『忘れんぼ』

この詩を書く頃には今の僕にはあの時その瞬間に抱いた感情はないだろう もしも心の奥底に触れて心を削って形にするのは痛みを引き摺ってしまうから 酷く過敏になってしまった心にこの手で触れてしまったら傷口が疼くのだから そういえば何を描こうと思ったっけ?って位が丁度いいのかもね 忘れてしまったら無理に今思い出す必要だってないのだから ノンフィクションに形を創って心を削って声を出さなくてもいいのかも知れないね 4という数字に得体の知れない恐怖を覚えたり 悪夢に当てられて目を覚ますことも今はないのだから

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