑えるさ 生きていれば笑えるさ 貴女と一緒に君も灰になればと悔やんでも まだ君はここに生きている 活きている 僕が心に名前を付けるなら君だ 僕は君で君は僕で一緒に歩いていく 歩いていく
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