第54話 京の母襲来?
おはよー、朝だー。
棒ハム太郎系VTuberのごとく起きた。
「なかなかに、よく寝れた」
基本眠たい俺にすると朝起きて、あんまり眠たくないことは珍しい。
「おはよう、京」
「おはよう・・・」
京は、眠そうな目をこすっている。かわいい……
「おはよう、2人とも朝ごはんできてるから、早く食べちゃいなさい」
今日の朝食は、目玉焼きに味噌汁、サラダにご飯だ。
ちなみに皆様は目玉焼きになにをかける派?
何をかけるかで戦争が起きるとかなんとか聞いたけど、俺は醤油にマヨネーズをかける派。
こらそこ、デブになるとかいわない。まじでおいしいんだよ。
「女の子の天敵ですね…」
ん?マヨ醤油のことか?
京はスタイルいいんだし、気にしなくてもいいと思うんだがなぁ。
女心ってよくわからない。痩せてるのに自分は太ってると思ってる子もいるみたいだし。
「旨いんだよ…、一回食べてみそ?」
俺は一切れ切り取って京の皿にのせる。
「じゃあ、いただきます」
若干いやそうながらも食べる京
「どうだ?」
「おいしい…」
うんうんと頷く。
「だけど、たまにでいいかな。こればっかりにしてたら太りそうだし」
「ごちそうさま」
「やっぱりはやいなぁ~。」
あんまり食事に時間をかけたくないので5分程度で終わらせる。
これで社畜になってもエネルギーの摂取はできる。
あらやだ、私ったら社畜向き。
この視線にももう慣れた。慣れって怖いね。
特別害があるわけではないので、困ってはいない。
最近は、怖い先輩に呼び出しを食らうこともなくなったので、ゆっくりできている。
まあ、行ったことないんだけどね・・・
「京の母さん何時くらいにくるか知ってるのか?」
両親が共働きなので、あまり早く来られても待ちぼうけをくらうはめになる。
「16:00くらいにはつくみたいだよ」
「それなら多分母さんも帰ってきてるだろう」
SHR開始の予鈴がなったのでスマホをしまった。
うわっ。一限から体育かよ・・・
体育が終わってからの記憶が曖昧だ・・・
「ふぁぁ。寝ちゃったか」
「おはよう?。帰ろっか」
時計を見れば16:20
「そうだな・・・」
もう、京の母さんが家にいることだろう。
京のスマホが鳴った。
『京、逃げなさ…』
「え?お母さんなに?」
なにやら京が混乱していた。
「どうしたんだ?」
「お母さんから、逃げろって電話がきて・・・」
昨日母さんが言ってた、なにかが起きたのか…。
「よし、とりあえず逃げるぞ」
「でも、お母さんが」
「とりあえず、京が今帰るほうが危ないと思うから。」
なんなら、俺の部屋にカメラが仕掛けられてるから、それを活用すれば状況を確認できる。
ありがとう、燐。今俺を監視していた、カメラが役に立つよ。
とりあえず、俺の部屋の映像を俺のスマホの画面に映した。
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