第45話 続

「4名様ですね。こちらへどうぞ」

俺たちはボックス席へ案内された

「すみません、ドリンクバー4人分お願いします」

「承りました」

とりあえず、のどを潤さなくては、話を始められん

「とりあえず、何飲む?」

此処は、年長者として気を使わなくては…

まあただ単に居づらいから少しでも逃げておくための口実なんだけどね。

「私は、メロンソーダーで」

「じゃあ、コーラで」

「了解、燐はどうする?」

「私は、カルピスで」

りょ、と短く言いサーバのもとへ行った。


「えーッと、メロンソーダーにコーラ、カルピスっと」

どうすっかな…ここはカッコつけてコーヒーでも淹れるか?でも翌日腹下すからな…

レモンスカッシュでいいか。

ふと、目線を下にすると小さな女の子がオレンジジュースのところを押そうとしているが、背丈が足らなくて苦戦していた。

「押してあげようか?」

俺は、その女の子の目線までしゃがみ優しい声音で尋ねる。

「うん…お兄ちゃんありがとう」

「どういたしまして」

可愛いなぁ~心が浄化されていく。あっと、俺はペドじゃないからな?


「お待たせ」

俺は、持ってきた飲み物をテーブルの上に置きトレイを戻してきた。


「お兄さんって、ペドなんですか?」

「違うぞ、というか悪意あるよな?」

さっきの事だろ?ただの良心でやったってのに…

「どれくらいまで、大丈夫ですか?」

「上過ぎず、下過ぎずかな。とくに気にしないけど…?」

年上には甘えたいし、年下には甘えられたい


「っていうかだな、校門前で待ち伏せはやめてくれ…」

「どうしてですか?」

あのね?男子高校生なんて、彼女欲しい、ヤりたい。って考えてる奴が多いの。

ましてや、君たちかわいいんだから注意していただきたい。

そのほかに、明日のことを予想してやろうか?

学校に着くなり、校門でのことを事情聴取され、紹介してくれと頼まれるんだろ?

誰が自分の妹とその友達を紹介するんだよ、って話なんでその手のことが来たらガン無視一択だな。


「なんでもいいの、ともかくやめてね。お兄さんとの約束だぞ☆」

「キモっ…」

燐?やめてホントに傷つくから。

嗚呼、妹に蔑んだ目で見られてる。興奮しそう…。いやしたらまずいだろ。


さてと、どうしてくれようこの静まり返ったこの空気…

「よし、今日はもう解散。帰りましょう」

半ば強制的にお開きにした。

俺あんな空気の中で耐えられない。

マジ無理、ゲームしよ…

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