第46話 翌日&作者からほんの少し
俺は、朝からクラスの男子どもに質問攻めにあっていた。
「なあ、昨日のかわいい子たちとはどういう関係なんだ?」
「赤面して泣きかけてたのが妹で後の2人は妹の友達だよ」
「ぜひ紹介してくれ」
もうね、アホかと言ってあげたいよね。
誰が自分の妹をたいして関わったこともないやつに紹介しなきゃいけねえだよ、
ぶっころさんだぞ?
そもそも、妹たちが可哀そうだし、お前が俺の義弟になるなんて無理だわ。
俺は適当に奴らをあしらい机に突っ伏した。
なんでこんなにも男子高校生って彼女をほしがるんですかね…俺には理解しかねますよ。
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「栄治君楽しんでくれるかな…」
私は不安でいっぱいだった。
昨日は、友達にデートコースはどこがいいのか一緒に下見をしてもらった。
友達は「このコースで、最後にはホテルでいちころでしょ、あっそうだ、一応勝負下着にしなさいよ、そこでも空気が変わってくるんだから」
なんとも頼もしいばっかりである、私自体初めてなので、緊張している。
絶対に春さんに負けないようなコースにしなくては、栄治君は落とせない。
多分栄治君は全員分のデートを覚えているだろうが、一番じゃなきゃ嫌だ。
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私は、部活の先輩に頼みおすすめのデートコースを聞いていた。
「そうだね~、この辺だったらやっぱり水族館とかじゃないかな…?
あそこなら適度に暗いし、手をつなぐときに少しは恥ずかしさが減少されると思うよ」
「さすが先輩、さりげなく手までつなぐことも目的としてるなんて…」
「ふっふん、まあね」
まあ、先輩に彼氏がいるっていう噂は聞かないんで、どこかで得た知識なんでしょうが、正直助かる。
自分で誘ったのはいいが場所を未だに決めれていない。
どうするか迷っていたところこの先輩に相談することになった。
「で、どうなの?こくっちゃうの?」
今告白をしたところで、良い返事が返ってくるかは微妙なところだ、100パーセントがいい。
強敵なのは、京だ。
正直、燐ちゃんは妹しか見られていないと思う。
だが、京に関しては基本的にそばにいる、そして一緒に住んでいるところでも、大きなアドを取られている。
だから、ここで思いっきり追い越さなければならない。
「脳に焼き付けてやる…」
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私は無意識のうちにあの2人の前で大好きなお兄ちゃんのことをいつも話してしまっていたらしい。
正直、私たちだけの時に言われるのだったらまだましだったのだが目の前にお兄ちゃんがいるところで言われた。
普通なら少しは引くだろう、でもお兄ちゃんは違った。
優しく微笑んで、私の心配までしてくれた。
そういうところが好き、だから私のものにしたい。でもそれは難しい。
もちろん法律のこともある、だけどそれ以上に敵が強すぎる。
春さんも京さんも美人でスタイルがいい…自慢じゃないが私も負けていないと思う。
でも明らかにお兄ちゃんの意識が違う。
私に向けるのは、妹への愛、春さんや京さんに向けるのは異性として友達としての愛
だからこの意識の壁を超えなくては、お兄ちゃんと幸せになることなんてできない。
こうなったらどうするか。禁忌を犯すしかないのかもしれない、でもそれはもうやらないと決めた。
お兄ちゃんが、やさしすぎるから、もうお兄ちゃんと関わることができなくなるから。じゃあ、どうするか、お兄ちゃんの意識を妹から異性へ変えるために、いつも以上に一緒にいようと思う。お風呂から、ベットまで。
これで、少しでも意識が変わってくれたらいいなぁ…
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どうも、作者です。
こんな感じで書くのは初めてかもしれません。
なんでこれを書こうかと思ったかといいますと、キーボードをメカニカルに変えたのでモチベが上がり今に至るというわけです。
今後も、楽しんでやっていきたいとおもっておりますのでよろしくお願いいたします。
そして、楽しい物語にできるように努力していきたいと思っておりますので暖かい眼で見ていただけると幸いです。
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