第2話


[パパここ何処?]娘の楓は覚えていないのは当然だ。産まれる前の話だから。


[雫お母さんとここで出会ったんだよ。]大輔はその頃はバリバリのヤンキーでバイクに乗り回していた。不注意で若い女性に接触事故を起こしらしくもなくその公園まで運んで介抱したのだ。運が良かったのか擦り傷程度の怪我ですんだが大輔は雫に一目惚れしてしまい毎回会うことになった。雫は文学少女のようで小難しい本を読んでは自分の世界を作るかのようで大輔がであうと紐がほどけたかのようにその世界を語り出すのだ。その頃の話を楓にすると興味深く聞いていた。

パソコンが起動する。条件がそろったのだろう。GPSの位置情報と大輔が雫との昔話をすることだったのか?[そうここで知り合った。ここでの内容は私は聞くことは出来ないけれど。私は1人ぼっちだから私にとっては話相手が欲しかった。大輔はよく私の話を聞いてくれたわ。ありがとう。申し訳ないのだけど、私の両親に挨拶させて。]パソコンは次の指示をだす。

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