突発的俺設定メモ(その12・個有魔法と共通魔法)

 どうも、富士見ファンタジア大賞でハッケヨイ! 本編が一次通過したあいざわゆうです。


 さて今回はまたも思いついたと言うか書いたほうがいいようなことがあったので書いてみんとす。


 毎回のことながら、この設定メモは思いつきなので変更する場合があったりします。ご了承ください。


 それではいってみよう!



・個有魔法とはなにか? 共通魔法とはなにか?


 ハッケヨイ! の秋津洲世界の中に登場する魔法には大まかに言って二種類あり、個有魔法と共通魔法がある。


 このうち共通魔法は比較的誰でも使える魔法であり、秋津洲世界の文明基盤をなしているものの一つである。いわば秋津洲世界のテクノロジー、技術の一つと言ってもいい。


 これに対し、個有魔法はその個有魔法個人を持つ個人のみが使える魔法であり、個人に依存する魔法である。


 歴史的に言えば、個有魔法のほうが歴史は古く、秋津洲創成期の勇者や巫女などが持っていた、あるいは神々から与えられた能力・魔法が個有魔法である。


 秋津洲世界においては、個有魔法を誰にでも実現できるようにしたものが共通魔法であり、科学技術などであると言える。


 例えば、時速600キロで走る(あるいは空を飛ぶ)個有魔法があったとしよう。この個有魔法はその個有魔法を持っている個人にしか使えない。


 それを誰にでも実現できるようにしたものが、走る速度を300キロにする共通魔法であり、自動車であると言える。


 しかし共通魔法の方は空気抵抗などで走ると息が詰まって苦しいなどと言ったことがあったりする。自動車の方も燃料が必要だったり、速度も普通は個有魔法には及ばない。


 しかし個有魔法の方は息も苦しくなく、燃料もいらないのである(必要な魔力も僅かである)。それが時速600キロで走る個有魔法の長所であるのだ(他の人や荷物を載せられないという欠点などは置いておくことにする)。


 個有魔法と共通魔法、科学技術などの関係はそういったものであり、共通魔法や科学技術などの進歩は、個有魔法に追いつくための進歩・進化であるといえる。


 それでもなお、秋津洲世界における個有魔法の性能というのは確かなもので、個有魔法に追いついた共通魔法はあまり多くない。


 というか、追いついた時点で、その追いつかれた個有魔法は共通魔法とみなされる場合が多い。


 しかし、それでも必要とされる魔力の消費量や持続時間などは個有魔法のほうが上であり、共通魔法が個有魔法に追いついたからと言ってその個有魔法が不要とみなされるわけでは必ずしもない。



・天ノ宮と白き石板と個有魔法


 職能個有魔法はその職能クラスに必要とされる技能スキル能力フィート、共通及び個有魔法などをまとめたものである。


 その職能個有魔法を共通魔法、というか独立した「プログラム・アプリ」として扱えるようにした共通魔法も存在するが、性能としては職能個有魔法に劣る。


 さて、天ノ宮が持つ個有魔法である<白き石板タブラルサ>であるが、これは個有魔法をコピーし、自分のものとして扱ういわばメタ個有魔法である。


 実はこの<白き石板>、本来は通常の個有魔法のみコピーでき、職能個有魔法などはコピーできないはずであった。


 しかし「初顔合わせ」三話で見られた天ノ宮の「変化」は、実はあれは通常の個有魔法ではないのである。とするとあれは一体何なのか?


 それはこれからの物語で明かされる・・・・・・、かもしれない。



 以上。


 一応こんなふうに書いたけど気がついたら追記とかあるかも。


 そんな感じで。


 それでは、また。




 

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