第60話 京と、お出かけ

「晴れでよかったな」

せっかく出かけるんだ、晴れていたほうが気分がいい

「そうだね。それよりも行こっか」

そういって、手を引いている京。

こう見ると、最初のころよりも溶け込めている気がする。

あっ、京がじゃなくて京にのほうね?


「今日はどこに行くんだ?」

春の時同様に、どこへ行くのか聞いていないので聞いてみた。

「それは、ついてからのお楽しみ」

と、爽やかな笑顔で答えてくる。

可愛い、噂によれば男子から頻繁に告白をされるらしい、

それだけされてれば、多少なりとも女子から嫌われるはずなのだが見た感じそんな様子はない。

不思議だ…


俺たちは、電車に乗り、バスに乗り。

「ついたー」

のはここ動物園。

そして、ここはただの動物園じゃあない。フクロウとか鳥系専門の動物園だ

「入場口から、フクロウがいる!!」

この、モフッとした感じの見た目。そして大きい目、なんとも言えない、たまらないっ!!!

とこのように俺は一人でテンションMAXだ。

「すごい、はしゃいでるね」

「おう、連れてきてくれてありがとう」


どうやら、京は手に鷹を乗せる体験をするようだ。

なにそれ、うらやましい。俺も次やる!!

「うわっ、結構重い…」

どうやら、慣れてきたようでこわばっていた顔が緩んできた。

「じっくり見ると、結構可愛いかも・・・」


可愛い…のか?俺は、可愛いというよりもかっこいいな気もするが…

まあ本人が可愛いと言っているので可愛いのだろう


「俺も次やりたい」

こうして、俺たちは動物園をじっくり楽しんだ


「いや~、楽しかった。」

「そうだね、家に帰る前にファミレスでもよっていこっか」


「そうだ、これ今日のお礼」

俺は、フクロウのネックレスを渡した

「見ての通りフクロウのネックレス、似合うと思ったから買ったんだ」

少し、驚いた顔をしたが

「ありがとう」と言って受け取ってくれた。


つけてあげようか?と言いかけたがセクハラになるかもしれないのでやめておいた。


「どう…かな?」

プレゼントしたネックレスを付けた京がこっちを向いていた。

「すげえ似合ってる」

少し照れ臭そうにしながら消えそうな声で

「ありがとう…」

と言ったのを俺は聞き逃さなかった。

気に入ってもらえてよかった。


ファミレスで、夕飯を食べた後俺たちは家へ帰った。

しっかりと、ファミレスのお代は俺が払っておいた。


「いや~、楽しかった。また行こうな」

「うん」


上を見上げれば、無数の星々が光り輝いていた。

「きれい…」

「そうだな…」


俺は、今日を忘れないだろう…

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